この記事では、下記のことについてまとめています。
● ラクマ出品者の独自ルールとは?
● ラクマ出品者はどんなマイルールを設けている?
● 独自ルールはどこまで許される?
● 独自ルールを守らなかったらどうなる?
- ラクマの独自ルールとは?購入者はどこまで守るべき?
- 【許される範囲のもの】ラクマ出品者の独自ルールの例
- 【許されない範囲のもの】ラクマ出品者の独自ルールの例
- ラクマ出品者の独自ルールは購入者はどこまで守るべき?
- 独自ルールをラクマでは認められていない!購入者の気持ちも考えて
- 【ラクマユーザー必見】楽天ポイントGETも!おすすめサービス
ラクマの独自ルールとは?購入者はどこまで守るべき?
ラクマで独自ルール(マイルール)を設けている人は意外にも多いです。
その独自ルールとは、その名の通りラクマ事務局が定めていない、ユーザーが勝手に決めたルールのことです。(=マイルール)
ラクマには事務局が決めた様々なルール・規約がありますが、そのルール以外に出品者が勝手に決めた独特のルールがプロフィール文に書かれていることがあるのです。
許される範囲のもの・許されない範囲のものがある
中でも、出品者の独自ルールの中には「許される範囲のもの」と「許されない範囲のもの」の2種類があるように思います。
● 「許される範囲のもの」:
トラブルを防ぐためにも購入者側も守った方がいいもの
● 「許されない範囲のもの」:
度が行きすぎている、出品者が勝手に決めた厳しすぎるマイルール
その2種類の独自ルールの内容について、下で詳しくご紹介します。
【許される範囲のもの】ラクマ出品者の独自ルールの例
まずは「これはラクマのルールや規約には載っていないけど、まあ許される範囲かな」と思える優しいルールからご紹介します。
(あくまで私の主観です)
プロフ必読
このプロフ必読とは「私のプロフィールをしっかり読んでから購入してくださいね」という意味です。
「プロフ必読」と書く出品者には、このような意図があると思われます。
● プロフィール内に購入の際の注意点を書いている
(発送が遅くなる・ペットがいるなど)
● 取引する上で、購入者に守って欲しいことを書いている
つまり、出品者にとっては「購入前に事前に注意点を読んでくださいね。購入後にトラブルが発生しても『プロフィールを読んでいなかった』ということはやめてくださいね」ということです。
ラクマでは、商品ページの内容だけでなく出品者のプロフィールも見てから購入することはとても大事なことです。
そのため、「プロフ必読」と書いていなくても、事前に出品者のプロフィール文を読んでから購入手続きをするようにしましょう。
即購入OK
「即購入OK」と書いている出品者もよく見かけます。
この即購入OKとは「コメントなしですぐに購入していいですよ」ということです。
本来ラクマでは、このようにわざわざ書かなくても即購入しても良いルールになっています。
ですが、「即購入禁止」と書いている出品者もいるため、わざわざコメント欄で「購入してもいいですか?」と質問をするユーザーもいます。
そのような手間を購入者にかけさせないためにも、事前に「購入前にコメントはいらないですよ」と親切に言ってくれています。
即購入禁止
これは上の「即購入OK」の反対で、「購入する前に必ずコメントをください」という意味です。
ラクマでは「欲しい」と思った商品はすぐに購入できるルールです。
そのため、この「即購入禁止」は正直ギリギリなラインではあります。
ですが「即購入禁止」にしている出品者の多くは、他ショップ(メルカリやヤフオク)でも同じ商品を販売している人です。
万が一2ショップで同時に売れてしまうと、欠品・キャンセルが発生してしまうため、それを防ぐために「購入前にコメントをください」と言っているのです。
【即購入】OK・可・禁止の意味とは?キャンセル・ルール違反になる?
