この記事では、下記のことについてまとめています。
● ヤフオクのまとめて取引とは?
● 以前の「同梱依頼」との違いは?
● まとめて取引ができない場合は?(条件は?)
● ヤフオクのまとめて取引の使い方や手順
● まとめて取引でこんな時どうする?
- ヤフオクのまとめて取引とは?同梱依頼との違い・利用できる条件
- ヤフオクのまとめて取引の使い方や手順を解説!
- ヤフオクのまとめて取引の疑問を解決!こんな時どうする?
- ヤフオクのまとめて取引は同意も拒否するも出品者次第
- ヤフオク出品者さん・落札者さん向けおすすめ情報
ヤフオクのまとめて取引とは?同梱依頼との違い・利用できる条件
ヤフオクのまとめて取引とは、落札した複数の商品を1つの取引としてまとめる機能です。
(=同梱依頼)
例えば、同じ出品者から3つの商品を落札した場合、落札者は「まとめて取引」を依頼できるようになります。
まとめて取引を利用すると、出品者・落札者ともに下記のようなメリットがあります。
● 取引ナビが3つから1つになる
● 出品者にとっては送料が1回分で済む
● 落札者にとっては決済・商品の受け取りが1回で済む
● 受取連絡・評価を1回分で済む
そのためヤフオクのまとめて取引は、出品者・落札者ともにメリットが大きい機能です。
まとめて取引は以前の「同梱依頼」とほぼ同じ機能
ヤフオクには以前「同梱依頼」という機能がありました。
このヤフオクの「同梱依頼」機能は、2017年11月8日をもって一時停止となり、その代わりにまとめて取引という機能がスタートしました。
この同梱依頼機能もまとめて取引機能も、名前は違っても機能はほぼ同じです。
どちらも同じ出品者から複数の商品を落札した場合に、同梱(取引を1つにまとめる)を依頼するという機能です。
ですが「まとめて取引」には、以前の同梱依頼機能にはなかった注意点や条件がいくつかあります。
その注意点を踏まえた上で、利用するようにしましょう。
ヤフオクでまとめて取引が使える条件
そんなヤフオクのまとめて取引は、下記の場合に落札者が使えます。
この条件を満たしていないと、まとめて取引の依頼ができず画面に表示されません。
落札者も出品者も、下記の条件は必ず把握しておきましょう。
同じ出品者から72時間以内に落札した、取引開始前の商品
72時間を過ぎた商品や、すでに単体での取引を開始している商品はまとめることができません。
依頼する商品を含め20件まで
まとめて取引を依頼する際、まとめられる商品が一覧で表示されます。
落札日時の古いものから20件までまとめられます。
出品の商品設定が同じ
同じ出品者からの落札でも、条件が異なる場合はまとめられる商品の一覧に表示されません。
下記の場合は、条件が同じ場合にまとめられます。
● 代金支払い管理サービス
● Yahoo!かんたん決済のPayPay残高払い利用不可カテゴリ
● Yahoo!かんたん決済のPayPayあと払い/クレジットカード利用不可カテゴリ
● 商品発送元地域
● 送料負担(出品者、落札者)
落札者の評価が6以上
落札者の評価が満たない場合、まとめて取引を利用できません。
他にもこんな場合はまとめて取引不可
● システム利用料の料金体系が通常と異なる商品
(自動車、オートバイカテゴリーなど)
● 着払いの商品
● 過去に依頼して拒否された商品
● ヤフオク!ストアの商品
ヤフオクのまとめて取引の使い方や手順を解説!
