メルカリで商品を出品する際、販売価格の決め方について悩んでしまう方も多いでしょう。
メルカリでは、出品者が自由に商品の価格を決められるため、自由であるからこそいくらで販売するべきなのかを迷ってしまう人も多いはずです。
そんなメルカリでの商品の販売価格の決め方のコツや方法について詳しくご紹介します!
メルカリの販売価格の決め方とは?利益が残る計算方法やコツ
上でもご紹介した通り、メルカリでは出品者が商品に対して自由に販売価格をつけることができます。
中古品買取店に不用品を持って行った時に「え?こんなに安いの・・・?」と驚愕した経験がある人も多いと思いますが、メルカリでの販売はそんなことは一切ありません。
最初から自分で決めた価格で販売をすることができ、さらにその価格で売れれば納得のいく取引ができるのです。
ですが、「商品の価格の付け方の基準がわからない!」という出品者も多く、安過ぎる値段で販売して結局赤字になってしまったり、逆に高過ぎる価格で販売し続けてしまい一向に売れないということにも起こり得るのです。
そんなメルカリでの販売価格ついて、私の出品経験をもとに価格の決め方のコツや方法をご紹介します。
まずは類似商品の価格をリサーチする
メルカリで商品を出品する際にまず大事になるのは、類似商品はメルカリ内でどのくらいの価格で販売されているのかということです。
全く同じ商品や似た商品の相場を調べることで、売れやすい価格を知ることができます。
例えば、ナイキのTシャツ(メンズ)であれば、「ナイキ Tシャツ メンズ」と検索し、類似商品を探しましょう。
さらに、売りたい商品が中古品であれば中古品に絞って、また新品であれば新品商品に絞ってどのくらいの価格で販売されているものが多いのかを調べましょう。
その相場の価格と同じくらい、もしくは気持ち安いくらいの価格であれば、比較的売れやすいはずです。
安い順で並び替えるユーザーも多いので相場より高いと不利に
最近のネットショッピングユーザーは頭が良く、欲しい商品のキーワードを検索をしてから「価格の安い順」に並び替えて商品を探す人がとても多いです。
メルカリでもこのようなユーザーは多く、メルカリでも「価格の安い順」に並び替えることができてしまいます。
つまり、相場よりも高い価格をつけてしまうと「価格の安い順」に並び替えた時に自分の商品が下位に表示されてしまうため、売れる可能性が低くなってしまいます。
そのため、相場はしっかり調べ、相場よりも遥かに高い価格はつけないようにしましょう。
過去の売れた類似商品の販売価格も参考にする
またメルカリでは、出品画面の一番下に「過去にメルカリで売れた類似商品の販売価格」が表示されます。
この価格を参考に販売価格をつけるのもおすすめです。
送料・販売手数料を差し引いても利益は残るのかを考える
メルカリでは商品が売れた時に販売手数料が10%が出品者にかかります。
これは出品者の販売利益から差し引かれるようになっています。
さらに送料込み(送料出品者負担)で販売する場合は、その送料分も考えて価格をつける必要があります。
最近のメルカリでは「送料込み(送料出品者負担)」であることが当たり前のようになってきているため、送料を出品者負担にしない限りなかなか売れません。
つまり「送料・販売手数料を差し引いても利益は残るのか?(赤字にはならないのか?)」を考える必要があるのです。
例えば、販売価格1000円のレディースバッグを販売したところすぐに売れ、いざ発送しようとしたら宅配便送料が900円だったとします。
その場合の計算方法や利益は下記となります。
販売価格1000円-販売手数料(10%)100円-送料900円=利益0円
送料が思いの外高くなってしまうと、気づけば利益が0円、もしくはマイナス(赤字)ということも十分あり得るのです。
そのため、出品をする前にどんな配送方法を利用するのか、送料がいくらかかるのかを事前に把握しておくことが重要です。
この確認をしていないことで「あんなに頑張って出品・発送作業をしたのに結局手元に入るお金がない・・・」ということも起こることもあるのです。
特に宅配便を利用する場合は送料が高いので、事前に確認が必要です。
安ければ安いほど売れるのは大間違い
メルカリの購入者にとっては、商品を買うなら安いに越したことはありません。
どんな人でも高い商品よりも安い商品を狙って購入をするので「安ければ安いほど売れやすい」と思っている出品者はとても多いです。
ですが、実はそれがいつでも当てはまるとは限らないのです。
では、全く同じ人気のブランドTシャツがメルカリで2商品販売されているとします。
どちらも新品未使用で匿名配送(らくらくメルカリ便・ゆうゆうメルカリ便)、出品者の評価も良いですが、価格にこのような差があったとします。
①2000円
②300円
あなたならどちらを買いますか?
