ヤフオクでは、稀に「商品を落札し代金を支払ったのに商品が一向に届かない」という商品未着トラブルが起こります。
落札者からすれば既に代金を支払ってしまっているため、荷物が届かないとなると不安になってしまいます。
そんな時のヤフオクのルールや落札者がやるべき荷物の確認方法、出品者・事務局への連絡(報告)などについてご紹介します。
※ヤフオクで荷物が届かない時の出品者側の対応方法については、下記の記事でご紹介しています。
ヤフオクで商品が届かない!出品者の対応方法・配送トラブルで考えられる理由・補償は受けられる?
- ヤフオクで商品が届かない場合にまずは知っておくこと
- 荷物が届かない時に落札者が確認するべき内容や考えられるトラブル
- 荷物が届かない場合のキャンセル・返金手順は?
- ヤフオクでは商品未着トラブルは基本は出品者と話し合い!受取連絡はしないように
ヤフオクで商品が届かない場合にまずは知っておくこと
ヤフオクで落札した商品が、なかなか届かないことがあります。
ですが、その前に荷物が届かない時に、事前に落札者が知っておくべきことがあります。
配送業者への連絡は出品者に任せる
荷物が届かない場合は荷物の配送状況を確認する必要がありますが、その確認は出品者にお願いしましょう。
なぜなら出品者が出した荷物ですので、きちんと落札者に荷物が届くまでは出品者に責任があります。
その配送方法、配送業者を選んだのは出品者ですし、発送の際の詳しい状況を知っているのも出品者です。
また、落札者が出品者の代理で配送業者と連絡を取ったところで、荷物を出した張本人ではないため話が少しややこしくなる可能性もあります。
配送トラブルは責任は負わないと書いてあってもお願いする
ヤフオクの出品者の中には「配送トラブルが起きても責任は負いません」とプロフィールに書いている人もいますが、これはマナー違反です。
荷物を出したのは出品者なので必ず出品者に責任を負ってもらいましょう。
そのため、落札者側も少し強気に出て荷物の捜索をお願いしても良いでしょう。
(本来はこのように独自ルールを書いている出品者からは、落札しないことが一番です)
商品が届かないことをYahoo!JAPANに連絡ができる
商品代金を支払ったのに商品が届かない場合は、ヤフオクの取引ナビから商品未着の報告(問い合わせ)をすることができます。
この商品が届かないことを報告するためのボタンは、支払い完了連絡から8日たっても受け取り連絡がされていない場合に表示されます。
報告手順
報告に関する説明を確認>[Yahoo! JAPANに報告する]をクリック>[はい]をクリック>Yahoo! JAPANへの報告が完了
Yahoo!への報告は支払い後12日以内にする
ただし、商品未着でYahoo! JAPANへの報告をする場合は、商品代金を支払ってから12日以内に行う必要があります。
12日を過ぎると出品者への入金処理が行われてしまい、ヤフオク上での返金ができなくなってしまいます。
12日を過ぎてしまった場合は、出品者と連絡が取れて取引のキャンセル・返金となれば、出品者と直接銀行口座を使った返金をするしか方法はありません。
もし出品者と連絡が取れない場合は、ヤフオク事務局はあまりその辺りは関与してくれませんので、警察や消費者センターに相談するしかありません。
荷物が届かない時に落札者が確認するべき内容や考えられるトラブル
上でご紹介したことを踏まえた上で、荷物が届かない時に考えられる原因やトラブルをご紹介します。
商品未着トラブルは、下記の原因が考えられます。
・出品者が荷物がまだ発送していない
・実は届いているのに落札者が気づいていない
・発送はされているのに何かしらの理由で届いていない
・配送業者の配送ミス
・出品者が発送をしたと嘘をついている
・出品者がいつまで経っても荷物を発送してくれない
考えられることを一つづつ確認していきましょう。
商品が発送されているのかを確認する
まずは、出品者が商品を発送してくれたのかを確認しましょう。
落札者がもう発送されていると思っていても、実はまだ商品が発送されていなかったということもあります。
マイオク>落札分>該当の商品をタップ
その際、取引画面上が下記のように発送連絡に丸印がついていれば、出品者は荷物を発送してくれており、後は落札者が受取連絡をするだけの状態になっています。
画像引用:ヤフオク!ヘルプ - 落札した商品の取引(落札者の操作)
また、発送連絡に丸印が出ていなければ、出品者はまだ商品を発送していません。
発送されていなければ出品者に確認をする
商品がなかなか発送されない場合は、出品者に配送日の確認をしましょう。