ヤフオクのまとめて取引を利用したい場合は、下記の通り進める必要があります。
落札者の手順
落札者の手順はこちらです。
①取引ナビ上でまとめて取引ができる商品を確認する
まとめて取引の対象になる商品がある場合、取引ナビを開いた時に「この商品はまとめて取引ができます」と表示がされます。
この時に「この商品はまとめて取引ができます」と表示されない場合は、まとめられる条件を満たしていない可能性があります。
②まとめて取引をはじめる
まとめられる商品の一覧が表示されるので内容を確認したら、【まとめて取引をはじめる】ボタンを押し、まとめて取引の依頼をします。
対象商品が6つ以上ある場合、一覧では隠れて表示されるため【他のすべての商品を確認する】をクリックすると、すべて表示されます。
③都道府県・送料の確認
お届け地域を選択するページが表示されるので、都道府県を選択し【まとめて取引を依頼する】ボタンを押します。
その後、出品者がここで選択された都道府県をもとに送料を再計算してくれるので、お届け先の都道府県を正しく選択しましょう。
④内容を確認し【決定する】を押す
確認ページが表示されるので、依頼内容を確認し問題なければ【決定する】ボタンを押します。
⑤出品者の同意、送料の連絡を待つ
出品者が依頼内容を確認し、依頼をされたまとめて取引に同意するか・拒否するかを選択します。
出品者によっては梱包や配送方法など様々な理由でまとめて取引を拒否する場合があります。
出品者からの連絡があるまで待ちましょう。
※注意※
● 送料や配送方法が当初の設定と変更になる場合があります。
● 出品者が拒否した場合は、単品での取引になります。それぞれの取引ナビで取引を開始しましょう。
⑥取引を開始する
出品者がまとめて取引を同意してくれた場合、取引が開始されます。
取引を開始したあとの流れは通常の取引ナビでの手順と同じですので、取引に使用する取引ナビから進めましょう。
またYahoo!かんたん決済で支払う場合も、取引に使用する取引ナビから1つにまとめて支払うことができます。
※注意※
出品者がまとめて取引に同意しても、必ずしも商品を同梱して1梱包で送ってもらえないこともあります。
あくまでまとめて取引は、決済を1つにまとめることができるということです。
まとめて取引後でも出品者の判断により、送料が商品の個数分かかってしまう場合もあります。
出品者の手順
落札者がまとめて取引を依頼をすると、出品者にまとめて取引依頼の通知が来ます。
①まとめて取引の依頼を確認する
まとめて取引の通知が届いたら、商品の取引ナビを表示し依頼内容を確認しましょう。
依頼を受ける場合は【まとめて取引を確認する】ボタンを押します。
ですが何らかの事情があってまとめて取引ができない場合は、まとめて取引を断ることもできます。
※注意※
● 落札された商品の中で商品のサイズが大きかったり、まとめて取引の量が多かった場合などは、1個口にまとめられる量を超えて依頼が届くこともあります。
その際は二個口以上に分けて発送することも検討しましょう。
● 依頼された商品が6つ以上ある場合、一覧では隠れて表示されます。
その際は【他のすべての商品を確認する】をクリックすると、すべて表示されます。
②配送方法・送料を設定する
配送方法や送料が変更になる場合は、【別の配送方法を利用する】を選択します。
新しい配送方法と送料を設定し【まとめて取引に同意する】ボタンを押しましょう。
※注意※
● [別の配送方法を利用する]を選択する場合、新しく指定できる配送方法は1つとなります。
複数の選択肢を用意していた場合は、事前に落札者と配送方法の変更について相談した方が良いでしょう。
● 送料は、まとめた商品すべての合算で設定してください。
例)1つあたり300円の送料で設定していて、3つの商品をまとめたが送料は変わらず3つ別にかかる場合
→[別の配送方法を利用する]を選択し、送料欄は「900」円で設定します。
※この場合、【出品時に設定した配送方法を利用する】を選択した場合、3つ分の送料合計が300円の計算で設定されますのでご注意ください。
● 送料無料(出品者負担)で設定していた場合に、送料を落札者負担に変更することはできません。
※まとめて取引を同意したことで、実際の配送料金が変わった場合も落札者負担への変更はできません。
③内容を確認し決定をする
確認ページが表示されるので、商品の一覧や配送方法を確認し、【決定する】ボタンを押します。
決定ボタンを押すと、まとめて取引に同意したことが落札者に通知され、取引がはじまります。
落札者から連絡がくるのを待ちましょう。
④取引を開始する
取引を開始した後の流れは、通常の取引ナビでの手順と同じですので、取引に使用する取引ナビから進めましょう。
ヤフオクのまとめて取引の疑問を解決!こんな時どうする?
