ヤフオクで商品を出品・販売するにあたり、ユーザーがその商品を「クリックしたい」「見てみたい」と思う動機は、商品画像です。
商品名や商品説明文を丁寧に書くことももちろん重要ですが、「商品画像の撮り方を変えただけですぐに入札が入った!」ということが起こるほど、ヤフオクでは商品画像で売れるか売れないかが決まるほどです。
そんなヤフオクでの商品画像の重要性や、売れる商品画像の撮り方、サイズや枚数、画像の追加の方法などについて詳しくご紹介していきます。
ヤフオクに出品前に知っておくべき商品画像のこと
上でご紹介した通り、ヤフオクで物を売るにあたり一番重要となるのが商品画像です。
その理由は、商品が一覧で並んだ際に商品画像が視覚的に一番目に入ってくるからです。
ヤフオクでは商品を検索した際、このように1商品ごとの商品画像、商品名、価格、使用状況、オークション終了までの日数、入札件数が表示されます。
ですが、この時パッと見て「クリックしよう」と思うのは、商品画像で決めていませんか?
多くの人はまず商品画像でいいなと思ったら、隣の商品名や価格などの情報を見るはずです。
つまり、商品画像に魅力がなければ商品名も読まないし、商品の使用状況や価格、オークション終了までの日数、入札件数までは見ないということなのです。
それくらい商品画像は、物を探すユーザーにとって一番重要なポイントになっており、商品画像次第でクリックされるかされないかが決まるということです。
商品説明文よりも商品画像が大事
例えば、ヤフオクでは下記の2つの商品が販売されているとします。
①商品説明文が長文で商品の内容が詳しく書かれているが、商品画像がない商品
②商品説明文はないが10枚の鮮明な商品画像が登録されている商品
この2つなら間違いなく、ほぼ全員が②の商品を購入するでしょう。
なぜなら、商品を自分の目で確認できるからです。
人間はどんなに丁寧に細かく口で説明をされても、見たことがないものは「欲しい」とは思わないはずです。
また、「百聞は一見に如かず(=人から何度も聞くより、一度実際に自分の目で見るほうが確かであり、よくわかる)」ということわざがあるほど、目で確認する方が正確で認識しやすいのです。
つまり、商品説明文を丁寧に頑張って書いても、商品画像の質が悪ければ購入意欲は湧かないということです。
それくらい、ヤフオクでは商品画像の質で売り上げが変わると言っても過言ではありません。
ヤフオクの売れる商品名・商品説明の書き方やコツ!検索にヒットする例文や文字数制限は?
商品画像を撮影する際はスマホサイズを意識する
また、ヤフオクで商品を出品する上で忘れてはいけないのが、ヤフオクのユーザーの8~9割はスマホからアクセスしているということです。
この理由については、スマホが普及してスマホから簡単に買い物ができるということはお分かりだと思います。
パソコンページからヤフオクのサイトを見ると、パソコンの画面の大きさによって商品画像も大きく見ることができますが、スマホからヤフオクのアプリを開くとパソコンページよりも商品画像が小さく表示されてしまいます。
(サイズの大きいiPhoneXRでヤフオクを閲覧しても、商品検索の際に一覧で並ぶ商品画像の大きさは1枚当たり2cm×2cm程度です)
これは、よーく見ないとどんな商品かがわからないくらいの大きさでもあります。
つまり、こんなに小さいサイズの商品画像1枚でどんな商品かが伝わらないとクリックすらしてもらえないということです。
ヤフオクで撮影すべき画像サイズは?
ヤフオクのガイドには、商品画像のサイズについては下記のように書かれています。
・1枚あたり5MB以内の、JPEG形式、またはGIF形式の画像を10枚まで掲載できます。
・高さ、または幅が1200ピクセルを超える画像は、縮小して掲載されます。
・出品完了後、画像の削除・変更はできません。合計10枚までの追加はできます。
・縮小画像は、縦横比がほぼ3:4の枠におさまるように縮小されます。極端に縦長・横長の画像を使うと、左右・上下に大きな空白ができ、かなり小さく見える場合があります。
引用:ヤフオク!ヘルプ - 商品情報入力【画像のアップロード】
うーん。ピクセルやらMBやら出てくるとよくわかりませんよね?
