ラクマで商品を出品する際、送料の欄を送料込み(出品者負担)・送料別(購入者負担・着払い)から選ぶことができます。
実はこの選択した送料設定で商品が売れるか売れないかが分かれるほど、送料は重要な情報となるのです。
なぜラクマでは送料負担の設定が重要なのか?送料別・送料込みどちらで出品するべきなのか?ラクマで利用できる発送方法の送料比較など、詳しくご紹介します。
ラクマは送料別・送料込のどちらが売れる?着払いが売れない理由は?
ラクマでは、出品画面で送料を選ぶ欄があり、送料別・送料込の2つから選ぶことができます。
これは出品者が決める情報となり、購入者は一切操作ができない情報となります。
ですがもし購入を希望するユーザーとのコメントのやり取りで送料設定を変更する場合は、購入前であれば自由に変更が可能です。
購入後は一切変更はできませんので、変更がある場合は必ず購入前に変更するようにしましょう。
ラクマの送料込み・送料別の違いは?
上の画像にも書いてありますが、送料込み・送料別にはこのような違いがあります。
送料込み(出品者負担)
送料込みは、商品代金に送料が含まれているという意味です。
1000円で商品を出品したとすれば1000円(送料込み)となるため、出品者が送料を支払うこととなります。
着払い(購入者負担)
着払いは送料別という意味です。
1000円で商品を出品すれば商品代金は1000円ですが、配送にかかった送料は購入者が支払うということです。
売れやすいのは断然送料込み(出品者負担)
そんなラクマの送料設定ですが、上の画像にも書いてある通り送料込み(出品者負担)の方が圧倒的に売れやすくなります。
その理由は、購入者にとっては送料を出品者が負担してくれた方が断然嬉しいからです。
例えば、ラクマで全く同じ商品が2つ売られていて、送料負担にこのような違いがあったとします。
②1500円(+送料700円)
①の場合は購入者が負担する金額は1500円ですが、②の場合は商品自体は1500円ですが送料に700円かかるため、結局購入者は2200円を負担することとなります。
それならもちろん①の送料込みの方が購入者としては嬉しいはずです。
着払いを選択するとかんたんラクマパックは利用できない
また、今では送料別(着払い)で販売する出品者はかなり少なく、送料込み(出品者負担)で出品をすることがラクマでは当たり前のようになっています。
その理由は、出品者も「着払いは売れづらい」ということがわかっていることも考えられますが、 ラクマ独自の配送方法の「かんたんラクマパック」を利用できなくなってしまうからです。
このかんたんラクマパックを利用するためには、送料込み(出品者負担)に設定をしていることが条件となっています。
かんたんラクマパックなら送料が通常よりも安い、匿名配送、宛名書き不要、追跡番号付き、さらには配送事故があった場合に補償がついているなど、出品者・購入者ともに大きなメリットがあります。
このメリットを利用できないとなると出品者にとっても痛手であり、商品代金に送料分を少し上乗せしたとしても送料込みで出品し、かんたんラクマパックを利用した方が良いでしょう。
着払いは検索で除外されアクセスダウンも
また、ラクマで送料別(着払い・購入者負担)で出品をすると、検索に不利になる傾向があります。
その理由は、ラクマユーザーは検索をした際、まずは送料込みの商品に絞って商品を探す人が多いからです。
ラクマでは毎日大量の商品が出品されているため、ラクマユーザーも商品を検索してもお目当ての商品を探すのが大変です。
そこでラクマユーザーの多くは、欲しい商品のキーワードを入力して検索をした後、自分が求める条件をさらに絞って検索をするのです。
その際、絞られることの多い条件はこちらです。
・商品の状態(新品未使用・未使用に近いなど)
・販売状況(販売中/売り切れ)
・送料込みの商品のみ表示
ここで「送料込みの商品のみ表示」にチェックを入れ絞り込みをされてしまえば、着払いに設定している商品は全て検索から除外されてしまいます。
↓ここです
ラクマユーザーのほぼ全員が送料込みの商品を求めているため、絞り込み機能を使う際はついでに「送料込みの商品のみ表示」にもチェックを入れて絞り込んでいる人は多いと考えられます。
ラクマに限らずですが、今のネットユーザーは頭が良く絞り込み機能を上手に使うため、自分が求める条件でしっかり商品を絞り込む傾向にあります。
そのため、ユーザーが求めている条件で出品をしていなければ検索に不利となり、ずっと売れない商品となってしまうのです。
ラクマの送料はいつ払う?
