ヤフオクでは同じ出品者から複数の商品を落札した場合、落札者はまとめて取引を依頼することができます。
このまとめて取引を利用すると落札者だけでなく出品者にもメリットがあるため、条件が合えば使った方がいい機能なのです。
ですがまとめて取引を利用するには注意点がいくつかあるため、出品者も落札者もまとめて取引を利用する前に知っておくべきことがあります。
ヤフオクのまとめて取引とはどんな機能なのか?まとめて取引が使える条件や注意点などについて詳しくご紹介します!
- ヤフオクのまとめて取引とは?
- まとめて取引は以前の「同梱依頼」とほぼ同じ機能
- ヤフオクでまとめて取引が使える条件
- まとめて取引を利用する方法や手順
- まとめて取引後はどの商品の取引ナビを使う?
- まとめて取引をすると受け取り評価もまとめて評価することになる?
- まとめて取引に関する注意点
- まとめて取引は同意も拒否するも出品者次第
ヤフオクのまとめて取引とは?
ヤフオクのまとめて取引とは、落札した複数の商品を1つの取引としてまとめる機能です。
例えば同じ出品者から3つの商品を落札したとします。
その際、それぞれに取引ナビが設けられるため、落札者からすれば3商品分別々に決済をしなければいけません。
そこでその3商品の取引を一つにまとめることで、落札者は決済を1回で済ませることができます。
さらに出品者が3商品を同梱して1つで送ってくれることとなれば、バラバラに荷物が送られ荷物の受け取りを3回する必要も無くなりますし、評価も3回分つける必要がなくなります。
その3取引を1取引にまとめてほしいと出品者へ依頼ができる機能が、ヤフオクのまとめて取引なのです。
落札者がまとめて取引を依頼し、出品者がそれに同意した場合、まとめた商品のうちの1つを使って取引を進め、商品代金や送料を合算して支払い手続きができます。
まとめて取引は以前の「同梱依頼」とほぼ同じ機能
ヤフオクを以前から使っているユーザーさんからすれば「あれ?ヤフオクには同梱依頼という機能もあったよね?」と思うでしょう。
私もヤフオクを使い始めた頃は、よく「同梱依頼」という言葉をヤフオク上で見ていたので、同梱をお願いする機能は同梱依頼だと思っていたのですが、気づいたら途中から「同梱依頼」という言葉がなくなり、「まとめて取引」という言葉に変わっていました。
調べてみると、同梱依頼機能は2017年11月8日をもって一時停止となり、その代わりにまとめて取引という機能がスタートしたようです。
この同梱依頼機能もまとめて取引機能も、名前は違っても機能はだいたい同じです。
どちらも同じ出品者から複数の商品を落札した場合に、同梱(取引を1つにまとめる)を依頼するという機能です。
ですが、まとめて取引には以前の同梱依頼機能にはなかった注意点がいくつかあるので、それは注意しなければいけません。(下で注意点をご紹介しています)
ヤフオクでまとめて取引が使える条件
そんなヤフオクのまとめて取引は、下記の場合に落札者が使えます。
この条件を満たしていないと、まとめて取引の依頼ができず画面に表示されないので、落札者も出品者も、下記の条件は必ず把握しておきましょう。
依頼できる落札者
評価が一定数以上あるユーザー
※具体的な評価数は非公開ですが、評価が全くない場合はまとめて取引機能は利用できません
依頼できるオークション
・最初の落札から3日(72時間)以内
・依頼する取引を含めて20件以内
・まだ取引を始めていない(取引ナビの取引開始連絡を行っていない)
・着払い発送ではないオークション
・同一の決済が可能、出品地域が同一、送料負担が同一のオークション
・特定カテゴリ(中古車・新車、オートバイ車体、トラック車体、バス車体、不動産など)以外
まとめて取引を利用する方法や手順
まとめて取引を利用したい場合は、下記の通り進める必要があります。
落札者の手順
①取引ナビ上でまとめて取引ができる商品を確認する
まとめて取引の対象になる商品がある場合、取引ナビを開いた時に「この商品はまとめて取引ができます」と表示がされます。
この時に「この商品はまとめて取引ができます。」と表示されない場合は、まとめられる条件を満たしていない可能性があります。
②まとめて取引をはじめる