即購入禁止にするなら購入申請ありにするのがおすすめ
ラクマで即購入禁止のルールを設けているユーザーは多いですが、それなら「購入申請」を利用することがおすすめです。
購入申請とは、ユーザーが商品を購入したいと思った時に、出品者へ購入の意思表示をする機能です。
購入申請が来ると、出品者はどんなユーザーから購入申請が来たのかを購入前に確認することができるため、事前にユーザーのプロフィールや評価を見ることができます。
それを見た上で出品者が、購入の許可・拒否をすることができます。
そのため即購入禁止と書くくらいなら、購入申請機能を使った方がユーザーにとってもわかりやすいです。
ラクマの購入申請とは?ありとなしの違いや設定・キャンセル方法
取り置きOK・取り置きお断り
取り置きとはその名の通り、商品を一人のユーザーのために売れないように確保しておくことです。
例えば「売上金が●日後に入りそうだからその売上金で買いたい。この商品取り置きして欲しいな・・・」という購入者が稀にいます。
その場合、取り置きOKな出品者の場合、お願いをすれば商品を期限まで確保しておいてくれたりします。
つまり「取り置き禁止・お断り」と表記している出品者の場合は、「取り置きは一切しません」ということです。
その理由は、「取り置きをしたのに結局買ってくれなかった」となれば、出品者としてはその取り置き期間中販売ができず損をしてしまいます。
そのため、取り置きをOKにしている出品者と、事前に「取り置きはしません」と記載している出品者がいるのです。
値引き不可・値下げ不可
これもその名の通り「値引きコメントをしていただいても値引きはしませんので、現在の価格でご検討ください」ということです。
値引きに関してはラクマでは当たり前のようになってしまっていますが、値引きに応じるか応じないかは出品者が決めることなのでそこは自由です。
「値引き交渉コメントが来るのがストレス・・・」という出品者も多いため、予め値引きはできないと書いている人もいます。
ラクマで値引き交渉が無視されないコツや例文は?いくらまで値下げは可能?
コメント逃げ禁止
ラクマでは頻繁に「コメント逃げ」というものが発生します。
コメント逃げとは、コメントや値引き交渉をしておきながらその後返信も購入もないことです。
出品者からすれば、商品のコメントが来て返信をしたら「ありがとうございます。では購入します」「申し訳ありませんが検討します」など、そのコメントに対して購入はどうするかの返信が欲しいのです。
なぜなら、出品者からすれば「質問や値引き交渉をくれたから買ってくれるかもしれない」と期待をするからです。
もし値引き交渉に対して、出品者が断りのコメントを返信したのならコメント逃げをするケースも理解できます。
ですが、中には「その価格でOKですよ!価格を変更したので購入お待ちしております」と値引き交渉を受け入れても、その後一切返信も購入もないということがあります。
これを防ぐためにも、事前に「コメント逃げ禁止」と事前にプロフィールに書いていている出品者は多いです。
ラクマでコメント逃げ・売れないを防ぐには?コメントは即返信するべき理由
悪い評価が多い方の購入は拒否します
これは少し言い方もキツいですしグレーゾーンかもしれませんが、もっと柔らかく書く分には許されると思います。
ラクマではユーザーが商品を購入したらすぐに取引がスタートし、どんな相手であろうが基本的にキャンセルは不可となっています。
ですが、せっかく自分の商品を譲り取引をするなら、出品者からすればなるべく良い評価が多く付いている人と取引をしたいはずです。
「悪い評価が多い方とは取引をしません」と書いていても、そのユーザーが買ってしまったらもうキャンセルは原則できないので取引をするしかありません。
そのためにも、悪い評価ばかりのユーザーを避けるためにこのようなことを書いている出品者は多いです。
印象が悪くならない他の言い回しがおすすめ
ただし「悪い評価が一つでもついている人とは取引しません!」と書くのは、ストレートすぎてあまり印象がよくありません。
それなら、下記のようにやんわり書いておくことがおすすめです。
「悪い評価が著しくついている方とのお取引は、お断りさせていただく場合があります」
もしくは購入申請機能を活用しましょう。
【許されない範囲のもの】ラクマ出品者の独自ルールの例
稀に「これは厳しすぎるだろ・・・」と思ってしまうような、購入者の立場を考えない独自のルールを設けている出品者も多いです。
厳しすぎる独自ルールは、大きなトラブルやクレームにも発展する可能性があります。
そんな「これはNG・・・」と思われるような、出品者側の独自ルールをご紹介します。
ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル・3N・NCNR