そんなラクマの送料ですが「送料を払うタイミングはいつ?」と思う人もいるでしょう。
これは送料込み(出品者負担)・着払い(購入者負担)の場合で支払うタイミングが異なるため、出品者・購入者ともに事前に知っておきましょう。
送料込み(出品者負担)の場合
送料込み(出品者負担)の場合は、送料を支払うのは出品者となります。
その際、どんな発送方法を利用したかで支払うタイミングが異なります。
かんたんラクマパックの場合
ラクマ独自の配送方法の「かんたんラクマパック」の場合は、売上金から支払われるようになっています。
取引が完了すると出品者には、商品代金から販売手数料と送料が差し引かれた金額が売上金となります。
(※荷物を持ち込む発送場所で支払いをする必要はありません)
また、売上金から送料が差し引かれるシステムであるため、かんたんラクマパックには最低販売価格が決まっています。
これを守らないとかんたんラクマパックを利用できないので、出品者は注意が必要です。
かんたんラクマパックの最低料金はいくら?最低金額を下回ると発送できない?
それ以外の発送方法
上の「かんたんラクマパック」以外の発送方法の場合は、発送をする際に出品者が送料を支払います。
例えば、郵便局に荷物を持ち込めば郵便局の窓口で、コンビニの場合はコンビニのレジで、ヤマト運輸の営業所へ持ち込めばヤマト運輸の窓口で直接支払うこととなります。
また、クリックポストなどのネット上でクレジットカード等で支払える配送方法もあるので、配送方法ごとの支払いルールに則り支払うようにしてください。
着払い(購入者負担)の場合
着払い(購入者負担)の場合は、荷物が届いた際に購入者が配送員に直接送料を支払います。
事前に出品者に支払う、配送料を支払わずに荷物を受け取るということは一切できませんので、荷物の受け取りと引き換えに配送料を支払う必要があります。
ラクマで安い発送方法はどれ?配送方法ごとの送料を徹底比較
上でご紹介の通り、ラクマの送料設定は送料込みを選ぶことで売れやすい商品となります。
その際、出品者としては送料込みで出品をするなら1円でも安く送料を抑えたいはずです。
そんなラクマで利用できる配送方法とその送料を徹底比較しましたので、発送方法を選ぶときの参考にしてみてください。
配送方法 |
送料 |
かんたんラクマパック(日本郵便) |
179円~ |
かんたんラクマパック(ヤマト運輸) |
200円~ |
レターパックライト |
370円 |
レターパックプラス |
520円 |
クリックポスト |
全国一律188円 |
宅急便コンパクト |
610円~+箱代70円 |
ゆうパック元払い |
810円~ |
ヤマト宅急便 |
930円~ |
ゆうメール元払い |
180円~ |
スマートレター |
全国一律180円 |
普通郵便 |
全国一律84円~ |
ヤマト便 |
2,388円~ |
この表だけを見れば、ラクマで送料が最安の発送方法は普通郵便(定型郵便・定形外郵便)となります。
その次はかんたんラクマパック(日本郵便)となります。
ですが送料はサイズや重量によって変動するため、それぞれの発送方法の特徴や細かい送料についてしっかり知っておく必要があります。
下の記事で詳しくご紹介していますのでこちらも参考に!
ラクマの発送方法や送料を徹底比較!送料が安いおすすめの配送サービスは?
ラクマで売りたいなら送料込みで出品を!送料分の上乗せもOK
以上が、ラクマの送料負担・送料設定についてでした。
ラクマでは送料込み(出品者負担)で出品をすることが今では当たり前となっているため、着払いに設定していては売れる商品も売れないまま残り続けるでしょう。
出品者としては「送料をできるだけ負担したくない」と思ってしまいますが、ラクマで販売をする以上は仕方がないことかもしれません。
もし送料分の負担が気になるようであれば、販売価格に送料分を上乗せして販売することもおすすめです。
ただし、自分以外にも同じ商品を出品している人がいる場合、その競合商品の相場をしっかり調べて価格を合わせなければ売れないので、販売価格が相場に合っているかもしっかり確認した方が良いです。
また、かんたんラクマパックは送料がとても安く出品者・購入者ともにメリットが大きいので、できるだけかんたんラクマパックを使って送料を安く抑えることが大事です。