フリマアプリのラクマには、出品者・購入者が守るべき様々なルールやマナーがあります。
このルールを知らずにラクマを利用すると「これマナー違反ですよ」「事務局に通報しますよ」などと他のユーザーから言われてしまう場合があるため、ラクマユーザーは事前にラクマのマナーやルールを知っておく必要があります。
そんなラクマ出品者・購入者が知っておくべき、購入・出品・キャンセル・コメント・交換などにまつわるルールやマナーをご紹介します。
ラクマ初心者さんが知っておくべきルールやマナーとは?
ラクマには様々なルールやマナーがあり、これを知らないと様々なトラブルに発展する可能性もあります。
多くのルールがある中でも、最低限守るべきルールをピックアップしてご紹介します。
出品が禁止されている商品がある
ラクマではどんな商品でも出品をしていいわけではなく、出品が禁止されている商品があります。
代表的なもので言えば、偽ブランド品・盗品・アダルトグッズ・銃器などが挙げられますが、それ以外にも「え!これ出品したらダメだったの?」という商品もあります。
出品禁止物を出品した場合は商品をすぐに削除されますが、何度も繰り返し出品をすれば利用停止処分や強制退会処分などのペナルティが課されることもあります。
このようにならないためにも、出品者・購入者ともに出品をしたらいけないもの・購入をしたらいけないものを事前に確認しておく必要があります。
支払い期限を守る
ラクマで商品を購入した場合、購入者に支払い期限が設けられます。
ラクマポイントや楽天ポイント、売上金での購入、クレジットカード支払いなどであればすぐに支払いが完了しますが、コンビニ/ATM支払いの場合は支払い期限が設けられるので、その期限までに支払いをしなければいけません。
ラクマでは期限までに支払いが完了できなかった場合は取引は自動でキャンセルとなり、出品者が購入者に評価をつけることができます。
その際、高確率で悪い評価をつけられてしまうので、支払い期限は必ず守らなければいけません。
また、出品者は支払いがされるのをずっと待っているので、出品者に迷惑をかけないためにも購入をしたら期限内に支払いは済ませましょう。
ラクマで支払い期限が過ぎた場合は自動キャンセルも?悪い評価はつく?
発送日の目安・発送期限を守る
ラクマでは購入者側に支払い期限があるのと同じように、出品者側には発送期限が設けられます。
これは出品時に「発送日の目安」を選択する必要があり、ここで選んだ日数が発送期限となります。
発送期限を守らないと購入者から悪い評価をつけられてしまうこともあり、さらに商品の到着を急いでいるユーザーの場合はトラブルに発展することもあります。
そのためにも、出品者は必ず発送期限までに荷物を発送するようにしましょう。
ラクマの発送日の目安とは?売れる設定方法、発送期限を超えたらキャンセルも?
購入後のキャンセルは不可
ラクマでは商品を購入をしたら原則キャンセル不可となっています。
そのため、いたずら目的や遊び半分で購入をするのは絶対にやめましょう。
また「購入した後に他に欲しい商品があったから」「やっぱりいらなくなったから」などの購入者都合でキャンセル依頼をしても、出品者に拒否されてしまう場合もあります。
ラクマでは購入後のキャンセルは基本的にできないため、責任を持って購入しましょう。
受け取り評価・相手への評価は必ずする
ラクマで商品を購入した購入者は、商品を受け取ったら必ず出品者の評価をしましょう。
中には商品を受け取っているのにずっと受け取り評価をしてくれない購入者がいますが、これは絶対にだめです。
出品者はずっと受け取り評価をしてくれるのを待っていますし、お互いの評価を付け合わない限り出品者に商品代金が支払われません。
また、出品者も購入者が受け取り評価をしたら、必ず評価を返しましょう。
スムーズに取引を終了させるためにも、お互いの評価はできるだけ早めに付け合うようにしましょう。
コメント逃げはしない
ラクマでは、コメントをしっぱなしで放置するユーザーが稀にいます。
例えば「◎◎円まで値引きできますか?」「購入希望ですが購入しても良いでしょうか?」など質問をして出品者から「いいですよ!」と良い返事をもらっても、結局そのまま購入も返信もしないユーザーがいるのです。
「質問をしておきながら逃げる」という行為を、ラクマ用語で「コメント逃げ」と言います。
コメント逃げは出品者が困るのはもちろん、コメントを見た他のユーザーが「もう購入者が決まっているのかも」と思って購入をするのをやめてしまう場合があります。
出品者から良い返信をもらったら必ず購入をし、もう少し検討したいのならその旨を必ず返信するようにしましょう。
また、出品者はコメント逃げされた場合は、そのコメントが不要だと思ったらすぐにコメントを削除することがおすすめです。
商品の横取りは禁止
ラクマでは、特定のユーザー向けに出品されている場合があり、その場合は「◎◎様専用」などと書かれています。
この特定のユーザーに向けて作成されたページを「専用ページ」と言います。
ですが、この専用ページを他のユーザーが購入してしまう(=横取り)が発生することがあります。
この専用ページが作成されるまでには、出品者とそのユーザー間で様々なやり取りをされているのです。
そのやり取りを知らないまま購入しても原則キャンセルはできませんし、商品が届いてから「思っていたのと違った」となる場合もあります。
つまり、横取りが発生すると出品者・横取りしたユーザーのどちらにとっても何らかのトラブルが発生する可能性があるのです。
そのためにも、その商品ページに関係のないユーザーは絶対に購入しないようにし、誰かの専用ページではないかを確認した上で購入をするようにしましょう。
外部誘導はしない
ラクマで商品を出品していると、中にはラクマ以外の場所で取引をしようとするユーザーからのコメントが来ることがあります。
例えば、下記のようなコメントです。
・LINEのIDを教えるので直接やりとりをしませんか?
