かんたんラクマパックはラクマで売れたものにしか利用できない配送方法で、匿名配送で送れて送料が格安、宛名書き不要などのメリットがあります。
ですがもし、1つの商品であっても商品の大きさや段ボールの大きさによっては、荷物が2つ以上になってしまうケースもあるでしょう。
そんな時、かんたんラクマパックで1配送で2つ以上の荷物を送ることができるのでしょうか?
また、荷物が2つ以上になってしまった時の対処法についてご紹介します。
かんたんラクマパックとは?1配送で2個以上の荷物は送れるのか?
そもそもラクマのかんたんラクマパックとはどんな配送方法なのかを知りたい方もいるでしょう。
かんたんラクマパックの特徴は下記となっています。
・個人情報を伏せて匿名配送で送れる
(匿名配送は日本郵便のみ)
・日本郵便かヤマト運輸のどちらを利用するかを選択できる
・全国一律の送料のため遠方への配送も格安
・宛名書き不要
・A4サイズ〜170サイズまで幅広い荷物を送れる
・配達状況が取引ページで確認できて安心
・配送トラブルが発生した際には、ラクマが商品代金などを補償してくれる
かんたんラクマパックについて詳しい記事は下記となっていますので、もっと知りたい方はこちらも参考に!
かんたんラクマパック1配送で2個以上の荷物を送れない
1配送で2個以上の荷物というと分かりづらいかもしれませんが、つまり1回の配送で同じ宛先に2個以上の荷物を送ることはできるのか?ということです。
ですが結論から言うと、かんたんラクマパックは1回の取引に対して1つの荷物しか送ることができません。
そのため、2つ以上の荷物を送ることはできないのです。
その理由は、荷物が2個以上になればその個数分送り状が必要になりますが、かんたんラクマパックは、一つの取引に対して一つの配送伝票(送り状)しか発行できないようになっているからです。
また、この時の送料は出品者に入る販売利益から差し引かれるのですが、その送料は1配送分の送料となっているので、2つ以上の荷物を一枚の配送伝票で送ることはできません。
また、これと同じ理由でかんたんラクマパックを使って配送した後に、返品や再発送が発生した場合も、もうこの取引ではかんたんラクマパック(匿名配送)が利用できません。
かんたんラクマパックは1回分の配送にしか使えませんので、その配送後に何らかの理由で配送が発生する場合(返品や再発送)は、ラクマを通さない通常の配送方法を利用するしかありません。
このかんたんラクマパックでの取引後の返品や再発送については、下記の記事で詳しく説明していますので、こちらも参考にしてください。
匿名配送での発送完了後にもう一度匿名配送を利用できる?匿名配送を使った再発送や商品の返送は可能?
かんたんラクマパックで荷物が2個以上になってしまう時の対処法
例えば、ユーザーから「AとBの商品を購入するので、商品ページを一つにまとめてください」と言われて複数商品をセットにすることもあるでしょう。
購入者からすると、2商品分の購入手続きをするよりかは、2商品を1ページにまとめてもらえると決済も1回で済むので、一つにまとめて欲しいという要望をするユーザーは多いのです。
その場合、商品は2商品でも商品ページは1ページなので、商品も同梱して1配送で送るべきですが、商品を梱包してみたら一つの段ボールに入りきらず、段ボールが2つになってしまったということも起こる可能性があります。
そんな時、「2つの荷物をかんたんラクマパックで送りたいのにどうすればいいの?」と悩んでしまうでしょう。
その対処法は3つありますので、ご紹介します。
①頑張って荷物を1つにまとめる
上でも説明した通り、残念ながらかんたんラクマパックでは、1配送で2個以上の荷物を送ることができないため、頑張って荷物を1つにまとめるしかありません。
かんたんラクマパックはヤマト運輸を利用した場合は160サイズまで、日本郵便を利用した場合は170サイズまで送ることができるので、それ以下のサイズの段ボールを用意して、そのサイズ内に抑えられるように梱包を工夫しましょう。
②2配送目を別の配送方法で発送する