もちろん同じ商品が隣で並んでいたら、②の300円を選ぶでしょう。
ですが、②の300円の商品だけがメルカリ内で出てきたとします。
新品・未使用で人気のブランドなのに300円のTシャツ。
なんだか安すぎて怖くないですか?
「新品・未使用で人気ブランドなのに300円???なんで???」と思いませんか?
それなら①2000円の方が納得できませんか?
実は商品に見合っていない安すぎる価格は、ユーザーからすると「実は何かあるんじゃないか?」「書いていないけどシミや汚れがあるんじゃないか?」「本当は偽物なんじゃないか?」と不安要素が先に出てしまうのです。
「安ければ売れる」「安ければ購入者も喜ぶ」と思いがちですが、実は逆に不安で購入できないということも起こり得るのです。
きちんとその商品の価値と価格が釣り合っているかも考えて、販売価格をつけるようにしましょう。
メルカリ等の値段の決め方で大事なのは「商品内容と価格の釣り合い」!激安が売れない理由とは?
とにかく早く処分したいなら安い理由を書いておくのもコツ
もちろん、とにかく早く処分したい商品であれば、安すぎる価格で販売しても良いでしょう。
ですがその際「引越しがあるので現在断捨離中のため激安価格で販売させていただいております!」などと一言商品説明文やプロフィールに書いておくのがコツです。
あまりにも安すぎる商品の場合はユーザーが不安になることもありますが、「なぜこんなにも安いのか?」の理由を書いておくとユーザーは安心します。
相場よりも激安で販売する場合は、不安を与えないための工夫もするようにしましょう。
販売しても赤字・利益が残らない場合の対処法
上でご紹介したメルカリでの販売価格の付け方のコツを実践してみると、商品によっては「この価格で販売しても赤字になってしまう」「利益が数十円にしかならない」という場合もあります。
いくら商品は原価0円の家にある不用品だからといっても、出品・梱包・発送・コメントのやりとりまでを考えると、やはり手間と時間はかかります。
その手間や時間を考えると「やはり利益が残らないのであればこれは捨てるべき?」と思ってしまうでしょう。
そんな時の対処法をご紹介します。
セット販売をする
その商品に似た商品がいくつか手元にある場合は、セット販売をするのもおすすめです。
例えば私の場合は、子供服はできるだけセット販売で販売するようにしています。
ブランド子供服なら単品でも良いですが、ノーブランドの子供服の場合はやはり単品で販売をすると相場が500円前後のケースが多いです。
そのため、販売しても販売手数料・送料を差し引くと、利益が200円程度しか残らないということも起こってしまいます。
そんな時、子供服の90センチの女の子の服を3枚セットで1000円で販売をする、80センチのパンツを2枚セットで販売するなどすれば、購入者にとっても一気に複数枚の洋服を購入することができます。
さらに出品者にとってもセットであることで少し高い値段で販売をすることができ、双方にメリットがあるのです。
そのユーザーがセットで買っても困らないものであれば、セット販売もおすすめです。
メルカリではなくジモティーを使う

メルカリで販売をしても利益があまり残らないのであれば、ジモティーを使って近所の人にあげる・安く売るというのも手です。
ジモティーは近所の人・同じ地域の人と交流ができる掲示板であり、ジモティー内で商品の販売や物の譲渡をすることができます。
つまり、手渡しをすることで送料がかからずに済むのです。
大型の家具や自転車、バイクなどを販売(処分)したい人には、ジモティーに投稿してみることもおすすめです。

価格のリサーチは大事!失敗しない価格設定を
以上が、メルカリでの販売価格の付け方やコツについてでした!
メルカリでは、自由に販売価格をつけられるからこそ、気づけば「もっと高い価格で売ればよかった!(送料を引いたら赤字だよ〜・・・)」ということや、高い値段をつければ「一向に商品が売れない・・・」ということも起こり得るのです。
しっかり商品の相場を調べる、送料を調べる、利益は残るのか?などを確認しないと、後々面倒なことにもなります。
出品者は商品を出品するだけでなく梱包・発送作業などもあるため、利益がマイナスにならないように出品前に確認すべき箇所は確認してから出品をするようにしましょう。
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