これをわかりやすく一言にまとめると、スマホのカメラからスクエアサイズ(正方形)で写真を撮れば問題はありません。
iPhoneの場合、カメラを起動するとこのように写真のサイズを選ぶことができます。
↓ここ
その際、右にスクロールをして「スクエア」サイズを選ぶようにしましょう。
このスクエアサイズで撮影をすると、ヤフオクで出品した際、ちょうどぴったりで見やすい画像のサイズになります。
iPhoneの場合は、一番上の画像のように「写真」というサイズがデフォルトになっていますが、この「写真」サイズは縦長サイズとなっています。
そのため、ヤフオクの出品画面で写真を登録すると、このように両端に空白が出てしまいます。
ですが、スマホのカメラでスクエアサイズで撮影をすると、このように余白がなくぴったりのサイズになります。
そのため、ヤフオクでは最初からスクエアサイズ(正方形)で撮影をし、商品が一覧で並んだ時に空白のない写真を登録するようにしましょう。
ヤフオクで売れる商品画像の撮り方とは?
では、具体的にどのように商品画像を撮っていけばいいのでしょうか?
まず、ヤフオクに出品をするなら、メイン画像と詳細画像の2つに分けて考えていきましょう。
これら2種類の画像について詳しく解説していきます。
メイン画像(1枚目)
メイン画像とは、1枚目に登録する画像のことです。
ヤフオクで商品を出品すると、新着商品や検索で一覧として並んだ時に1枚目のメイン画像が採用されます。
つまり、1枚目のメイン画像はヤフオクで商品を販売するにあたり最も重要な画像となります。
売れるメイン画像(1枚目)の撮り方
ではこのメイン画像はどのように撮るのが正しいのでしょうか?
マグカップを例に挙げて説明していきます。
まずは、下の2種類の画像を比べてみましょう!
①
②
どちらの画像に目が止まりますか?
断然、商品を大きく撮った②の画像だと思います。
上でご説明した通り、ヤフオクではスマホのアプリが充実していることもあり、出品者も購入者もほぼ全員がスマホユーザーです。
ですが、スマホアプリは商品画像が小さいため、小さい画像であっても1枚目のメイン画像をパッと見て「何を販売しているか」がわからないとユーザーは基本的にスルーします。
たくさん商品が並んだ中でパッと見のインパクトがなければ、どんどんスクロールされてしまい、クリックすらしてもらえません。
上の画像①の場合、商品の他にもいすやテーブルとわかるものが写ってしまっているため、マグカップがさりげなく置いてあるくらいではパッと見で「マグカップが売られている」とはわからないはずです。
また、背景にイスやテーブルが入っていると、ユーザーにとっては目から入ってくる情報が多すぎて「マグカップ」を認識することに時間がかかってしまいます。
つまり、メイン画像には画像いっぱいに商品を入れて、パッと見ただけで何を販売しているのかがわかるようにするべきなのです。
メイン画像の撮り方のまとめ
メイン画像の撮り方のポイントをまとめると、下記になります。
● 売りたいものは商品全体がしっかり入る程度にどアップで
● 商品以外をなるべく入れない
● 背景はシンプルなところで撮影する
詳細画像(2枚目以降)
詳細画像とは、メイン画像以外の画像のことです。
ヤフオクの場合は画像は最大10枚登録できるので、2~10枚目の画像のこととなります。
この詳細画像では、メイン画像には写らなかった部分の商品の詳細画像を入れていきます。
売れる詳細画像の撮り方とは?
詳細画像にも売れるためのコツがあります。
例えば2つの商品があるとします。
①メイン画像1枚・詳細画像1枚の商品
②メイン画像1枚・詳細画像3枚ある商品
この2つだったら、どちらを買いたいと思いますか?
