メルカリでは違反行為を繰り返すと利用停止や強制退会になってしまうことがあります。
名前だけを聞くと怖いですが、利用停止・強制退会についてしっかり理解をすれば頻繁に起こるものでもないので大丈夫です。
ですが、メルカリでどんなことをしたら利用停止・強制退会の対象となってしまうのでしょうか?
さらに、利用停止・強制退会のペナルティの内容も気になりますよね。
そんなメルカリでの利用停止・強制退会の疑問についてご紹介していきます。
メルカリでは利用停止・強制退会もある!何をしたら対象になる?
まず、利用停止とは一時的にそのアカウントでメルカリを使えなくなる強制退会の一歩手前のことを言います。
強制退会はその名の通り、強制的に退会させられてしまうことです。
これらはメルカリの規約にも「万が一違反行為があれば強制退会も・・・」と書いてあることですが、過去に1000件以上取引をしてきた私は一度も利用停止・強制退会になったことはありません。
つまり、普通に取引をしていればそうそうなることはないのです。
ですが、メルカリで定められているルールや規約違反をすれば、利用停止・強制退会のペナルティが課されることは十分にあり得ますので、出品者・購入者ともに注意が必要です。
利用停止・強制退会のペナルティとは?
では利用停止・強制退会になった場合、その後どうなるのか、どのようなペナルティを受けるのかを解説していきます。
利用停止
利用停止とは上で書いた通り、そのアカウントで一時的にメルカリ自体を使えなくなってしまうことです。
具体的に言うと出品・購入・コメントができなくなります。
その利用停止期間はメルカリ事務局の判断となるため、数時間で解除される時もあれば長期間に及ぶ場合もあります。
また、利用停止になると売上金は没収されてしまうかと心配になりますが、利用停止になっても売上金はそのままで振込申請は可能です。
強制退会
強制退会はもちろんその名の通りメルカリを強制的に退会させられてしまうことです。
強制退会になるとそのアカウントは一切使えなくなるため、利用停止で書いた出品・購入・コメントができなくなることはもちろん、売上金まで没収されてしまいます。
利用停止になってしまっても解除されればその後もそのアカウントは使えますが、一度強制退会になってしまうとそのアカウントは一切使えなくなる上に売上金がパーになるので、強制退会は絶対に避けたいところです。
利用停止・強制退会になる行為とは?
メルカリの利用規約を見ても利用停止・強制退会になる行為として「これ!」と言ったものをはっきり書いていません。
ですが、下記の行為が原因で利用停止・強制退会になると言われています。
利用停止になる行為
利用停止になる行為は下記が考えられます。
無在庫販売
明らかに手元に在庫がない商品を販売している場合です。
発送目安が4~7日と長かったり、「購入をいただいても在庫がない場合があります」などと書いている場合です。
購入があってから在庫を仕入れるといった転売と思われる行為です。
また、明らかにAmazonから画像を引用してきたと思われるような画像を使っている場合も該当します。
メルカリでは無在庫販売・転売は違反の対象!その禁止の理由や考えられるトラブルとは?
出品を禁止されている商品を何度も出品する
メルカリには出品が禁止されている商品があります。
例えば下着、タバコ、サプリメント、アダルトグッズなど様々なジャンルの商品が出品禁止なのです。
出品を禁止されている商品を出品してしまうと、メルカリ事務局側から商品を削除されてしまいますが、削除されても再度その商品を出品するなどを何度も繰り返せば利用停止につながります。
出品禁止商品を出品すると、1時間以内に商品が削除されるくらい見回りも厳しいので、禁止されている商品は出品しないように気をつけましょう。
複数のアカウントを所持
一人で複数のアカウントを持つことは禁止されています。
個人情報が同一だと複数アカウントの所持と認識されます。
また複数のアカウントから明らかに同じだと思われる商品を出品するのも良くないでしょう。
1日に大量出品をする
自動出品ツールを使ってパソコンから大量に商品を出品しているユーザーがいるようですが、自動出品ツールを使うこと自体がメルカリでは禁止(検索にヒットしなくなる)されています。
また、自動出品ツールを使わなくても1日に100商品くらいの出品をするとスパムだと認識され利用停止になると聞いたことがあります。
1商品1商品が異なる商品だとまだ大丈夫なのかもしれませんが、同一商品を大量に出品するなどもスパムと認識されるようです。
支払い・発送期限を守らない
購入者の場合は支払い期限、出品者の場合は発送期限を守らないことが何度も続くと利用停止になります。
取引相手にメッセージでしっかり事情を伝えて支払いや発送が遅れる旨を了承してもらえれば対象外になると思われますが、連絡もせずに何度も支払い、発送期限を守らない場合は利用停止になるので気をつけましょう。
また、購入後のキャンセルも何度も続くと利用停止の対象です。
強制退会になる行為
メルカリで強制退会になる行為は下記となります。
偽ブランド品の販売
偽ブランド品を販売した場合、強制退会になってしまいます。
偽ブランド品と知っていて販売したことはもちろんですが、偽ブランド品と知らずに販売した場合も同じ処分となります。
購入者が「購入したら偽ブランドだった!」とメルカリ事務局に通報をすれば恐らく一発で強制退会になると思われますが、怖いことに正規品のブランド品を販売しているのに購入者が勘違いで「偽物だ」とメルカリ事務局に通報をすると、その場合でも出品者は強制退会になるようなのです。
メルカリ事務局はどうしても購入者の意見を重視する傾向があるようです。
このようにブランド品販売はリスクがありますので、強制退会にならないためにも正規品だという鑑定書やシリアルナンバーの掲載など、明らかに本物だとわかるように販売するなど、出品者にも工夫が必要なのです。
利用停止処分を何度もくらう
上で紹介した利用停止を何度もくらえば最終処置として強制退会にもなり得ます。
「強制退会にはならないから」と利用停止になるような行為を何度も何度も繰り返していればそりゃあ強制退会にもつながるので、強制退会にならないためにも利用停止行為ももちろん行わないようにしましょう。
利用停止・強制退会になった後はどうなる?
利用停止・強制退会に一度なってしまうと、利用停止の場合は利用停止が解除されれば通常通りそのアカウントで出品・購入・コメントができるようになり、取引も可能です。
ですが、強制退会の場合はメルカリから退会することを命じられるので、もちろんそのアカウントは今後使えなくなります。
また、上でも書いた通り売上金ももちろん没収です。
ちなみに強制退会になってしまった場合は、その後新しいアカウントを再度作ろうとしても過去に登録したことのある氏名、住所、メールアドレス、口座番号などは入力できないようになっているようです。
端末を変えても一度過去に登録したことのある個人情報は使えませんので、永久追放となります。
強制退会は偽ブランド品の販売など警察が動くくらい余程なことをしなければならないと言われているので頻繁に起こることではないと思いますが、レプリカ品なども偽ブランドとして扱われる場合があるようなので、ブランド品販売には十分気をつけてくださいね。
規約違反をしなければ利用停止・強制退会にはならない
以上がメルカリの利用停止・強制退会についてでした!
利用停止は解除されれば再度使えるようにはなりますが、利用停止が何度か続くと強制退会につながりますし、強制退会になれば売上金もパーになりますので、強制退会はもちろん利用停止になる行為も十分気をつけましょう。
ですが、メルカリのルールや規約を守って普通に利用する分には、利用停止や強制退会にはならないので、正しくメルカリを使うようにしましょう。