ヤフオクでは明らかに在庫がないのに商品を出品をしている「無在庫販売(出品)」をしている出品者が稀にいます。
ですが2018年3月からこの無在庫販売はヤフオクでは禁止となり、ヤフオク事務局の取り締まりが強化されています。
無在庫販売・お取り寄せとは一体なんなのか?なぜ無在庫販売が禁止されているのか?などを詳しく解説していきます!
- ヤフオクの無在庫販売・お取り寄せとはどんな販売方法?
- 実は無在庫販売・取り寄せはヤフオクでは違反行為!
- なぜ無在庫販売が禁止されているの?その理由は?
- 無在庫販売はヤフオクでは取り締まりの対象なのでやめましょう
ヤフオクの無在庫販売・お取り寄せとはどんな販売方法?
ヤフオクでは無在庫販売・商品のお取り寄せは禁止されています。
お取り寄せとは、その名の通り「注文が入ってからメーカーに取り寄せる」ということです。
注文(購入・落札)されてから出品者がメーカーへ発注をかけ、商品を手元に取り寄せて出品者の元に商品が届いたら出品者が落札者へ発送をする、という流れになります。
つまり取り寄せと書いてある商品は、「現在出品者の手元にはない状態だけど販売している」と言うことになるため、それを「無在庫販売」と呼ぶのです。
この取り寄せ・無在庫販売をしている出品者が一時期多く見られたため、ヤフオクでは無在庫販売・無在庫転売は禁止となったのです。
なぜ無在庫販売・無在庫転売をする人がいるのか?
なぜヤフオクで無在庫販売や無在庫転売をする人がいるのでしょうか。
それはまず1つは、出品者は在庫リスクがない状態で販売をしたいからです。
家にある不用品にはやはり限界がありますし、在庫を手元に持った状態で販売をすると、売れない商品があった場合損をしてしまいます。
ですが、仕入れる商品を探し売れそうな商品があれば「手元に商品がない状態でまずはヤフオクで仕入れ値よりも高値で出品をして、売れたら商品を取り寄せる」という流れであれば、在庫がない状態でも販売をすることができます。
また、ヤフオクが個人で簡単に始められる売買サイトであることも理由の1つです。
ヤフオクでは利用料無料、売れた時にシステム利用料が発生する仕組みであるため、初期費用ゼロ円で始められます。
そのため、転売・販売初心者でも始めやすい特徴があります。
さらに、今では簡単に海外(主に中国・韓国)サイトでネットから海外商品を購入できてしまうため、それをヤフオク等を使って転売しようとする出品者が少なからずいます。
なぜヤフオクでが転売目的で利用されるのかについては、下記の記事で詳しく書いていますので、こちらもご参考に!
メルカリ・ヤフオク・ヤフオクが転売目的で利用される理由とは?転売しやすい商品・転売に関するルールはある?
実は無在庫販売・取り寄せはヤフオクでは違反行為!
無在庫販売をしている出品者をあちらこちらで見かけますが、実はヤフオクでは在庫が手元にない無在庫販売は禁止となっています。
無在庫販売に関する各サイトの規約は下記となっています。
ヤフオクの無在庫販売ルール
ヤフオクの「出品者の禁止行為」の中に「予約商品以外を、在庫が手元にない状態で出品すること」が書かれています。
このようにヤフオクでは在庫が手元にない商品の販売は禁止されているため、もし無在庫販売が事務局に見つかった場合は、商品を即削除される可能性があります。
また、それでも何度も無在庫販売を繰り返す場合は、利用停止も十分にあり得ます。
在庫が手元にない商品の販売は事務局も厳しく取り締まっていますので、絶対にやめましょう。
なぜ無在庫販売が禁止されているの?その理由は?
ヤフオクで無在庫販売が禁止されている理由は、下記が考えられます。
①在庫なしキャンセルが増える
無在庫販売の商品を購入者(落札者)が購入し、出品者が商品を取り寄せてみたものの仕入れ先に在庫がなかったという場合、取引をキャンセルせざるをなくなってしまいます。
無在庫販売の場合は、このような「在庫なしキャンセル」が発生してしまう可能性がとても高いのです。
本来のヤフオクのルールである手元にある商品を出品・販売していれば、売れたら確実に発送ができますが、無在庫販売は在庫が手元にない状態で販売しているので、「在庫が用意できなかった」ということも十分あり得るのです。
また、そのキャンセルが多発すれば、購入者からのヤフオクへの信用は無くなりますし、クレームが事務局にいってしまうことだってあります。
さらに、事務局からすればキャンセル処理・返金の手間だって出てくるため、「落札されたら出品者はすぐに商品を発送して取引を完了してほしい」というのが事務局の本音ですし、それが本来のあり方です。
無在庫販売は様々なリスクがあるので、事務局もこれに関しては厳しく取り締まるしかないのでしょう。
②届いた商品が写真と異なる可能性がある
無在庫販売の場合は、出品者はその商品を持っていません。
つまり、その商品の画像をネットから拾って掲載している場合があります。
そのため「商品を購入して届いてみたら写真と実物の商品が違う」というトラブルも発生します。
またそれは、出品者も商品が手元にないので写真と本当に違うのかが判断ができません。
このようなトラブルが発生しやすいのも、無在庫販売の特徴です。
③トラブルになるような取引は事前に防ぎたい
上の2つを挙げた通り、無在庫販売をした結果このようなトラブルが増えることで、取引のキャンセルや、事務局へのクレーム、さらにそれが出品者・購入者間で嫌がらせが起こるなど様々なリスクの可能性があります。
私の前職のネット通販会社でもそうでしたが、在庫がある・ないに関しては購入者はかなりシビアですので、在庫がない商品の販売は様々なトラブルを引き起こす原因にもなるのです。
無在庫販売はヤフオクでは取り締まりの対象なのでやめましょう
以上が、ヤフオクでの「無在庫販売」についてでした!
ヤフオク事務局が無在庫販売をかなり厳しく取り締まっているからか、ヤフオクでは取り寄せをしている商品はかなり少なくなりました。
それでも中にはよーく商品説明文を読むと「あ、無在庫ね・・・」という商品が隠れていたりします。
そのような商品を落札してしまった落札者は「こんなに待つと思わなかったよ!」や「届いてみたら微妙に写真と違うんだけど・・・」となってしまう場合もあります。
どちらにしても、無在庫販売は禁止の対象ですし、万が一落札してしまった落札者にとってもあまりいいことはないでしょう。
無在庫販売はどちらにとってもトラブルの元になりますので、出品も落札もしないように気をつけてくださいね。
出品者の方は、必ず手元に在庫がある商品のみを出品するようにしましょう!
ヤフオクユーザーは「オークファン」も使うのがおすすめ
ヤフオクで出品・入札(落札)する場合は、「オークファン」というサイトを一緒に使うことがおすすめです。
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