メルカリやラクマ、ヤフオクを使って、家にある不用品を販売している方は多いですが、家にある不用品だけの販売はやはり限界があります。
いらないものが常に家から出てくるわけではないですし、売れば売るほど商品が少なくなっていき、売り上げが下がってしまいます。
そんな時におすすめなのが「せどり」を始めてみることです。
また、実際に私は今主婦で小さい子供もいますが、余裕がある時は自分で商品を仕入れて販売をするせどりも行っています。
そんな初心さんや主婦でもできる、初めてのせどりの方法についてご紹介します。
初心者さん・主婦でもできるせどりの始め方
家にある不用品が徐々になくなっていき売れる商品が少なくなってきたのなら、不用品販売から「せどり」にステップアップしてみることをおすすめします。
私は基本的にはせどり一本でやるつもりもないのですが、不用品販売とせどりを組み合わせて販売していけば、家の中にある不用品も処分できてお金にもなるし、せどりをした分でさらに収入にもなるので、不用品販売に限界を感じた方にはおすすめの販売方法です。
せどりと聞くと「転売」という言葉を思いついてしまい「それが違法なのではないか?」と心配になってしまうかもしれませんが、初心者さんでもできる簡単なせどりの方法についてご紹介いたします。
「せどり」とはどんな販売方法?違反でない?
せどりとは物を仕入れて、仕入れた価格より値段を上乗せした上で再度販売をすることです。
いわゆる「転売」と同じですね。
この上乗せした値段分が自分の利益となります。
仕入れた金額にさらに上乗せをすると考えると、「これって違法じゃないの?」と心配になる人も多いと思いますが、正しくせどりを行えば何も違反にはなりません。
物を仕入れて金額を上乗せして販売することは、日常ではそこら中のお店や会社で行われていることです。
これを禁止してしまったら、全てのビジネスが回らなくなってしまいます。
せどり・転売をする上で違反となる行為
もちろんせどりや転売をする上で、全ての行為が違反にならないわけではありません。
中には、違反・違法となってしまう行為があるので、下記の行為は絶対に行わないようにしましょう。
①偽ブランド品の販売
海外旅行に行って偽ブランド品を購入してくる人は少なからずいます。
そんな「安く購入した偽ブランド品を、日本に帰ってメルカリ・ラクマ・ヤフオクなどで価格を上乗せして販売してしまおう」と考える人もいるかもしれません。
ですが、これはせどりや転売云々の前に法律で禁止されているため、発覚次第逮捕される可能性があります。
偽ブランド品を売ってはいけないのはここに書くまでもなく当たり前のことですが、偽ブランド品を販売すると「商標法」に違反し、「10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、又はそれらの併科」というかなり重い罪に罰せられます。
これはせどり・転売の前に、偽ブランド品を購入する、販売するということ自体が法律違反となるので、絶対にやめましょう。
②チケットの転売
最近では、チケットの転売は取り締まりが強化され禁止されています。
通称「ダフ屋」とも呼ばれるこの行為は、人気コンサートやスポーツ観戦チケットを買い占め、これを高額な価格で転売するようなことです。
このようなダフ屋(チケットの転売行為)は実際にあったため、チケットの転売はどのサイトでも固く禁じられています。
