最近メルカリやラクマ、ヤフオクで取引をしていると取引メッセージに何やら不思議な現象が起こることがあります。
それは取引メッセージで実名を名乗る出品者・購入者がいることです。
私も過去に何名か遭遇したことがあります。
「なぜニックネームがあるのに実名をわざわざ名乗るのか?」と疑問になってしまいますよね。
そんなわざわざ実名を名乗るユーザーには一体どんな心理があるのか?自分も実名で名乗った方がいいのか?などについての疑問を解説していきます!
- 稀に遭遇する実名で挨拶をするユーザーとは?
- 個人間取引だからこそきちんと挨拶をしたいのでは?
- 実名で名乗られたらこちらも実名を名乗って挨拶すべき?
- 出品者が実名をメッセージで名乗るとメリットもある
- 匿名配送での取引なら名乗らない方がいいかも?
- 実名を公表しないからこそニックネームがある
稀に遭遇する実名で挨拶をするユーザーとは?
メルカリ・ラクマ・ヤフオクで取引をしていると、実名を出してメッセージで挨拶をしてくれる方が稀にいます。
例えば私が出品者だとすると、購入後すぐに下記のようなメッセージが届くことがあります。
「こんにちは!この度購入させていただきました◎◎(苗字)と申します!
短い間ではありますが、最後までどうぞよろしくお願いいたします。」
このように、実名の苗字をわざわざ名乗ってくれる方がいますし、その中にはフルネームで名乗ってくれる方もいました。
メルカリやラクマならニックネームを設定しているし、ヤフオクならYahoo!JAPAN IDでやり取りをするし、何でわざわざ実名を出すの?と思ってしまいますよね。
個人間取引だからこそきちんと挨拶をしたいのでは?
このようにご丁寧に本名を名乗ってまで挨拶をしてくれるのは、もちろん悪いことではありません。
これはユーザーさんの誠意の現れですし、きっと個人間取引だからこそきちんと挨拶をして安全な取引をしたいのだと考えられます。
私は心理学者でないのではっきりとしたことは言えませんが笑、恐らく相手にも安心感を与えたいのでしょう。
メルカリやラクマ、ヤフオクは基本的には個人と個人が売買をするサイトですし、相手の顔が見えません。
それなのにお金を払って、さらに自分の住所や氏名を教えてまで取引をするのです。
そんな時、やっぱり取引をする前に「この度はよろしくお願いします!」ときちんと挨拶するだけで相手への印象も大きく変わりますし、安心感・信頼感も生まれます。
さらにそこに実名をプラスして挨拶されれば、「この人なら安心して取引ができそう!」と思ってもらえるでしょう。
このように実名を名乗ってまで挨拶をしてくれる方は、会ったことのない人と取引をするからこそ最初の挨拶をとても大事にしているかもしれませんね。
実名で名乗られたらこちらも実名を名乗って挨拶すべき?
もし購入者から上のように実名を名乗った上で挨拶のメッセージが届いた場合、こちらも実名を名乗って返信をするべきなのか?と思ってしまいますよね。
私個人的な意見ではありますが、相手に実名を名乗られたからといって、必ずしも自分も実名を名乗らなければいけないということはないでしょう。
「相手が名乗ってくれたから自分も」と実名を名乗ることに抵抗のない人は名乗ってもいいかもしれませんが、苗字だけであってもそれは十分な個人情報です。
「実名をわざわざ教えたくない」という人は、実名なしのメッセージを返信すれば良いかと思います。
出品者が実名をメッセージで名乗るとメリットもある
上では「自分の実名を名乗らなくてもいいのでは?」と書きましたが、実は出品者が実名をメッセージで名乗ることでプラスになる面もあります。
それはメルカリとラクマでは、商品が購入されると取引画面上に購入者の住所・氏名しか表示されなくなっており、出品者の住所・氏名は表示されないようになっています。(匿名配送以外での取引の場合)
詳しくはこちら↓
これは購入者・出品者共に同じ取引画面が表示されているため、出品者は購入者の個人情報がわかりますが、購入者は出品者の個人情報はわからなくなっているのです。
(ヤフオクでは出品者・落札者共に情報が公開されます)
これは出品者が商品を発送する際に、購入者の住所や氏名がないと発送ができないのは当たり前ですので、購入者の情報は取引画面に表示されるようになっています。
ですが購入者からすれば出品者の情報が表示されたところで利用する必要もないため、メルカリ・ラクマでは出品者の個人情報は出ないようになっています。
名乗ることで「あの人からの荷物だ」とわかってもらえる
すると、購入者は出品者がどんな名前の人だかがわからないので、いきなり見ず知らずの人物から荷物が届き、中身を開けてやっと「あ!こないだメルカリ(ラクマ)で買った商品か!」と気づくのです。
もし荷物が届く前に取引メッセージで「出品者の◎◎(実名)です。」と苗字だけでも伝えていれば、購入者は荷物が届いた際に「あ、あの人(出品者)からの荷物だ」と分かり、安心して荷物を開けることができます。
実際に私も購入者として何度か取引をしたことがありますが、やはり見ず知らずの名前の人から荷物が届くと、ちょっとドキッとします。
しかも宅配の人が「◎◎(出品者の苗字)さんからの荷物でーす!」と渡してきたこともあり、「え?それ誰!?」とびっくりしたこともあります。
そして荷物を受け取った後も「これってこないだメルカリで買ったあれで間違いないよね?」と思いながら恐る恐る荷物を開ける自分がいたりします・・・
そのため、出品者が予めメッセージで苗字だけでも名乗っておくだけで、購入者は荷物の受け取り時に差出人を見た時に、安心して荷物を開けることができるでしょう。
「絶対に出品者はメッセージで名乗れ!」とは言いませんが、もし名乗っておくとこんなことにもプラスになったりします。
匿名配送での取引なら名乗らない方がいいかも?
稀に匿名配送であっても、ご丁寧に取引メッセージで実名を名乗って挨拶メッセージをくれる方がいます。
これはとてもありがたいことではありますが、この場合は実名を名乗らなくてもいいかと思います。
やはり住所・氏名を教え合わないことがメリットの匿名配送ですので、わざわざ取引メッセージ上で本名を名乗らなくてもいいでしょう。
もし相手が名乗ってきても自分が名乗りたくなければ名乗らなくてもOKですし、「相手に名乗られたら必ず名乗りましょう」なんてルールはどこにもありませんので、「こちらこそよろしくお願いします」と普通にメッセージを返信するだけでいいかと思います。
実名を公表しないからこそニックネームがある
以上が、メルカリ・ラクマ・ヤフオクでなぜニックネームがあるのに実名をわざわざ名乗るユーザーがいるのか?についてでした。
実名を名乗ってまで挨拶してくれる方はとても丁寧で好印象ですよね。
わざわざ本名を名乗ってまで挨拶をしてもらえると「こちらも最後まできちんと取引しなきゃ!」と身が引き締まります。
ですが、メルカリ・ラクマ・ヤフオクにはユーザーそれぞれにニックネームが存在するので、そのニックネームを使ってメッセージで挨拶するのでもOKでしょう。
必ずしも相手に合わせる必要もないですが、本名を名乗ることに抵抗がない方は同じように名乗ってメッセージで挨拶すれば良いかと思います。
ですが忘れてはいけないのは、苗字だけでも十分な個人情報であるということには変わりはありませんので、それをよく考えた上で返信するようにしましょう。