ヤフオクのまとめて取引では、複数の取引を一つにまとめられるのでとても便利です。
ですがその分、様々な疑問も出てきます。
「こんな時どうしたらいいの?」という疑問を、まとめました!
まとめて取引後はどの商品の取引ナビを使う?
まとめて取引の場合は、一番最初に落札した商品の取引ナビを使用します。
そのため、まとめて取引を依頼する時に使用した商品の取引ナビではないことがありますので、注意しましょう。
また、支払い方法など取引に関する設定は、まとめて取引で使用する取引ナビの設定が適用されます。
受け取り評価もまとめて評価することになる?
まとめて取引で取引をした際の受け取り評価は、まとめてでも商品ごとでもできるようになっています。
商品ごとに評価した場合は、総合評価には最後につけた評価が反映されます。
出品者からまとめて取引をすることはできる?
まとめて取引は落札者が希望する場合に、落札した複数の商品をまとめて取引ができるという機能です。
そのため、出品者が落札者へまとめて取引の依頼はできず、落札者からまとめて取引の依頼が来るのを待つしかありません。
もし出品者が「まとめて取引をしたい」と思う場合は、取引が開始される前に取引ナビ上のメッセージで、まとめて取引を依頼してほしい旨を落札者へ連絡してみましょう。
まとめて取引後に落札者の削除はできる?
まとめて取引で落札者削除をしたい場合は、取引のキャンセルをするしかありません。
落札者の支払い前であっても落札者削除ではなく、取引ナビから「取引を中止する」のボタンを押して取引のキャンセルを行いましょう。
取引を中止すると、落札者も自動で削除されます。
一部の商品をまとめて取引から外すことはできる?
まとめて取引は、まとめられる条件に合う全ての商品に対して依頼をします。
そのため落札者側が、商品を選んでまとめて依頼をすることもできません。
さらには出品者は、依頼が来たらその中から一部の商品をまとめて取引から外すということもできません。
出品者はまとめて依頼が来ると、同意または拒否(単品での取引)の2択しかないのです。
依頼された後は、一部の商品を除外するなどの対応はできませんので、ご注意ください。
まとめて取引に同意後のキャンセルはできる?
まとめて取引に同意した後でも、まとめて取引のキャンセルは可能です。
以前のヤフオクでは、まとめて取引のキャンセルはできませんでした。
ですが2022年3月22日より、まとめて取引を出品者が承諾した後であってもキャンセルが可能となりました。
ただし、下記のような変更・キャンセルはできなくなっています。
● まとめて取引だけをキャンセルして、全て単品での発送
● 一部の商品だけをまとめて取引から外す
● 一部の商品だけをキャンセル
まとめて取引をキャンセルする場合、その取引自体をキャンセルすることとなります。
一度落札者に同意をもらって、取引自体をキャンセルするしましょう。
その後、それぞれの商品を再出品するなりして、再度販売しましょう。
ヤフオクのまとめて取引はキャンセルできる?同意後でも取引中止は可能?
ヤフオクのまとめて取引は同意も拒否するも出品者次第
ヤフオクのまとめて取引は、下記のようなルールや条件があります。
● まとめて取引同意後でもキャンセルはできる
● ただし一部の商品だけを外すことができない
● 落札者の削除はできない
● 落札者が依頼をしないと利用できない
正直なところ、融通がきかないといえばきかないです。
ですが、取引ナビが商品の個数分存在しなくても済むので、出品者も落札者も取引がスムーズになります。
もしまとめて取引ができる落札商品があれば、落札者は取引が開始される前にまとめて取引を依頼をするようにしてみてください。
またその際、必ずしも出品者が同意してくれるとは限らないので、そこを理解した上でまとめて取引の依頼をしてみましょう。
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