メルカリ、ラクマ、ヤフオクで出品をしていると慣れた頃に値段設定ミスを起こしやすくなります。
これらのサイトでは、出品者が販売価格(ヤフオクならスタート価格と即決価格)を決めて販売をスタートしますが、稀に出品者のミスであり得ない価格で販売されているケースがあります。
また、価格だけでなく配送方法を間違えてしまっていた、ということもあります。
販売価格や配送方法を間違えてしまうと利益が残らず赤字になる場合もあるので気をつけなければなりません。
一体どんな販売価格ミスがあるのかを紹介していきます。
メルカリボックスでも出品時の値段設定ミスは多くある
以前、メルカリのユーザー同士が質問をし合えるメルカリボックスを見ていた時、メルカリでの失敗談の投稿に「出品価格を間違えてしまった」「配送方法を間違えてしまった」という回答がたくさんありました。
メルカリで出品数が増えれば増えるほど、出品作業にも慣れ、あまり確認をせずに出品してしまい売れてからミスに気づく、というケースは多くあるようです。
実際に私も価格を間違えてしまい、予定よりも安い価格で販売してしまい悔しい思いをした経験があります。涙
たくさんの出品をしていくと、パッパッと出品作業を終わらせたいがために、最終確認もしない高速出品をしてしまうと、このようなことが起こってしまうのです。
出品者に起こりがちな価格ミスの例
出品者さんもミスをしたくてしているわけではありません。
これは出品や発送作業に慣れた頃に誰にでも起こりうるミスなので気をつけなければいけませんが、その中でもよくある出品ミス2つをご紹介したいと思います。
①販売価格を1桁間違える
中でも多いのは、販売確認の桁を間違えてしまうことです。
例を挙げると、3000円で販売しようと思っていたのに、うっかり300円で販売してしまうなどです。
もし3000円相当の商品が300円で売られていたら出品後、数分以内に購入するユーザーが現れるでしょう。
もちろん、こんなに安ければ値引きコメントもなく見つけ次第すぐに買われてしまうはずです。
メルカリもラクマもヤフオクも、購入(入札)されてしまえばその価格で発送せざるを得ません。
購入後に「価格を間違えて出品してしまったのでキャンセルしてください!」なんて購入者にお願いしても「は?知らないよ」と言われるだけです。
出品時に価格ミスをしてしまったら全て自分の責任です。
購入者に落ち度はないので、激安で販売してしまって赤字確定でも、商品を発送して取引を終えるしかありません。
②配送方法や荷物のサイズを間違えた赤字に
送料を出品者負担にしている商品を出品した際に、配送方法や送る荷物のサイズを間違えて送料を想定しまうこともよくあります。
この場合、売れてからいざ発送をしようとした時に、「想定してたよりも送料が高くなってしまった!」という事もよくあります。
例えば、下記の商品を出品したとします。
価格:1000円
配送方法:らくらくメルカリ便
予め自分で荷物のサイズを測った時は、宅配便60サイズの送料700円だと思っていたのに、いざ梱包してコンビニに持って行ったら、その一つ上のサイズの宅配便100サイズの900円だった、という事があったりします。
すると、
販売確認1000円-販売手数料10%(100円)-送料900円=利益0円
になってしまうのです。
最初に想定していた配送方法だとサイズオーバーで送れなかった、梱包の段ボールが大きくてサイズが一つ上のサイズになってしまい送料が高くなってしまった、などということは、出品者にとっては起こりやすいミスの例です。
買われてから気づくパターンが多いので気をつけて!