もちろん②の詳細画像が3枚ある方だと思います。
正直、カップの上から撮った画像や底のティファニーのロゴが購入のポイントになるかと言ったらならないと思います。
ですが、違う角度からさらに商品を見れたらなぜだか安心しませんか?
そうなんです。
商品画像が多い=商品の詳細を多く見れた気分になり購買意欲が上がるのです。
画像が多ければ多いほど、情報量が多くユーザーは安心します。
できるだけ詳細画像は多く用意しましょう。
商品に汚れや傷も撮影する
また、商品の傷や汚れがある場合、詳細画像の中に汚れや傷の画像も入れるようにしましょう。
気持ちよく取引するためには、商品に傷や汚れがあることをしっかり伝えないと後から面倒なことになります。
その際は、商品説明文にも「少し汚れがあります。(画像3枚目)」など付け加えるとユーザーもわかりやすいです。
また、ジャンク品として出品する場合は、どの部分が壊れているのかなどを伝えるためにも写真に載せることが大事です。
画像が暗い場合は明るさを調整する
画像の明るさにはついては、これもとても重要です。
こちらでも、先ほどのマグカップを例にあげて説明します。
①
②
この2枚の画像なら、どちらをクリックしたくなりますか?
これらの画像は全く同じ画像で、明るさを変えただけです。
もちろん、全体が明るい方の②の画像をクリックしたくなりますよね。
部屋で商品を撮った場合、部屋が暗かったりすると商品も暗く写ってしまいます。
商品が暗いということは商品がよくわからないということになるので、これは画像を撮り直すかカメラ機能で明るさの調整を行いましょう。
写真>画像を開く>編集>一番右の太陽のようなマーク>ライト
で明るさの調整が可能です。
注意としてはあまり明るくしすぎると、実際の商品の色味と画像が異なってしまいます。
こうなるとクレームにもつながるので、あくまで1~2段階明るさを調節するくらいにしましょう。
また、画像の加工をしすぎるとインスタグラムにあげるようなおしゃれ写真になってしまい、ユーザーに「ばりばり加工してるな」と思われてしまいます。
「この色味で合ってますか?」「本来の色味の画像を見たいのですが」などコメントが来てしまうこともありますので、本来の色味を変えない程度に明るさを調節しましょう。
詳細画像の撮り方のまとめ
2枚目以降の詳細画像の撮り方のポイントをまとめると、下記になります。
● 詳細画像はできるだけ多く撮影し登録をする
● 様々な角度から撮る
● ユーザーが知りたい情報を全て載せる
● 汚れや傷も画像で撮っておく
● 暗い画像はクリックされない
● 不自然な加工はしない(色味を変えない)
ヤフオクで売れる画像の枚数は?
上で詳細画像は枚数が多ければ多いほどが良いとご紹介したとおり、「ヤフオクで売れる画像の枚数は?」と聞かれれば「最大枚数の10枚」が答えになるでしょう。
ですが、これは商品によっては詳細画像は少なくても良いです。
例えば、上の例にあげたマグカップ1つなら正面・背面・上部・底面で十分商品を伝えられます。
他にも付属の箱があるなどがあれば別で撮る必要はありますが、マグカップ1個なら写真は4枚で十分です。
商品によって伝えられる箇所がたくさんあるなら、その場合は最大10枚まで載せられるのでたくさん写真を載せておきましょう。
高額商品の場合は詳細画像を多めに載せる
また、高級ブランド品の場合はできるだけ詳細画像は多く載せましょう。
その理由は、どんな人も高額な商品であればあるほど、少ない画像の情報で購入(入札)を決断できないからです。
例えば、高級ブランドの長財布が定価20万円するものがヤフオクで5万円で売られているとしたら、まずは多くのユーザーが飛びつくでしょう。
ですが商品ページに入ってみると、メイン画像の1枚しかないのです。
するとみんなが「あれっっっっっ!!?情報が少ないぞ!」と思い、一旦いいねをつけておいてもすぐに入札をする人はいないでしょう。
確かに、20万円のものが5万円で売られていたらとてもお得です。
ですが、5万円の商品を画像1枚だけで購入しようとは思いませんよね?