ですが「チケットを買ったものの、都合が悪くなってしまいどうしてもチケットを誰かに譲りたい」という場合は、購入金額よりも金額を上乗せしないのであれば、販売しても良いことになっています。
(つまり転売目的ではなければOKです)
チケットの転売は今とても取り締まりが強化されているので、せどりや転売には向いていません。
③無在庫販売
無在庫販売とは、在庫を持っていないのに商品ページを作成し販売をする行為です。
つまり、購入がされてから商品を仕入れる(商品の取り寄せ)行為は禁止されているため、必ず手元に商品がある状態で出品をしなければいけません。
また、メルカリ・ラクマ・ヤフオクではこの無在庫販売が禁止されており、事務局が発見次第、商品ページの削除がされてしまいます。
さらに何度も違反行為を繰り返せば、アカウントの利用停止や強制退会にもなり得ますので、絶対に無在庫販売はやめましょう。
不用品販売の経験がなければせどりはやめておく
このせどりを行うには、まずメルカリ・ラクマ ・ヤフオクでの不用品販売の経験がなければおすすめしません。
その理由は、家にあるいらないものを売る不用品販売と違い、自分のお金で商品を仕入れて販売をするせどりは、ある程度の経験がないと失敗に終わるからです。
不用品であれば、仕入れ資金はかかっていないですし商品は家にあったいらないもののため、売れずに残ってしまっても最悪捨ててしまえばいい話です。
一方せどりは、販売する商品はお金をかけて仕入れた商品であるため、売れる商品を見極めてから商品の仕入れをしなければいけません。
売れない商品を仕入れてしまっては、売れずに何ヶ月も経過し、結果お金を出して仕入れた商品がゴミに変わってしまうこともあり得ます。
そのためにも、せどりをするなら原価が0円の不要販売で、ある程度の販売の経験や知識が必要なのです。
商品を仕入れる資金は今までの売上金を使う
私のような専業主婦の場合、やはり仕入れの資金を用意するのが厳しいですよね。
たった仕入れ値1000円といっても、それが本当に売れるかわからないのですから。
そのためにも私は、不用品販売を経験した方がせどりにステップアップしていくことをおすすめしているのです。
不用品販売をしてる人であれば、今まで得てきた売上金もあるのでそれを仕入れ資金にすれば良いのです。
(全て使い切ってしまった人もいるかもしれませんが・・・)
さらに言えば、この不用品販売で得てきたお金は「家にあるいらないものを売って得たお金」です。
いわば「本来はなかったかもしれないお金」でもあるのです。
それならその不用品販売で得たお金を、仕入れの資金に少し当ててもいいのではないでしょうか?
つまり、今までの不用品販売をしてきた人がその売上金を少しだけせどりの仕入れに使うのは良いと思いますが、不用品の販売もしたことない人がいきなりせどりを始めるのは資金も経験もなくて危険です。
家にある不用品をまずはお金に変えて、その売上金から仕入れの資金を用意できるようになったら、せどりにステップアップすることをおすすめします。
仕入れ資金は売上金の数パーセントでいい
また、私は実際に不用品販売で100万円以上の売り上げがありましたが、初めてのせどりは仕入れ資金1万円と決めて始めました。
つまり、今まで売り上げてきた金額の1%です。
その理由は、不用品販売の経験があっても初めから何が売れるかなんてわからないからです。
小さなものからコツコツせどりを開始して、売れるものがわかった時にまた追加で仕入れれば良いのです。
初めてのせどりは、本当にそれくらいの資金で良いのです。
せどり初心者はどんなものを仕入れたらいいの?
