2018年のメルカリの取引ランキングが発表されましたが、メルカリで一番取引されているブランドは「ユニクロ(UNIQLO)」だということをご存じでしたか?
この結果を知って、私は正直「え?なんでユニクロ?もっと高級で普段は手の出しにくいブランドかと思った・・・」と思ってしまいました。
なぜユニクロの商品がメルカリで売れているのか?なぜ低価格ブランドのユニクロなのか?などについて、過去のメルカリの取引ランキングも参考にご紹介したいと思います。
- 2018年のメルカリ取引ランキングでは1位はユニクロ
- メルカリでユニクロの商品が多く取引される理由とは?
- ユニクロは出品されている数が圧倒的に多いから購入される数も多い
- ジーユーも同じ理由で売れやすいかも!?
- ユニクロ商品を捨てるくらいならメルカリで出品を!
2018年のメルカリ取引ランキングでは1位はユニクロ
2018年のメルカリの取引ランキングでは、最も買われているブランド・最も売られているブランド共に1位はユニクロでした。
ブランドと聞くと高級ブランドをイメージしてしまいますが、なんと購入も販売も1位がユニクロなのです。
ちなみにその「2018年の最も買われたブランドランキング・最も売られているブランドランキング」の2~10位に入っているブランドは、ナイキ、アディダス、アップル、ラルフローレン、シャネル、ミキハウス、ルイヴィトンなど、いかにも「ブランド!」といった高級ブランドが多く入っています。
これらのハイブランドが売れる理由としては「新品は高くて買えないから中古でいいから格安で買いたい!」という人が多いことが想像できます。
ですが一方で最も買われているブランド・最も売られている共にユニクロが1位ですし、さらにユニクロの姉妹ブランド「ジーユー(GU)」も買われているブランドランキング9位、売られているブランドランキング6位に入っているのです。
メルカリが「取引ブランドランキング2018」「メルカリトレンドワード2018」を発表!
メルカリでユニクロの商品が多く取引される理由とは?
ここで疑問なのは、なぜメルカリでユニクロの商品がランキングで1位をとるほど取引されているのか?ということですよね。
正直なところ、ユニクロの商品ならわざわざメルカリで購入しなくても近くのユニクロで買えばいいし、近くにユニクロの店舗がなければネットでも買えます。
そして何よりユニクロならわざわざ安値の中古品を買わなくても、新品で定価で買っても他のブランドよりも低価格なのでても出しやすいです。
「わざわざメルカリでユニクロの商品を買わなくても?」と思ってしまいます。
ですが、こんな理由からユニクロはメルカリで多く販売され、購入がされていると考えられます。
①ユニクロは全国に800店舗以上!誰でも身近なブランド
ユニクロは現在全国に827店舗を展開していて、海外には1241店舗も展開しているほど、今では日本を代表するビッグブランドです。
そのユニクロが全国に827店舗もあるとなると、単純計算で1つの県に17店舗あることになります。
それくらいユニクロは日本人にとって身近で馴染みのあるブランドになっていて、認知度も高いため、メルカリでも「ユニクロ」検索がされるのでしょう。
②低価格だからこそ一人当たりの持っているユニクロ商品の数が多い
ユニクロの特徴といえばやはり低価格であること。
セールになれば「え?この厚手のヒートテックこの価格でいいの・・・?」と思ってしまうほど低価格で販売されていることが多いですよね。
また、定価でも他のブランドに比べれば低価格であるので、誰もが手の出しやすいブランドであると言えます。
その低価格であるということから、一人当たりが持っているユニクロ商品の数も多いでしょうし、それが不要になればメルカリで売る人も自然と多くなるはずです。
③ユニクロは赤ちゃんからシニアまで幅広い商品展開
ユニクロはレディースのみ、メンズのみといった商品展開ではなく男女共に、さらに赤ちゃんからシニアまで幅広い年齢層をターゲットに商品展開をしています。
また、今ではスポーツウェアやマタニティウェアまで展開しているので、誰もがユニクロで洋服を揃えられてしまうのです。
つまり、ユニクロのターゲット層は「今生きている全ての人」と言っても過言ではありません。
実際に私も子供が生まれる頃には新生児用のベビー服をユニクロでも買いましたし、そのついでに私と旦那の洋服まで購入しました。
それくらいユニクロは「今生きている全ての人」がターゲットになるので、購入する人の数も多いのでしょう。
家族単位で見ても、家にあるユニクロ商品の数はどの家庭も多いと思います。
それが自然と不用品なれば、メルカリに出品されていくのでしょう。
④ユニクロのシンプルなデザインが万人受けする
ユニクロの特徴といえば「シンプル」なこと。
あまり柄物は販売していないですし、無地でシンプルなデザインが多い印象です。
奇抜なカラーや奇抜な柄はどうしても購入するユーザーが決まってしまいますが、ユニクロのようなベーシックなシンプルデザインは、どの層にも響くデザインになっているのでしょう。
そのユニクロの万人受けするデザインが誰にでも売りやすく、それがメルカリでも売れやすいと考えられます。
⑤ユニクロという安心感
私の父親も母親も声を揃えて言うのが「ユニクロなら間違いない」と言うこと。
ユニクロは低価格でありながらも機能性に優れていて、さらに日本のブランドであること、そして今では「ユニクロ」と言うブランドの信頼度・安心感も高いことで、メルカリでユニクロ商品が販売されていても安心して購入できるのでしょう。
また、メルカリでユニクロ商品が出品されていて「この人商品画像が少なくて心配だな」と思っても、ユニクロの商品というだけで「まあユニクロなら安心かな」と思って購入する人も多いと思われます。
「ユニクロなら失敗がない」とユーザーが思うことも、メルカリでも売れやすい理由と考えられます。
⑥身近なブランドであることでサイズ感も安心
ネットで洋服を購入するとなると一番心配なのがサイズ感ですよね。
私の前職のネット通販会社でも、返品の理由で一番多かったのが「サイズが合わない」でした。
買ったことのないブランドであればサイズ感もわからないですし、ブランドによって同じMサイズでもサイズ感が異なったりするので、新しいブランドの洋服をネットで購入するとなると、やはりサイズ感が心配です。
ですがユニクロは、今では誰もが1着は持っているほど身近なブランドであるため「今着ているユニクロのサイズがMだからMを買えばいいか」と、今持っているユニクロ商品のサイズと合わせれば、ネットでもサイズに迷うことなく商品を購入できます。
また、もしユニクロの商品をまだ持っていない人でも、近くのユニクロの店舗に行けば試着もでき自分に合うサイズを知ることができるので、安心してネットでもユニクロ商品を購入することができます。
⑦「3ヶ月以内なら返品可能」を利用している人も多い?