これにはかなりの勇気が必要ですし、ギャンブルのようなものです。
つまり、高価な商品であればあるほど、多くの情報を載せてあげないとユーザーは購入までに至りません。
例えば財布なら、財布を開いた時、ジッパー部分、高級ブランドならロゴの部分、カード入れの部分、お札入れ、小銭入れ、柄や生地のアップ、汚れ(あれば)など写真を撮るべき箇所はたくさんあります。
高価な商品であればあるほど、ユーザーは情報がないと不安になってしまうので、商品画像を多めに撮影・登録し、5万円を出すだけの価値がある商品ページを作成する必要があります。
ブランド品を高値で売るコツ!高級感のある商品画像の撮り方とは?
画像10枚も何を載せたらいいのかわからない人はこちらも参考に
ちなみに別の記事では「メルカリで商品画像が10枚も登録できるようになったけど、でも何を撮影したらいいの?」という方向けに、商品の撮るべき箇所をご紹介しています。
悩んだときにはこちらも参考に、商品の撮影をしてみてください。
メルカリの画像枚数が最大10枚に!売れる商品画像10枚の撮影方法とは?
出品完了後は画像の変更・削除ができないので注意
ヤフオクでは、一度出品を完了してしまうと、編集画面上で画像の削除や変更ができなくなっています。
できるのは、画像の追加のみです。
また、一度オークションを取り消して再出品をしても、画像の変更や削除はできなくなっています。
これはヤフオク特有の不便な点でもありますが、恐らくオークションによっては長い期間開催されるものもあるため、「あの画像が昨日まで載っていたから入札を入れたのに今見たら消されてる!どういうことだ!?」といったトラブルを防ぐためなのかもしれません。
もし入札者がいない場合に画像の変更や削除をしたい場合は、そのオークションを一度取り消してからまた1からその商品を出品するしか方法はないので、少し手間ですがそのようにしましょう。
ヤフオクでは商品画像で売れるか売れないかが決まる!
以上が、ヤフオクで売れる商品画像の撮り方についてでした!
ヤフオクで商品を販売する上で、商品画像は超大事です。
上でもご紹介しましたが商品画像1枚で、クリック数・アクセス数・売上が大きく変わります。
つまり、自分の撮影した商品画像次第で、売れるか売れないかが決まります。
またその際、自分がその商品を探しているユーザーだったら「商品のどの部分を見たいか?」をよく考えて、商品画像を撮ることが大事です。
例えばバッグなら、内ポケットはあるのか、中の柄はどんな柄なのか、ジッパーに痛みはないかなど、細かいところまで目で確認してから購入したいはずです。
商品画像次第で購入(入札)のきっかけになるので、1枚1枚丁寧に撮影をするようにしましょう。
「商品画像で売り上げが変わる」ということを忘れずに、今回紹介したことを意識して撮影をしてみてください。
ヤフオクユーザーは「オークファン」も使うのがおすすめ
ヤフオクで出品・入札(落札)する場合は、「オークファン」というサイトを一緒に使うことがおすすめです。
画像引用:国内のショッピングサイトをワンクリックでまとめて検索【オークファン】
オークファンでは無料会員登録をするだけで、下記のことができるようになります。
● 国内外のオークション・ショッピングサイトをまとめて比較できるため、一番安いサイトで商品を購入することができる
● 680億件以上のデータから過去の落札相場を調べることができる
● 「入札予約ツール」で予約した時間に狙った商品を入札できる
● オークファンを利用することでポイントが溜まり、現金や電子マネー、商品券などに交換できる
● 商品説明文が伝わりやすくなる「出品テンプレート」が無料で使える
オークファンは会員登録をするだけで、様々な機能が使えるため売り上げアップにつながりやすいです。
また、有料のプレミアム会員・プロPlus会員になるとさらに多くの機能が使えるようになり、今仕入れるべき商品なども知ることができます。
ヤフオクユーザーは、ぜひオークファンも一緒に活用してみてください!
\ 無料会員登録ですぐに使える! /
オークファンをチェックしてみる