ラクマでは稀に「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」などの言葉を、プロフィールや商品ページに使っている出品者は多いです。
これらの文言の意味は下記となっています。
● ノークレーム:
商品が届いた後に何か不備があってもクレームは受け付けません
● ノーリターン:
商品が届いた後に何か不備があっても返品は受け付けません
● ノーキャンセル:
購入者都合のキャンセル・届いてからのキャンセル(返品)は受け付けません
● 3N:
ノークレーム、ノーリターン、ノーキャンセルをまとめたもの
● NCNR:
ノークレーム・ノーリターンの略
商品に問題があっても何が何でも返品・キャンセルは受け付けないというのは、非常に自分勝手なルールです。
また、購入者からすれば「購入した後に商品に不備があっても一切クレーム、返品は受け付けない」なんて言われたら購入をやめてしまいます。
これはラクマを利用する上でマナー違反なルールですので、絶対にこのようなルールは設けてはいけません。
ラクマのノークレーム・ノーリターンの意味とは?禁止の理由や返品はできる?
「ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル」はラクマでは禁止
ですが、ラクマでは「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」などの独自ルールを設けることは禁止となっています。
このことについては、ラクマの規約には下記のように記載されています。
取引における独自ルールについてラクマでは、取引についてノークレーム、ノーリターン、ノーキャンセルなどの独自ルールの設定をすること、およびそれを理由にお話し合いに応じないことを認めておりません。
お互いの認識の違いによるトラブルを防ぐためにも、商品の状態(汚れ・傷の状態や動作・非動作の状況等)や配送方法を詳細に説明文に記載してください。
また、購入者様より商品の品質等についてご意見があった場合は、十分にお話し合いいただき、誠実な対応をしていただくようお願いします。
引用:取引における様々な注意点 « フリマアプリラクマガイド集
つまり、これらの文言をプロフィールに書いたところで、結局は何かあれば返品・返金対応はしなければいけないということです。
商品不良があった場合は、出品者は誠意に返品・返金対応しなければいけません。
ノークレーム・ノーリターンなどを書いていても、基本的には意味はないのでやめましょう。
ラクマの返品・返金方法や送料は?出品者が返品に応じるべき状況とは?
配送トラブルがあっても責任は負いません
配送業者を使って荷物を発送するのであれば、少なからず配送事故・配送トラブルは起きてしまいます。
そんな時、本来なら出品者が責任を持って配送事故の対応をするべきです。
ですが、中にはこのようなことを書いている出品者が稀にいます。
「追跡番号のない配送方法で送るため、商品の未着や配送トラブルがあってもこちらでは対応できません。
何かトラブルがあればご自身で荷物を探すなり、配送業者へ連絡をしてください。」
少しでも送料を安くしたい気持ちはわかりますが、やはり何百件に1回くらいの確率で配送トラブルは起こってしまいます。
その配送トラブルを防ぐためにも、追跡番号がある配送方法でなるべく送るようにしなければいけません。
また、配送トラブルがあれば出品者はしっかり対応しなければいけません。
そんな無責任な独自ルールは直ちにやめましょう。
【ラクマで商品が届かない時の対処法】購入者はいつまで待つ?トラブル報告やメッセージの入れ方
商品到着後、受取評価を24時間以内に行わなかったら悪い評価をつけます
プロフィールに「受け取り評価が遅い場合は悪い評価をつけます」と記載している出品者も見かけます。
出品者からすれば無事商品が到着したかどうかが気になりますし、何より売上金を早く欲しいはずです。
そのためにも商品到着後、受け取り評価はすぐに行ってもらえれば嬉しいですよね。
ですが、受け取り評価の期限を勝手に設けて「それに従わなかったら悪い評価で返す」というのは、あまりにも厳しすぎます。
購入者側も仕事で忙しく不在が続いていた、急用があり実家や遠方に出かけてしまっているなど様々な理由があるため、受け取り評価のタイミングは人それぞれです。
また、ラクマには正式な受け取り評価の期限があり、もし期限までに受け取り評価がなければ購入者に受取確認申請を出すこともできます。
「受取評価が少し遅れたから」と言って悪い評価で返すのはあまりにも厳しいです。
出品者はそのようなルールを設けるのは、絶対にやめましょう。
ラクマの受け取り評価の期限はいつまで?購入者が受取評価をしてくれない時の対処法もご紹介!