「せどり初心者さんが仕入れるべきもの」に「これ!」という答えはありません。
「これ仕入れれば売れるよ!!!」なんて具体的な物が分かっていれば、みんなが独占して売りたいですから。笑
ですが、確実に言えることは「自分が今まで販売してきたものの中で特に売れたもの」「自分の得意なもの」はせどりでも売れるはずです。
私の場合は登山用品のせどりがヒット
例えば、私なら趣味の登山に関するアイテムはこれまでかなりの数をメルカリ・ラクマ・ヤフオクで販売してきました。
私自身が登山大好きなため、過去にかなりの数のウェアを買いましたし、リュックや帽子などのグッズも揃えてきました。
ですが、新しい登山ウェアを1枚買うと古いウェアがどうしても飽きてしまい、全く着なくなってしったウェアが何枚もありました。
なので、日々の不用品販売では、着なくなった登山ウェアをガンガン販売してきました。
するとその販売経験から「このブランドが特に売れた」「このアイテムが特に売れた」「このアイテムをこのくらいの価格で売ったら即完売した」ということがだんだんわかってくるのです。
そしてその登山ウェアを今まで打ってきた経験をしかして、自分のお金で登山ウェアを仕入れてでも売り始めました。
つまり、メルカリ・ラクマ・ヤフオクで不用品を販売してきた方なら、今まで売ってきた商品の中で「いいねが多くついてすぐに売れたもの」「ユーザーの反応が良かったもの」があるはずです。
まずはそういった「確実に売れそうなもの」からせどりをスタートしてみることをおすすめします。
自分の得意で知識があるジャンルはおすすめ
また、「自分の得意なもの」については、例えば仕事関係で知識があるものがあればその知識も使ってみましょう。
私の場合だと、前職の通販会社ではウィメンズのスポーツ系アパレルを担当していました。
すると、ふらっと入ったスポーツ用品店で商品を見ていると「え!このブランドのシャツがこの価格は安すぎる!」といった驚きがあったりします。
そのため、自分がよく仕事で扱っていたブランドやアイテムは、「この激安価格で仕入れてプラス◎◎◎円上乗せしたとしても絶対に売れるな」というのがわかるのです。
もしそういった仕事関係、趣味などで自分の得意分野があって「商品に対する値段の価値」がわかるものなら仕入れも楽しいはずですし、商品を見ただけでいくらで売れるかがわかると思います。
せどり初心者さんにおすすめの仕入れ先・ルートは?
せどり初心者さんならまずは中古品販売店での仕入れがおすすめです。
私は最初、ネットでも仕入れられそうな商品を探しましたが、やはり商品の写真が少なかったり「中古品だと失敗が怖いな〜」と思い、なかなか購入までに至りませんでした。
実際に商品についての説明文を書くのは自分ですし、責任を持って販売・発送を行うのも自分なので、「やっぱり売るからには商品を実際に見たい!」と思い、中古品販売店に行って商品をじっくり見てから仕入れるようにしました。
やはり自分の資金を使ってでも仕入れる商品なので、実際に見て購入することがおすすめです。
中古品買取販売店は掘り出し物に出会える
私の場合だと、HARD OFF(ハードオフ)やOFF HOUSE(オフハウス)、2nd Street(セカンドストリート)などの中古品を扱ったお店をよく見に行きます。
毎回毎回売れそうなものがあるわけではないのですが、たまに超掘り出し物があって「これプラス3000円くらいの値段つけても売れそう!」というものがあったりします。
また、私がこのあたりのお店に通う理由は、正直言うと店員さんの値段のつけ方が適当だからです。
これらのお店は大型店でいろんなジャンルの商品を買い取って販売しているので、恐らくそのジャンルの商品に詳しい人が値段をつけているわけではありません。
「このブランドのこのアイテム、一般的にはそんなに有名ではないけど定価で買うと6000円以上するし、結構コアなファンが多いブランドなんだけどな・・・」と思うようなアイテムでも平気で800円とかで売られていたりします。
恐らく店員さんはそのアイテムにもブランドにも詳しくないので、とりあえず売れそうな値段をつけるんじゃないかなと思います。
ですので手間ではありますが、仕入れ初心者さんは特に実際にお店に足を運んで、商品をじっくり見て仕入れることがおすすめです!
せどりは無理せず、今までの販売経験を使って得意なジャンルから始めてみよう
以上が、初心者さんのためのせどりの方法についてでした!
今までメルカリ・ラクマ・ヤフオクで不用品の販売をしていて、「家にある不用品だけだとお小遣いにならなくなってきた・・・」と思う方は、ぜひ1商品からでもせどりを始めてみることをおすすめします。
意外と巷には、掘り出し物がわんさかあったりします。
その際は上にも書きましたが、「違反行為は絶対に行わないこと」、また「自分が用意できる資金の範囲内で」、さらに「自分が得意なもの・商品価値の感覚があるもののみ仕入れる」ということを忘れずに、無理のない範囲で行ってみましょう。