「メルカリとラクマならどちらが売れるの?」「どちらが使いやすいの?」と思う人も多いでしょう。
メルカリとラクマはどちらも「フリマアプリ」というカテゴリーではありますが、実はターゲットが違えば、利用料、機能面まで様々な点で異なるのです。
そんなメルカリとラクマではどのような違いがあるのか?結局、どちらが売れるのか?などについて詳しくご紹介していきたいと思います!
メルカリとラクマの特徴を徹底比較!各サイトごとのルール
メルカリの特徴まとめ
メルカリの特徴をまとめると下記のようになります。
フリマアプリではユーザー数No.1
メルカリの他にもラクマ、オタマート、モノキュンなど様々なフリマアプリがありますが、メルカリはフリマアプリ業界では利用者数No.1となっています。
2018年3月現在では、メルカリは累計で万7100万ダウンロードを突破しています。
利用料は無料、販売手数料は10%
メルカリの利用料は出品者・購入者共に無料となっていますが、商品が売れた時のみ販売価格の10%が販売手数料としてかかります。(出品者負担)
商品カテゴリーは幅広く、総合ジャンルを取り扱っている
メルカリでは出品禁止商品でない限り、基本的にどんな商品でも出品することができます。
レディースファッション、メンズファッション、雑貨、家具、家電、本、キッズ、ペット用品など幅広い商品を出品・購入することができます。
ユーザーは男女ともにいるが女性層がやや多い
メルカリでは6:4の割合で女性ユーザーが多いと言われています。
また、その中でも若い女性が多く若いママさんや主婦、学生が多い印象です。
売上金211円以上で振込申請が可能
メルカリでは売上金が211円以上になれば振込申請が可能です。
売上金10,000円以上の振込申請の場合は振込手数料が無料ですが、10,000円以下の振り込み申請の場合、振り込み手数料に210円がかかります。
売上金の期限は180日
メルカリでは売上金が確定してから180日以内に、ポイントを購入をするか、振込申請をしないと、その売上金が消滅してしまいます。
万が一、売上金が消滅した場合、売上金での商品購入もできなくなってしまいます。
お急ぎ振込ができる
メルカリでは、通常は売上金の振込申請をすると約1週間くらい経ってから売上金が自分の口座へ振り込まれますが、「お急ぎ振込」を利用すると、振り込み申請のタイミングによっては翌日に振り込みをしてもらえます。
ですが、お急ぎ振込を利用すると振込手数料とは別に200円がかかります。
匿名配送が利用できる
メルカリでは、購入者・出品者共に住所や氏名、電話番号等を伏せて取引ができる「匿名配送」が利用できます。
これは、「らくらくメルカリ便」・「ゆうゆうメルカリ便」のみになりますが、この配送方法を利用すると、取引開始から取引完了までお互いの情報を一切明かすことなく取引ができます。
個人情報をできるだけ相手に教えたく無いという人には、おすすめの配送方法です。
ラクマの特徴まとめ
一方、フリマアプリ「ラクマ」は、2018年2月26日より「ラクマ」と「フリル」が統合し「新ラクマ」となりました。
基本的には旧フリルの機能が残っている印象ですが、ラクマの特徴は下記となっています。
販売手数料は6%
旧ラクマと旧フリルでは販売手数料が無料でしたが、統合後は販売手数料が3.5%となり、さらに2021年1月には6%(税抜)となりました。
販売手数料を10%としているフリマアプリが多い中、ラクマは比較的販売手数料が安いので出品者としては嬉しいですよね。
圧倒的に女性ユーザーが多い
今のラクマになる前の旧フリルではサービス開始当初、男性は利用不可となっていて女性しか利用ができませんでした。
その後、男性の利用もOKとなりましたが、女性のみしか利用できなかった名残が今だに残っているのか、新ラクマとなった今でも女性ユーザーが圧倒的に多く、2018年4月のデータでは女性7:男性3の割合となっています。
また、サイトのデザインもピンクを基調にしていて女性向けとなっている印象です。
メルカリ同様、幅広いジャンルを取り扱っている
ラクマではメルカリと同様、雑貨や家具、スポーツ用品など幅広いジャンルの商品を出品・購入できますが、女性向けファッションフリマアプリでもあるため、レディースファッション・ブランド物がよく売れる傾向にあります。
また、お気に入りのブランドを設定すると、ブランド名で検索をしなくてもそのブランドの商品を簡単に閲覧することもできます。
購入申請あり・なしを選べる
ラクマではユーザーが購入の意思を表示する「購入申請」という制度があります。
出品者が商品を出品する際に「購入申請あり」を選ぶと、その商品を欲しいと思ったユーザーは購入申請ボタンを押し、出品者が購入を許可した人が購入できる流れとなっています。
「購入申請あり」を設定することで出品者は購入される前に、購入希望ユーザーのプロフィールや評価を見た上で取引相手を選ぶことができます。
また、「購入申請なし」を選択すれば、メルカリと同様、早い者勝ちで商品を購入する流れとなります。
ラクマ(旧フリル)の購入申請機能とはどんな機能?実は出品者・購入者それぞれにメリット・デメリットとは?