中には仕事が忙しく商品の配送目安を4~7日に設定している出品者もいるので、発送に時間がかかるものもあります。
配送目安をきちんと確認し、それを過ぎてもまだ発送されていない場合はいつ頃の発送になるのかを出品者にメッセージで確認しましょう。
落札者も本当に荷物が届いていないかを確認する
中には、実は荷物は無事落札者に届いているのに落札者側がそれに気付いていないケースもあります。
今一度、落札者自身も確認をしましょう。
実はポストに荷物が届いている
定型郵便・定形外郵便(普通郵便)・ネコポス・ゆうパケット・クリックポスト・スマートレターなどの荷物の場合、対面ではなくポスト投函となります。
ポストを見ていないというだけで、実はポストに荷物が届いている可能性があるので確認しましょう。
家族の誰かが受け取っている
また、実は家族の誰かが荷物を受け取ってくれたものの、目の届かないところに置いてしまっているということも考えられます。
代理で荷物を受け取った人がいないかを確認してみることも大事です。
発送はされているのに商品が届かない場合
取引画面上は発送完了になっているのに、それでも商品が届かない場合は下記の状況が考えられます。
到着に時間がかかる配送方法
配送方法の中には、到着に時間がかかるものもあります。
それは定型郵便・定形外郵便(普通郵便)・ゆうパケット・クリックポストです。
これらの配送方法は郵便と同じ扱いになるため、長ければ1週間程度時間がかかります。
もし出品者が発送目安を14日以降に設定していて支払いから約2週間で商品を発送した場合は、落札から3週間程度かかって荷物が到着するケースもあります。
出品者が追跡番号を教えてくれている場合は、ウェブから追跡番号を使って荷物状況を確認することもできるので一度確認してみましょう。
また、追跡番号がない定型郵便・定形外郵便(普通郵便)の場合は、出品者にメッセージで「荷物の配送状況を調べてもらえませんか?」と確認をとってみましょう。
出品者の配送ミス
場合によっては、出品者の配送ミスということもあります。
商品を発送しているのに出品者の配送ミスで荷物がなかなか届かない例として、下記が考えられます。
・出品者が住所を間違えて発送している
・重量オーバー、サイズオーバー、貼った切手の代金不足などの理由から出品者に荷物が戻ってしまっている
この場合は、荷物が返送され次第、再度発送してもらうようにしましょう。
落札者がお届け住所を間違えている
上の「出品者が住所を間違えて発送している」とは逆に、落札者側がヤフオクに登録している住所が間違っている可能性もあります。
例えば、引っ越しをして登録の住所が古い住所のままになっているなどです。
この場合は荷物が返送され次第、再度出品者に発送をお願いするべきですが、これは落札者側のミスのためその際の送料は着払いになるかもしれません。
また、返送の場合は住所の確認は返送完了までの日数があるため、出品者に荷物が返送されてくるまでにかなりの時間がかかります。
出品者と送料についても話し合った上で、再発送を依頼しましょう。
ヤフオクで落札後に住所変更はできる?取引ナビからお届け先を変更する方法・匿名配送の場合など詳しく解説!
配送業者で荷物が止まっている
「出品者が商品を発送しているのに一向に届かない、だけど荷物は出品者に戻ってきていない」という場合は、配送業者内で荷物が止まってしまっている場合があります。
その場合は、荷物に追跡番号がついているなら追跡番号で調べて、荷物の配送状況を確認しましょう。
配送業者内で荷物が止まってしまっている例としては、住所が間違っていて届けられず差出人(出品者)に確認中、または荷物を差出人に返送中ということが考えられます。
配送業者の配送ミスで届かないことも
出品者がクリックポストやレターパックライト、郵便、定形外郵便などで発送している場合、直接受取人に荷物を渡すのではなくポスト投函の配送方法となるため、様々なトラブルが起こる場合があります。
その例として、配送業者へ連絡を入れたことで下記が発覚する場合があります。
配送業者がポストを間違えて配送してしまった
残念なことに、配送が完了していても配送業者がポストを間違えて配送してしまったということもあり得ます。
これが起きてしまうと、出品者・落札者間ではどうしようもないので、とにかく配送業者に荷物を探してもらう、間違えて配送してしまった家の方に荷物を返してもらうなど対応してもらう必要があります。
親切なお隣さんの場合だと、違う人宛の荷物が自分のポストに入っていたことに気づき、その方のポストへスッと入れておいてくれることもあるようですが、中には悪い人もいてそのまま荷物を開けて商品をもらってしまう住人もいるようです。
