メルカリでは「ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル」の文言が使用禁止となっています。
これはメルカリの規約にも記載があり、このような文言を使って商品を出品しようとすると出品ができないようになっています。
そんなメルカリの「ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル」とは一体どんな意味なのか?についてご紹介します。
メルカリのノークレーム・ノーリターン・NCNRの意味とは?なぜ禁止?
メルカリの「ノークレーム、ノーリターン」とは「購入後の返品やクレームは一切受け付けません」という意味です。
つまり、購入後(商品到着後)に商品に問題がある・壊れていた・配送中に商品が破損していたなどが起きても、一切出品者は返品やクレームを受け付けないということです。
中には「ノーキャンセル」という言葉を使っている人もいますが、これも購入後のキャンセルは一切受け付けないという意味です。
また、「NCNR」とは「ノークレーム、ノーリターン」の略となります。
メルカリではノークレーム・ノーリターンは使用禁止
そんなノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルですが、メルカリではこの言葉を使うことは規約違反となります。
禁止行為:商品に問題があっても返品に応じないという記載をすること記載箇所、投稿箇所にかかわらず、商品に問題があっても返品に応じないという記載をすることを禁止します。
違反を確認した場合は取引キャンセル・商品削除・利用制限となる場合があります。
違反例:
・返品不可
・ノークレーム (NC)
・ノーリターン (NR)
・ノーキャンセル (NC)
・3N (略語)
・その他、商品に問題があっても返品に応じないことを記載しているもの
引用:https://www.mercari.com/jp/help_center/article/904/
つまり、プロフィールや商品ページ内にノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル・3Nなどの言葉を使った時点でメルカリの違反行為となり、取引キャンセル・商品削除・利用制限などのペナルティが課されます。
場合によっては一発で利用停止ということもあるので、出品者は十分注意しなければいけません。
【メルカリのペナルティ】受けたらどうなる?解除はいつ?利用停止・強制退会の内容
出品時にその文言を使うとエラーになる
メルカリで「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」「3N」などの言葉を使って出品をしようとすると、下記のような画面になります。
これは一つでもこのような言葉を使った時点で「出品できません」と表示されてしまいます。
さらに「返品不可」という文言も同じようにエラーとなります。
この画面が表示されると「戻る」のボタンしか選択できず、そのエラーとなっている文言を消さない限り出品完了画面には進めなくなっています。
中には微妙に文言を変えて出品をする人も
また、「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」「3N」「返品不可」が使えないことで、言葉を微妙に変えて出品をしている人もいます。
具体的な文言はここではご紹介しませんが、よく文章を読むと「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」「3N」などの言葉と同じ意味であることがあります。
このような場合もメルカリ事務局に見つかり次第ペナルティの対象となるため、すぐに削除するようにしましょう。
メルカリでノークレーム・ノーリターンが禁止されている理由
メルカリでこの「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」「3N」などの言葉が禁止されている理由は、それを許可してしまうと様々なトラブルにつながるからです。
購入者に商品が届いたときに、商品が壊れていた・商品ページと違う商品が届いた・ページには書いていなかった汚れやシミがある・配送中に破損があったなどが起こる場合があります。
ですが、ノークレーム・ノーリターンをOKとしてしまうと、購入者が圧倒的に不利な立場になってしまいます。
「メルカリは粗悪品を送りつけてくるサイト」と思われてしまいますし、さらにメルカリ側に問い合わせやクレームが多く入るのは想像できます。
それを防ぐためにも、出品者にはきちんと誠意を持って取引をしてもらい、何か問題があればそのときは返品を受け付けるようにお願いをしているのです。
そのためメルカリ事務局では、このような文言を使った時点で出品ができなくしたり、ペナルティを課すなど、とても厳しく取り締まっているのです。
「ノークレーム、ノーリターン」と書いてある商品でも返品は可能
メルカリで購入した商品に問題があり返品を要求したい場合、商品ページに「返品は受け付けません」などと書いてあれば、購入者は「この場合は返品はできないの?」と思ってしまうかもしれません。
ですが、メルカリではこのような文言が書かれている場合でも、出品者は返品を受け付けなければいけないルールがあります。
それは上でもご紹介した通り、メルカリではノークレーム・ノーリターンなどの言葉が禁止となっているため、出品者はその場合でも返品対応をしなければいけません。
その場合は、購入者はすぐに出品者に商品の状態を説明し、返品をしてもらえるようにお願いをしましょう。
万が一、出品者が「返品できないと商品ページに書いているから」と返品を拒否した場合は、メルカリ事務局に連絡をして事務局に動いてもらいましょう。
ノークレーム・ノーリターンと同じ意味の言葉を使って出品をしないように
以上が、メルカリの「ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル」についてでした。
メルカリでは「ノークレーム」「ノーリターン」「ノーキャンセル」「3N」「返品不可」などの言葉は、購入者が圧倒的に不利な立場になり、悪質な取引を防ぐためにも使用禁止となっています。
出品者側からすれば、購入後に返品やクレームが発生することに抵抗あるのは分かります。
また、中には「やっぱりいらない」という理由で返品を要求してくる購入者もいるので、そのような購入者都合の返品を防ぐためにも「ノークレーム・ノーリターン」と予め書いておきたいのでしょう。
ですが、「何か問題があっても返品はできない」と同じ意味の言葉を使って出品をすると、事務局に通報をされたりペナルティを課されたりなど、出品者にとっても後から面倒なことにつながる可能性があります。
このような文言はトラブルにつながりやすいため、出品者も使用しないようにしましょう。
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