男性向け商品は売れずらい
上で紹介した通り、ラクマでは女性ユーザーが圧倒的に多いため、男性向けの商品は売れにくいのが特徴です。
一応商品カテゴリーには「メンズ」もありますが、出品されている商品数は少なく、出品してもなかなか売れないこともあります。
売上金1,000円以上で振込申請が可能
ラクマでは売上金が1000円以上になれば、振込申請が可能です。
ただし振込には、以下の振込手数料がかかります。
・10,000円未満の振込申請:楽天銀行宛216円 その他の銀行宛216円
・10,000円以上の振込申請:楽天銀行宛 0円 その他の銀行宛216円
※楽天銀行宛のみ10,000円以上の振込み申請は0円となります
楽天グループであるために、楽天銀行への振込はだいぶ優遇されます。
売上金の期限がない
ラクマでは売上金の期限はありません。
原則、ラクマを退会しない限り売上金が消滅することはないので安心してください。
ですが、1年以上ラクマの利用がない(ログインした状態でアプリを開いていない)のみ、振込申請期限1年が設けられるため、ご注意ください。
50,001円以上の商品の販売した後に本人確認が必要
ラクマでは旧フリルの名残を受け、50,001円以上の商品を販売した後に、本人確認が必要となっています。
50,001円以上商品の取引完了後、売上の受け取り・商品代金支払い時の売上金の利用の前に、本人確認が入ります。
本人確認の手続きが完了するまでは、売上の受け取り・商品代金支払い時の売上金の利用・売上金の楽天キャッシュのチャージはできなくなっていますのでご注意ください。
本人確認に問題がなければ振込手続きもすぐに行ってくれます。
匿名配送が利用できる
メルカリと同様、ラクマでも購入者・出品者共に住所や氏名、電話番号等を伏せて取引ができる「匿名配送」が利用できます。
この匿名配送を利用できるのは、かんたんラクマパック(日本郵便)のみになりますが、この配送方法を利用すると、取引開始から取引完了までお互いの情報を一切明かすことなく取引ができます。
(「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)は匿名配送ではありません」)
個人情報をできるだけ相手に教えたく無いという人には、おすすめの配送方法です。
メルカリとラクマの違いをまとめると?