まとめられる商品の一覧が表示されるので内容を確認したら、【まとめて取引をはじめる】ボタンを押し、まとめて取引の依頼をします。
対象商品が6つ以上ある場合、一覧では隠れて表示されるため【他のすべての商品を確認する】をクリックすると、すべて表示されます。
③都道府県・送料の確認
お届け地域を選択するページが表示されるので、都道府県を選択し【まとめて取引を依頼する】ボタンを押します。
その後、出品者がここで選択された都道府県をもとに送料を再計算してくれるので、お届け先の都道府県を正しく選択しましょう。
④内容を確認し【決定する】を押す
確認ページが表示されるので、依頼内容を確認し問題なければ【決定する】ボタンを押します。
⑤出品者の同意、送料の連絡を待つ
出品者が依頼内容を確認し、依頼をされたまとめて取引に同意するか・拒否するかを選択します。
出品者によっては梱包や配送方法など様々な理由でまとめて取引を拒否する場合があります。
出品者からの連絡があるまで待ちましょう。
※注意※
・送料や配送方法が当初の設定と変更になる場合があります。
・出品者が拒否した場合は、単品での取引になります。それぞれの取引ナビで取引を開始しましょう。
⑥取引を開始する
出品者がまとめて取引を同意してくれた場合、取引が開始されます。
取引を開始したあとの流れは通常の取引ナビでの手順と同じですので、取引に使用する取引ナビから進めましょう。
またYahoo!かんたん決済で支払う場合も、取引に使用する取引ナビから1つにまとめて支払うことができます。
※注意※
・出品者がまとめて取引に同意しても、必ずしも商品を同梱して1梱包で送ってもらえないこともあります。
あくまでまとめて取引は決済を1つにまとめることができるということですので、まとめて取引後でも出品者の判断により、送料が商品の個数分かかってしまう場合もあります。
出品者の手順
落札者がまとめて取引を依頼をすると、出品者にまとめて取引依頼の通知が来ます。
①まとめて取引の依頼を確認する
まとめて取引の通知が届いたら、商品の取引ナビを表示し依頼内容を確認しましょう。
依頼を受ける場合は【まとめて取引を確認する】ボタンを押しますが、何らかの事情があってまとめて取引ができない場合はまとめて取引を断ることもできます。
※注意※
・落札された商品の中で商品のサイズが大きかったり、まとめて取引の量が多かった場合などは、1個口にまとめられる量を超えて依頼が届くこともあります。
その際は二個口以上に分けて発送することも検討しましょう。
・依頼された商品が6つ以上ある場合、一覧では隠れて表示されます。
その際は【他のすべての商品を確認する】をクリックすると、すべて表示されます。
②配送方法・送料を設定する
配送方法や送料が変更になる場合は、【別の配送方法を利用する】を選択します。
新しい配送方法と送料を設定し【まとめて取引に同意する】ボタンを押しましょう。
※注意※
・[別の配送方法を利用する]を選択する場合、新しく指定できる配送方法は1つとなります。
複数の選択肢を用意していた場合は、事前に落札者と配送方法の変更について相談した方が良いでしょう。
・送料は、まとめた商品すべての合算で設定してください。
例)1つあたり300円の送料で設定していて、3つの商品をまとめたが送料は変わらず3つ別にかかる場合
→[別の配送方法を利用する]を選択し、送料欄は「900」円で設定します。
※この場合、【出品時に設定した配送方法を利用する】を選択した場合、3つ分の送料合計が300円の計算で設定されますのでご注意ください。
・送料無料(出品者負担)で設定していた場合に、送料を落札者負担に変更することはできません。
※まとめて取引を同意したことで、実際の配送料金が変わった場合も落札者負担への変更はできません。
③内容を確認し決定をする
確認ページが表示されるので、商品の一覧や配送方法を確認し、【決定する】ボタンを押します。
決定ボタンを押すと、まとめて取引に同意したことが落札者に通知され、取引がはじまります。
落札者から連絡がくるのを待ちましょう。
④取引を開始する
取引を開始した後の流れは、通常の取引ナビでの手順と同じですので、取引に使用する取引ナビから進めましょう。
まとめて取引後はどの商品の取引ナビを使う?