どちらにしても追跡番号で調べた際に「配送完了」のステータスになっているのに一向に届かない場合は、配送業者に責任がありますので連絡をして荷物を探してもらいましょう。
荷物をポストに投函後、誰かに抜き取られてしまった
さらに、配送業者は確実に落札者のポストへ届けたのに荷物が一向に届かないという場合、残念なことにポストに荷物を投函後、誰かに抜き取られている場合があります。
その場合は犯人を見つけない限り荷物が戻ってくることはありませんので、出品者が泣き寝入りとなってしまう場合もあります。(滅多にないと思いますが)
落札者は受け取り評価をしなければキャンセルをすることができ、商品代金は戻ってきますので、この場合は出品者と話し合って事務局側に相談するなどしましょう。
出品者が発送をしたと嘘をついている
最悪の場合、出品者が発送をしていないのに「発送しました」と嘘をつき、発送通知を押している場合も考えられます。
このようなケースは、ヤフオク独自の匿名配送ヤフネコパック・ゆうパック(おてがる版)・ゆうパケット(おてがる版)では不可能なので心配はありませんが、それ以外の配送方法の場合は起こる可能性があります。
特に追跡番号をついていない定型郵便・定形外郵便(普通郵便)には多いです。
その理由は、追跡番号がない配送方法の場合は、発送した証明がないため出品者が「発送をしました」と言えば落札者はそれを信じざるを得ないからです。
このケースはあまり少ないとは思いますし、良い評価ばかりの出品者にはないことだと思われますが、稀にこのような出品者もいるようです。
出品者がいつまで経っても発送してくれない
悪い出品者の場合「代金を支払ったのに出品者が一向に商品を発送してくれない」ということも起こり得ます。
その場合は「悪い出品者に当たったな・・・」と思い、購入を諦めるしかありません。
荷物が届かない場合のキャンセル・返金手順は?
落札した商品が一向に届かない場合、取引をキャンセルして返金をしてもらうことが一番です。
ただし、状況によりキャンセル・返金方法が異なります。
出品者もキャンセルに同意してる場合
何らかの理由で商品が落札者に届かないことで、落札者がキャンセルを希望し、それに出品者も同意している場合は、返金手続きを進めましょう。
ただし、ヤフオクでは落札者が代金を支払った14日後には出品者に入金がされてしまうため、落札者は自分の銀行口座を出品者に伝え返金をしてもらう必要があります。
また、発送通知後はキャンセルはできないため、取引画面上はそのままにしておきましょう。
出品者と連絡が取れない場合
ヤフオクでは、落札者側からは落札後のキャンセルができないため、落札者が出品者にキャンセルの連絡をするしかありません。
ですが、出品者と連絡が取れない場合は支払いから12日以内であればYahoo!JAPANに報告をすれば代金が返金される可能性があるので、すぐにYahoo!JAPANへ報告をしましょう。
報告手順:
報告に関する説明を確認>[Yahoo! JAPANに報告する]をクリック>[はい]をクリック>Yahoo! JAPANへの報告が完了
※商品が届かないことを報告するためのボタンは、支払い完了連絡から8日たっても受け取り連絡がされていない場合に表示されます
また、支払いから12日を過ぎてしまえば、出品者に商品代金が支払われてしまいます。
何度出品者に連絡をとっても連絡がつかず、もし12日を過ぎてしまった場合は、警察や消費者センターに相談をするしかないでしょう。
→ヤフオク! - 知っておきたいトラブル対応 警察への被害届け
ヤフオクでは商品未着トラブルは基本は出品者と話し合い!受取連絡はしないように
以上が、ヤフオクで商品が届かないときに落札者がやるべき対応方法についてでした。
ヤフオクでの商品の未着トラブルは、到着に時間がかかる配送方法、出品者の配送ミス、落札者側の住所間違えなどがほとんどですが、中には配送業者の配送ミスも少なくはないです。
また、落札者の支払い完了から14日後には、商品が落札者に到着していなくても商品代金は出品者に支払われてしまうため、支払い後12日までにYahoo!JAPANへ商品未着の報告をする必要があるので、落札者は注意は必要です。
さらに、商品が一向に届かないの商品未着トラブルの場合、落札者が一番やってはいけないことが商品が届いていないのに受取連絡をしてしまうことです。
受取連絡をしてしまうとYahoo!JAPANへの商品未着の報告ができなくなってしまいますし、受取連絡は一度してしまうと取り消すことはできません。
そのようなことがないように、商品が確実に届くまでは受取連絡だけは絶対にしないようにしましょう。