メルカリとラクマの違いをまとめると、下記のような特徴があります。
販売手数料が異なる
メルカリでは販売手数料が販売価格の10%、ラクマは3.5%(税抜)となっているため、同じ商品を販売するのなら圧倒的にラクマの方が利益は高くなります。
利用者数が異なる
メルカリはフリマアプリ業界でユーザー数No.1となっており、7100万ダウンロードを突破しています。
一方、ラクマのダウンロード数やユーザー数は公表されていませんが、2017年時点でフリルが850万ダウンロード、旧ラクマが400万ダウンロードだったようなので、メルカリとはユーザー数に差があるのは明確です。
利用者の中でもターゲットが異なる
メルカリは女性ユーザーがやや多いと言っても男女ともにユーザーがいるため、メンズ商品でも問題なくスムーズに売れます。
一方、ラクマではサイトの作りからしても女性を意識したサイトとなっており、ユーザーのほとんどが女性のため、メンズ商品の販売はやや難しい印象です。
売上金10,000円以上から振込手数料が無料なのは同じ
メルカリもラクマも売上金10,000円以上の振込申請で振込手数料が無料となるのでこちらは同じです。
ですが、メルカリは売上金211円から、ラクマは1000円からでないと振込申請はできません。
メルカリは180日で売上金が消滅、ラクマは売上金の期限なし
残念ながらメルカリは売上金が確定してから180日以内に振込申請をしないと、その売上金が消滅してしまいます。
そのため、売上金が全然溜まっていなくても売上金の期限が迫っていれば、振込手数料を払ってでも振込申請をしないともったいないのです。
ですが、ラクマは売上金の期限は一切ないので、ラクマ内で売上金を貯めに貯めてからまとめて振込申請ができます。
その点では、ラクマの方が売上金に関してはユーザー(出品者)に優しいと言えます。
自分で購入者を選びたいなら「購入申請」があるラクマ
ラクマには「購入申請」制度があるため、購入前に購入希望者のプロフィールや評価を確認した上で購入の許可をすることができます。
「悪い評価だらけの人に購入されたくない」「しっかり相手のプロフィールを見てから取引がしたい」といった出品者さんにとっては、フリルの購入申請は安心できる制度です。
高額商品を販売する場合、ラクマでは本人確認があるので少し面倒
ラクマでは50,001円以上の商品を販売した後、本人確認が必要となるためやや手間がかかってしまいます。
一方、メルカリでは振込申請の金額に関わらず本人確認などの作業はないため、振込を希望する銀行口座情報を入力すれば、すぐに振込手続きを行ってくれます。
どちらも匿名配送があるので安心
メルカリもラクマも匿名配送があるので、出品者も購入者も住所や氏名を明かさずに最後まで取引ができるので安心です。
また、メルカリ独自の配送方法の「らくらくメルカリ便」「ゆうゆうメルカリ便」も、ラクマ独自の配送方法の「かんたんラクマパック」どちらも、通常の配送方法よりも送料が格安に利用できます。
さらに配送トラブルがあった時はどちらも補償が受けられるので、メルカリ・ラクマユーザーは必ず利用するべき配送方法です。
「即売れた!」となりやすいのはメルカリ
上で紹介した通り、メルカリとラクマではアプリのダウンロード数、利用者数が圧倒的に異なるため、メルカリでは「出品したらすぐに売れた!」ということがよくあります。
実際に、メルカリに出品して10分以内に売れたということもあります。
ですが、ラクマはメルカリよりもユーザー数が少ないため、自分が出品した商品を見てくれている人も少ないのです。
つまり、ラクマはメルカリよりも売れるまでにやや時間がかかる印象があります。
結局、どちらが使いやすく売れやすいの?
以上がメルカリとラクマの特徴の違いでした!
私はメルカリもラクマ(旧フリル時代から)も4年以上使っていますが、やはり圧倒的に使いやすく売れやすいのはメルカリです。
メルカリはラクマに比べてアプリのダウンロード数が大きく異なり、ユーザー数が圧倒的に多いです。
その結果、現在までに私がメルカリで取引した回数はラクマの5倍ほどとなりました。(ラクマはフリルでの取引回数を合算しても)
また、メルカリはどんどんアプリが改善されていき、便利な新機能が定期的に追加されていくので日々使いやすくなっている印象です。
ですが、「とにかくユーザー数が多いから」「とにかく売れやすいから」といった理由でメルカリをおすすめしたいわけではなく、「販売サイトの使い分け」が重要だと思います。
「すぐに売りたい」「早く処分したい」時はメルカリ、「じっくり時間がかかってもいいから販売手数料を安く抑えたい」「以前取引相手とトラブルになった経験があるから購入申請機能を使いたい」という時はラクマがいいんじゃないかなと個人的には思います。
どんなターゲットに売りたいか、売れるスピードや販売手数料など自分は何を一番優先して売りたいのかなどを考えると、自然と使うべきサイトがわかると思います。
また、「あまりこだわりはない」という方はメルカリとラクマを併用して出品してみても良いでしょう。
実際に使ってみないと自分に合うサイトがわからないと思いますので、まずは2つのサイトを利用してみることも大事です。
ぜひメルカリ、ラクマ共にしっかり特徴を把握した上で自分にあった方を利用してみてくださいね!