ユニクロでは購入から3ヶ月以内であれば返品が可能なのです。
この返品ルールを利用した人の中には、ユニクロのオンラインショップで同じ商品のS,M,Lサイズ3点を購入して、届いたら試着をしてサイズの合うものだけを残して他は返品するという人も多いんだとか。
そのユニクロの返品ルールを利用して返品する人もいれば、中には返品が面倒臭くて合わなかったサイズの商品をメルカリに出品して売ってしまうという人もいるようです。
そのような新品のユニクロ商品が販売されていれば、ユニクロの店舗やオンラインショップではなく、メルカリの売上金やポイントを使ってメルカリでユニクロ商品を購入する、という人も多いのでしょう。
ユニクロは出品されている数が圧倒的に多いから購入される数も多い
上で書いた通り、ユニクロは低価格で手が出しやすく、さらに幅広い層に向けた商品展開、そして誰にでも身近で安心感もあるブランドです。
その結果、ユニクロの商品がメルカリで出品されている数が圧倒的に多く、それをメルカリで購入する人も自然と多くなるということに繋がるのだと考えられます。
つまり、日本人自体がユニクロ商品を持っている数が圧倒的に多いのでしょう。
確かに私の自宅の中だけで考えても、私も旦那も息子もタンスの中にはユニクロ商品がやはり多いです。
特にベビー服はユニクロでも機能がいいのに低価格で買えるので、本当にお世話になっています。
上で紹介した2018年のメルカリ取引ランキングを見ると「ユニクロはメルカリで売れやすい!」と思っている人も多いと思いますが、「メルカリでユニクロ商品を出品する人が多いから購入する人も多い」と言った方が正しいと言えます。
ユニクロは誰にも身近で知名度が高いからこそ、他のブランドに比べて出品されている数も購入される数も圧倒的に多いのでしょう。
ジーユーも同じ理由で売れやすいかも!?
ユニクロの姉妹ブランドといえばGU(ジーユー)ですよね。
ジーユーも2018年のメルカリのブランド取引ランキングに入っているブランドでもあるので、やはりメルカリで売れやすい&購入されやすいと思われます。
また、実際に私もジーユー商品をメルカリで出品したところ、いいね!もいくつかつきすぐに売れた経験があります。
ですが私個人的なメルカリでの販売経験では、正直ジーユーよりもユニクロの商品の方が売れやすい印象があります。
やはりジーユーはユニクロよりも店舗数が少ないですし(現在390店舗)、ジーユーにはベビー服やマタニティウェアなどの展開がなかったりなどの理由から、ジーユーよりもユニクロの方が需要は高いと思われます。
ですが、ジーユーもシンプルなデザインで万人受けする点や、低価格、全国展開があり身近なブランドであることから、ユニクロと同様、メルカリで取引される数が多いブランドでもあるので、ぜひ不要なジーユー商品があればメルカリに出品してみましょう。
ユニクロ商品を捨てるくらいならメルカリで出品を!
以上が、なぜユニクロの商品がメルカリで売れているのか?についてでした!
私もメルカリやラクマを始めたばかりの頃、持っていたユニクロの洋服が不要になった時「ユニクロの洋服を売ってもかなり安く販売することになるし、わざわざメルカリでユニクロの服を買う人もいないかな?」と思いましたが、一応メルカリに出品してみたらいいね!の数がじゃんじゃんついてすぐに売れて驚いた経験があります。
そのすぐに売れた理由はやはり上で紹介した通りで、中古品であってもメルカリでユニクロ商品を購入する人が多いのでしょう。
もし家にユニクロ商品(ジーユーも)で不要なものがあれば、ぜひメルカリで出品してみてくださいね。