上の①で頑張って1梱包にまとめてみてもそれでも入りきらないという場合は、1梱包目はかんたんラクマパックで送り、もう一つの2梱包目を他の配送方法で送るという方法もあります。
ただし、かんたんラクマパックで日本郵便を選んだ場合は匿名配送のため、出品者は購入者の住所、氏名がわからないようになっています。
そのため、「段ボールに送りきれなかった荷物があり、それを他の配送方法で送りたいので住所と名前を教えてもらえますか?」と購入者に連絡を入れ、購入者の住所、氏名を聞く必要があります。
必ず購入者の了承を得た上で、かんたんラクマパックと別の配送方法の2つ荷物を送るようにしましょう。
また、これは出品者にとっても2配送分送らなければいけないためとても手間ですし、購入者にとっても2回荷物を受け取らなければいけないので、どちらにもメリットはないでしょう。
できれば①の1梱包にまとめられるように頑張りましょう。
③かんたんラクマパックをやめて通常の宅配便で2個口で発送をする
ヤマト運輸の宅急便、佐川急便、ゆうパックでは同じ宛先であれば1配送で複数個口を配送することができます。
例えば、Aさんの住所へダンボールの荷物を2つ以上送りたいという場合でも、ヤマト運輸の宅急便、佐川急便、ゆうパックでは1配送で2つ以上の荷物を送ることができます。
発送元からお届け先までの距離と荷物の大きさにもよりますが、この方が②の別々の配送方法で発送するよりも送料が安くなる場合があります。
さらに②の場合は、2つの荷物の配送方法が異なるため、荷物がバラバラに届く可能性があります。
ですがこの場合は、同じ配送方法のため荷物がまとめて購入者に届くので、購入者にとっては受け取りが1回で済むためこちらの方が助かるはずです。
また、かんたんラクマパック(日本郵便)は匿名配送ですが、通常のヤマト運輸、佐川急便、ゆうパックは匿名配送ではないので注意が必要です。
このことをしっかり購入者に伝え、購入者の了承を得て購入者の住所、名前を教えてもらったら、ヤマト運輸の宅急便、佐川急便、ゆうパックで送るようにしましょう。
購入前に配送が2つに分かれると気づいたら商品ページはまとめない
ラクマを利用していると、ユーザー(購入者)から「これとこれを買うので商品ページをまとめてほしい、さらにまとめて1配送で送ってください」と言われるケースはよくあります。
その商品が配送方法がかんたんラクマパックになっていて、さらに商品を複数まとめた結果2梱包以上になると購入前に気づいたら、商品ページはまとめずにそれぞれに決済をしてもらう・別々の配送をするという判断も大事です。
その理由は、上記のように配送前になって「かんたんラクマパックは1個口しか荷物が送れない!」ということが起きてしまうからです。
また、もし2梱包以上になってしまいその送料を出品者が負担をすれば、送料が高くついてしまい赤字になる可能性が高いです。
上の②と③の場合は、通常の配送となるため送料はかんたんラクマパックよりも高くなると思われます。
出品者は、出品時や購入前に「荷物を1つまとめられるかどうか」をしっかり確認した上で、販売、同梱、商品ページをまとめるなどするようにしましょう。
かんたんラクマパックで送るときは必ず1梱包にまとめる!
以上が、かんたんラクマパックで1配送で2つ以上の荷物を送ることができるのか?2個以上になってしまうときの対処法についてでした!
上でご紹介した通り、かんたんラクマパックでは1配送につき1つの荷物しか配送ができないので、必ず1つにまとめて送れる商品を出品するようにしましょう。
荷物が2個以上になってしまうと、出品者も購入者も手間が増えたり、匿名配送以外の配送方法になる場合もあるので、購入者も出品者もいろんな面で不都合が出てきます。
また、複数の商品をセットにして販売した結果、2梱包以上になるとわかったら、それはセット販売しない方が良いです。
その場合は、セット販売はせずに別々の商品ページで販売し1商品づつ梱包し別々で配送すれば、全てかんたんラクマパックで送ることができます。(その場合、かんたんラクマパックで2配送になります)
ですが基本は、全ての荷物は1梱包に収まるように梱包し配送するようにしてくださいね。