フリマアプリのラクマには、かんたんラクマパックという配送方法があります。
この発送方法は、出品者・購入者ともに匿名で配送ができたり、宛名書き不要、送料が安いなどのメリットがあります。
ですが、実はかんたんラクマパックには利用するには最低販売金額が決まっており、この金額を下回るとかんたんラクマパックを利用することができなくなっています。
そんな「かんたんラクマパックの最低販売価格はいくらなのか?」について詳しくご紹介します。
かんたんラクマパックの最低販売価格はいくら?下回るとどうなる?
かんたんラクマパックはラクマ独自の配送方法で、日本郵便・ヤマト運輸のどちらを利用するかを出品者は選ぶことができます。
どちらも送料が格安、宛名書き不要、追跡番号・配送補償付き、さらに「かんたんラクマパック(日本郵便)」なら匿名配送を利用することができます。
(「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」は匿名配送ではありません)
かんたんラクマパックについては下記の記事で詳しく解説していますので、こちらも参考に!
かんたんラクマパックの最低料金はいくら?
そんな「かんたんラクマパック」は便利で安心とラクマユーザーから人気の高い配送方法ですが、実は利用するためにはラクマが定めている販売価格以上で販売をしなければいけません。
かんたんラクマパックは、荷物のサイズと重量によって「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」ならネコポス・宅急便コンパクト・宅急便の3種類から、「かんたんラクマパック(日本郵便)」ではゆうパケット・ゆうパックの2種類から選ぶことができます。
これらの5種類の配送方法には、それぞれに利用できる最低販売価格があります。
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)
かんたんラクマパック(ヤマト運輸) |
最低販売価格 |
ネコポス |
300円~ |
宅急便コンパクト |
555円~ |
宅急便 |
1560円~ |
かんたんラクマパック(日本郵便)
かんたんラクマパック(日本郵便) |
最低販売価格 |
ゆうパケット |
300円~ |
ゆうパック |
1560円~ |
ラクマでは出品時にアラートが出ないので気づけない
ラクマでは出品時に、配送方法を「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」「かんたんラクマパック(日本郵便)」のどちらかしか選べないようになっており、「かんたんラクマパック(日本郵便)の中のどの配送方法で発送するのか(ゆうパケットなのかゆうパックなのか)」は発送時でないと選択できなくなっています。
また、出品時に配送方法を「かんたんラクマパック(日本郵便)」を選択し、入力した価格がいくらであっても「1560円を下回ってるのでゆうパック(宅急便)は使えませんよ〜」などのアラートが出ないようになっています。
実際にラクマで「かんたんラクマパック」を選択して出品をしようとすると、このようになります。
上の画像のように、配送方法を「かんたんラクマパック(日本郵便)」を選択し、価格を450円と入力しても通常通り出品ができてしまいます。
その理由は、「かんたんラクマパック(日本郵便)のゆうパケット」は300円から利用できてしまうからです。
この時点では、「かんたんラクマパック(日本郵便)」のゆうパック・ゆうパケットのどちらを利用するかをまだ選択することができません。
そしてこのまま出品もできてしまいます。
つまり、出品時には「かんたんラクマパック」のゆうパックの最低販売価格を下回って出品していることに全く気づきません。
その後出品者は、商品が売れた後の発送時に初めて「ゆうパック」が選択できないことに気づくのです。
(私も実際に経験があります・・・)
かんたんラクマパックを利用する場合は、利用したい配送方法の最低販売価格を下回っていないかを出品前に必ず確認する必要があります。
最低販売価格を下回って売れるとどうなる?
例えば、「かんたんラクマパック(日本郵便)のゆうパック」で発送したいと思っていた商品を下記のように出品したとします。
配送方法:かんたんラクマパック(日本郵便)
価格:1300円
すると上でもご紹介した通り、出品時には何もアラートができません。
その後その商品が売れた場合、ラクマの取引画面上には「1560円を下回っているためゆうパックは利用できません」と表示されてしまい、ゆうパケットしか選択できなくなってしまいます。
ですが、その商品がゆうパケットのサイズ規定をオーバーしている場合は、もちろんゆうパケットでの発送はできません。
つまり、かんたんラクマパックは利用することができないため、購入者に事情を話し配送方法の変更をするしか方法がないのです。
かんたんラクマパック(日本郵便)の場合
もし「かんたんラクマパック(日本郵便)」を選択している場合は匿名配送のため、出品者の取引画面上に購入者の住所・氏名は表示されていません。
そのため、購入者に事情を説明し、住所・氏名を教えてもらい他の通常の配送方法に変更するしか方法はありません。
かんたんラクマパック(ヤマト運輸)の場合
「かんたんラクマパック(ヤマト運輸)」の場合は匿名配送ではないため、購入者の住所・氏名が出品者の取引画面に表示されています。
その情報を使って他の配送方法で発送するようにしましょう。
ですが、購入者はかんたんラクマパックで届くと思っているため、取引メッセージで事情を話し配送方法が変更になることを伝えましょう。
かんたんラクマパックを利用するなら販売価格に注意!発送ができない事態も
以上が、「かんたんラクマパックの最低販売価格はいくらなのか?」についてでした。
ラクマのかんたんラクマパックは最低販売価格が決まっているのに、金額が下回って販売されていてもアラートが出ないので出品者は注意が必要です。
もしかんたんラクマパックの最低販売価格を下回って売れてしまった場合は、利用したい配送方法で発送ができなくなってしまうので、郵便局やコンビニに着いてから「ゆうパック(宅急便)が選べない!どうしよう!」という事態となります。
そうなると、購入者に住所・氏名を教えてもらったり、配送方法を変更しなければいけないので、出品者にとってはかなりの手間がかかります。
そのようなことにならないためにも、事前に最低販売価格を下回っていないかを確認した上で、かんたんラクマパックを利用するようにしましょう。