・facebook/Instagram/Twitterでも商品を紹介しているので見てください
・このメールアドレスに連絡をもらえればもっと安く販売ができます
・メルカリで出品してくれたら即購入します
このようなコメントは外部誘導行為とみなされ、ラクマでは違反行為となります。
また、ラクマガイドにはこのように記されています。
禁止行為:ラクマの決済を使用しない直接取引やそれに勧誘する行為
ラクマは、購入者の方からお預かりしたお金を、取引完了後に出品者の方にお渡しする、安全な決済の仕組みをご用意しています。
この仕組みを利用せずにお取引された場合、お金を払ったのに商品が送られてこない、商品を送ったのにお金が支払われない、などのトラブルに遭う危険性があります。
そのため、ラクマの決済を使用しない直接取引は最も重大な違反行為としています。
メール・LINEなどラクマ外への誘導や代金引換での取引もこちらに該当します。
結果的に直接取引を行わなかったとしても、勧誘を行った時点で違反行為と見なします。直接取引や外部誘導が発覚した場合は、即刻アカウントを停止させていただきます。
ラクマを通さない直接取引・外部誘導行為は即ペナルティが課されるので、絶対に行わないようにしましょう。
商品の交換は禁止
ラクマでは下記のような商品の交換は、禁止されています。
・交換 (お互いの商品を、著しく値下げして、購入しあう行為)
・半交換 (お互いの商品を、商品の差額分値下げして、購入しあう行為)
・交換、半交換を持ちかける行為
つまりこれは、自分が出品している商品と相手が出品している商品を同じ価格にして販売をし、購入し合った上で商品を送り合うという行為です。
これはお互いに大幅な値下げをすることで販売手数料を安く済ませることを目的に行われているため、ラクマ事務局ではこのような行為を禁止しています。
詳しくは下記の記事でもご紹介していますので、こちらもご参考に!
ラクマで商品の交換をしたい時のやり方とは?詐欺にもつながるトレードとはどんな取引方法?
独自ルール(マイルール)は設けない
ラクマ出品者の中には、ラクマのルールにはないようなマイルールを勝手に設けている人がいます。
これを独自ルールと言います。
例えば「購入前にコメントを必ずしてください」「ノークレームノーリターンノーキャンセルで」「発送後に荷物が紛失しても一切責任を負いません」「24時間以内に受け取り評価をしなければ悪い評価をつけます」などと、そのユーザーのプロフィールや商品説明文に書かれていることがあります。
これは一切ラクマでは認められていないルールではなく出品者が勝手に決めたルールですが、見ていて気持ちの良いものではありません。
このような独自ルールを設けたことで、取引相手とトラブルが発生することもあるためとても危険です。
勝手に独自ルールを作り、それをユーザーに強要させるような事はしないようにしましょう。
ラクマのマナーやルールはみんなで守って気持ちの良い取引を
以上が、ラクマのマナーやルールについてでした。
ラクマには多くのルールが設けられていますが、その中でも誰もがやってしまいがちなものだけをご紹介しました。
上でご紹介したラクマのルールは、ラクマを利用する上での最低限のルールです。
また、ラクマは個人と個人の取引となるため、一人一人がしっかりルールを守りトラブルのない取引を心がける必要があります。
ラクマのマナーやルールを守らなかった事で、相手から悪い評価をつけられたりラクマ事務局に通報されてしまうこともあるので、事前に知った上でラクマを正しく利用するようにしましょう。