上のケース①、②のどちらとも、購入されてから気づくパターンが多いです。
①の場合は、1桁間違えてしまっているくらい安い値段で出せば、人気商品やそれなりに需要のある商品であれば、それはそれは戦争のようにユーザー同士で取り合いになると思われるので、早い者勝ちです。
出品して数分で購入されてしまうこともあるでしょう。
また、②の場合も購入されていざ発送をしようと思った時に気づくパターンになると思われるので、発送作業をするまでは出品者側では気づくことができません。
これらのミスを防止するならば、パターン①は出品項目を全て埋めた後に出品内容に間違えはないかどうかを確認した上で「出品ボタン」を押すことでしょう。
また、パターン②は、事前に荷物のサイズや配送方法に間違いはないかどうかを確認し、さらに販売価格から販売手数料、送料を引いても利益は残るのかどうかをしっかり確認した上で出品するようにしましょう。
価格の桁ミスは購入者は気づかないので自分で気づくしかない
パターン①の価格の桁ミスの場合は、購入者は出品者の出品ミスとは思いません。
なぜなら、メルカリやラクマ、ヤフオクなどで個人で出品する場合、価格設定は自由であるからです。
私の前職のネット通販会社では、例えば定価10,000円のものを1000円で販売をしてしまったら、何も言わずにすぐに購入するお客様もいれば、「この価格間違っていませんか?他店舗では全店10,000円で売られているのですが・・・」と親切に電話やメールをくれるお客様もいました。
その親切なお客様の連絡で「あ!価格を間違えて販売してしまってた!社長ごめんなさい!」と気づくことができたケースもありました。(社長ごめんなさい・・・)
ですが、メルカリ・ラクマ・ヤフオクの場合は、そんな親切なお客様はいないと思ったほうがいいです。
その理由は、定価10,000円の商品が新品・未使用品であっても、その出品者によって「定価10,000円のものならまずは9,000円で売りたい」と思う人もいれば、「もう家にあっても邪魔だからタダ同然で売ってもいいから誰か引き取って!」と思って300円で出品する人だっているのです。
メルカリ・ラクマ・ヤフオクの場合は、出品者次第で自由に価格を決められるのです。
また、特に中古品の場合は、元は10万円で買った商品であっても、その商品の状態によっては1000円程度で販売するのが妥当と思われる事もあるので、メルカリ・ラクマ・ヤフオクに限っては、安すぎる価格で販売していることに誰も疑問に思わないことが多いのです。
価格が一桁多い分には売れないので大丈夫
また、その逆で桁を1桁多く販売してしまったとします。
例えば、相場が1,000円の商品を10,000円で販売したとします。
この場合は、高すぎる値段設定のためきっと誰も買わないでしょう。
その後、出品者が「あれ?出品したのに全然売れないな~?」と思い商品ページを確認したら「1,000円で売りたかったのに間違えて10,000円で売ってしまっていた!」と気づくことができるでしょう。
危ないのは、1桁少ない価格で販売してしまうことなのです。
出品や発送作業に慣れるとミスが起こりやすいの要注意!
以上が、メルカリ、ラクマ、ヤフオクでのよくある出品ミスについてでした。
私自身もメルカリ・ラクマ・ヤフオクでの販売で価格を間違えたこともありますし、送料を安く見積もってしまい発送してみたら赤字になってしまった、という経験はあります。
出品や発送作業に慣れてしまうと、出品項目をササッと入力して「はい出品~!」と確認もせずにすぐに出品ボタンを押してしまうようになります。
また、過去の発送経験から「この荷物はこの配送方法で送れるから送料は◎◎円だな」と勝手に想定しまうこともありますし、梱包サイズも適当に計算して販売価格を決めてしまうこともあるでしょう。
今回紹介した出品者がミスしやすい2つのパターンは、出品・発送作業に慣れてきた時に起こりやすいミスでもあります。
利益ゼロ・赤字になってもそれは勉強代と思おう
ですが、その出品でミスをしてしまい、最終的に利益がなく赤字になってしまったとしても、それは「勉強代」と思って気持ちを切り替えるしかありません。
お小遣い稼ぎをする以上、やはりお金が発生するので自分のミスで自分が損をすることだってあります。
その赤字分のお金を払ってでも、今後の販売に活かせられればいいのです。
当たり前の話ですが、もしミスをしてしまっても「同じことが起こらないように今後はきちんと防ぐ」ことが大事なのです。
みなさんも気をつけてくださいね!