ルールを1つでも守らなかったら悪い評価をつけます
以前ラクマで、上のような独自ルールを長々と書いた挙げ句、最後にこのように書いている出品者を見かけたことがあります。
「最後までトラブルなく取引が完了したとしても、このルールを一つでも守れなかった場合は悪い評価をつけさせていただきます」
ここまで来ると「勝手にルールを作って悪い評価をつけるほど、そんなに出品者は偉いのですか?」と思ってしまいますよね。
悪い評価をつける基準は「自分の独自ルールを守らなかった人」ではなく、「ラクマのルールや規約を守らなかった人」です。
悪い評価はつけるべき人につけるべき
ラクマの悪い評価は、例えばこのような場合につけるべきです。
● 支払い期限を守らなかった
● 発送期限を守らなかった
● 購入後に身勝手な理由でキャンセルを要求した など
ですが、自分の独自ルールを勝手に設けておいてそれを守らなかったら悪い評価で返すなんてことは、これはルール違反です。
とても印象も悪いので、絶対にやめましょう。
ラクマ出品者の独自ルールは購入者はどこまで守るべき?
ラクマの独自ルールは、ラクマが定めたルールではありません。
そのため、購入者は必ずしも守る必要はありません。
ですが、出品者の独自ルールの中の「許される範囲のもの」と「許されない範囲のもの」の中であれば、「許される範囲のもの」は守った方が良いです。
その理由は、「許される範囲のもの」は取引トラブルを防ぐためにも、購入者側も守った方が良いからです。
● 出品者のプロフィールを読んでから購入する
● 取り置きOKかNGかどうか
● 値引き交渉はしても良いか
このようなことは、購入者側も知った上で取引をした方が良いです。
許されない範囲の独自ルールは守らなくて良い
ですが、度が行きすぎた「許されない範囲」の独自ルールに関しては、購入者は守る必要はありません。
これは出品者が一方的に決めたものであり、購入者側は不利になるものも多いからです。
守るべきルールは「守ることで、出品者・購入者ともにメリットがあるもの」だけで良いです。
出品者側のことしか考えていないような一方的な独自ルールは、守る必要はありません。
守らなくてもペナルティはないので安心して
また、出品者が勝手に決めた独自ルールを守らなかった場合、特にラクマ事務局からペナルティが課されることはありません。
あくまでこれは、出品者が勝手に決めたルールだからです。
ただし、ラクマで定められたルールの場合は、守らなければペナルティが課されることもあるので注意です。
独自ルールをラクマでは認められていない!購入者の気持ちも考えて
ラクマには、このような行き過ぎた独自ルールを設けている出品者が稀にいます。
ですが独自ルールを設けてそれをユーザーに強制させることは、ラクマでは認められていません。
そのルールはあくまで、出品者が勝手に決めたルールであるからです。
独自ルールを設けることで、かえって様々なトラブルに発展することもあります。
そのためにも、出品者は行きすぎた独自ルールを設けることは絶対にやめましょう。
さらに独自ルールは設ければ設けるほど、出品者への印象が悪くなります。
つまり、独自ルールは出品自身の首を絞めることにもなるのです。
「自分が購入者の立場だったら、そのルールは守れるのか?」
「そんな厳しすぎる独自ルールを設けている人から、商品を買いたいと思うのか?」
これをよく考えて、プロフィールを書くことが大事です。
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