まとめて取引の場合は、一番最初に落札した商品の取引ナビを使用します。
そのため、まとめて取引を依頼する時に使用した商品の取引ナビではないことがありますので、注意しましょう。
また、支払い方法など取引に関する設定は、まとめて取引で使用する取引ナビの設定が適用されます。
まとめて取引をすると受け取り評価もまとめて評価することになる?
まとめて取引で取引をした際の受け取り評価は、まとめてでも商品ごとでもできるようになっています。
商品ごとに評価した場合は、総合評価には最後につけた評価が反映されます。
まとめて取引に関する注意点
まとめて取引にはいくつかの注意点があります。
これは落札者も出品者も知っておくべき内容ですので、必ずこれを把握した上でまとめて取引を利用するようにしましょう。
出品者が勝手にまとめて取引をすることはできない
まとめて取引は落札者が希望する場合に、落札した複数の商品をまとめて取引ができるという機能です。
そのため、出品者が落札者へまとめて取引の依頼はできず、落札者からまとめて取引の依頼が来るのを待つしかありません。
もし出品者が「まとめて取引をしたい」と思う場合は、取引が開始される前に取引ナビ上のメッセージで、まとめて取引を依頼してほしい旨を落札者へ連絡してみましょう。
落札者の削除はできない
まとめて取引の依頼中、またはまとめて取引が成立した場合、取引をまとめたオークションは落札者削除はできなくなります。
つまり、万が一落札が決まってすぐに出品者が「この落札者と取引がしたくないな・・・」と思い落札者の削除を行おうと思っても、落札者からすぐにまとめて取引依頼が来てしまえば、その時点で落札者の削除はできなくなるのです。
もし取引にあたって配送方法や送料などを落札者に確認してもらいたい点がある場合は、依頼を受ける前に取引メッセージでやりとりしましょう。
一部の商品をまとめて取引から外すことはできない
まとめて取引は、まとめられる条件に合う全ての商品に対して依頼をします。
そのため、落札者側が商品を選んでまとめて依頼をすることもできず、さらに出品者は依頼が来たらその中から一部の商品をまとめて取引から外すということもできなくなっています。
出品者はまとめて依頼が来ると、同意または拒否(単品での取引)の2択しかないのです。
依頼された後は、一部の商品を除外するなどの対応はできませんので、ご注意ください。
まとめて取引に同意後はキャンセルができない
出品者がまとめて取引に同意をしたものの、何らかの事情でまとめて取引をキャンセルし単品での取引がしたいということもあるかもしれません。
ですが残念ながら、まとめて取引に同意した後はまとめて取引のキャンセルできません。
一度同意をしたらまとめて取引での取引となりますので、出品者は商品の欠品や商品に不備があり発送できないということがないようにしましょう。
まとめて取引は同意も拒否するも出品者次第
以上が、ヤフオクのまとめて取引とはどんな機能なのか?についてでした。
まとめて取引は同意後にキャンセルができない、落札者の削除もできない、商品の一部を外すことができないなど、少しお固いルールがあるので、正直なところ融通がきかないといえばきかないです。
ですが、落札者からすればまとめて取引をした方が楽です。
また、出品者からすると「もし落札者が悪質ユーザーだとしてもキャンセルができない」ということを考えると、正直なところまとめて取引の依頼が来ても拒否するのもアリだとは思います。
ですがまとめて取引を上手に使えば、取引ナビが商品の個数分存在しなくても済むので、出品者も落札者も取引がスムーズになるでしょう。
もしまとめて取引ができる落札商品があれば、落札者は取引が開始される前にまとめて取引を依頼をするようにしてみてくださいね。
またその際、必ずしも出品者が同意してくれるとは限らないので、そこを理解した上でまとめて取引の依頼をしてみましょう。
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