メルカリやラクマ、ヤフオクで商品の発送をしている出品者さんなら一度は使うことになるはずの「定形郵便・定形外郵便」についてご紹介したいと思います!
この定形郵便・定形外郵便は商品によっては格安で荷物を送ることができるため、送料を安く抑えることができます。
一体どんな配送方法なのか?どんな商品の発送に最適なのか?また定形郵便・定形外郵便の違いはなんなのか?など詳しく書いていきたいと思います。
軽量な衣類や小物を送るなら絶対に使うべき定型郵便・定形外郵便
定型郵便と定形外郵便は、軽量な商品を発送する際に使うべき配送方法です。
軽量とはどんな商品なのか?どのくらいの重さならこれらの配送方法を使うべきなのでしょうか?
定形郵便・定形外郵便とはどんな配送方法?
定形郵便(ていけいゆうびん)・定形外郵便(ていけいがいゆうびん)は日本郵便の配送サービスの一つで、「普通郵便」という配送方法の中に、定形郵便・定形外郵便という2種類の配送方法があります。
(名前が非常に紛らわしいので間違いやすいです)
どちらも「郵便」と名前が付いているだけあり、一般的な軽手紙やハガキと同じように郵送で荷物を送る配送方法です。
また、この配送方法は基本的には重量により送料が決まるのが特徴です。
送料は全国一律料金のため、重量とサイズがわかれば送料の把握ができます。
定形郵便・定形外郵便の違いは?
定形郵便・定形外郵便の違いは、荷物の重量・サイズの上限となります。
また、送ることのできる荷物の重量・サイズが異なることで料金も変わってきます。
では、次で定形郵便・定形外郵便の特徴についてそれぞれ説明していきたいと思います。
定形郵便の特徴
定形郵便は、軽量で厚みのないものであれば通常のはがきや手紙と同じように、格安で郵便として送ることのできる配送方法です。
また、下で紹介するサイズ規定内の茶封筒に入れて切手を貼ればポスト投函もOKです。
超軽量で薄型の商品であれば送ることができますが、規定サイズ・重量に収まる商品は少ないと思われるため、あまり活躍することは少ないかもしれません。
ですが、サイズが合えば最軽量のもので全国一律で82円で送ることができます。
定形郵便のサイズ規定と送料
定型郵便のサイズ規定と送料は下記となっています。
どちらも対応サイズは同じですが、荷物の重量によって送料が異なります
サイズ |
重量 |
料金 |
長さ23.5×幅12×厚さ1cm以内 |
25g以内 |
82円 |
長さ23.5×幅12×厚さ1cm以内 |
50g以内 |
92円 |
※全国一律料金となります
荷物の受け取り
ポスト投函
例えばこんな商品の発送におすすめ
・ピアスやネックレスなどのアクセサリー
・カード、チケット
定形郵便の特徴まとめ
・通常のハガキや手紙と同じように郵便で送ることができる
・切手を貼ればポスト投函もOK
・サイズ:長さ23.5×幅12×厚さ1cm以内、重量:50g以内
・送料は全国一律で82円・92円
定形外郵便の特徴
定形外郵便は定形郵便のサイズでは収まらない、比較的軽量なものに最適な配送方法です。
定形外郵便も定形郵便と同様、荷物の重量で送料が変わり、さらに荷物のサイズによっても送料が変わります。
さらに定形外郵便の中でも、規格内サイズ・規格外サイズという2種類のサイズ別に送料設定がされているため、規格外になるとやや割高になってしまうこともあります。
そのため、荷物のサイズが小さく軽量であれば定形外郵便はおすすめですが、荷物のサイズがやや大きめ・重量が少し重い場合は、宅配便等の他の配送方法の方が安く済む場合があるので、サイズと重量をしっかり把握した上で利用するかを検討しましょう。
また、定形郵便と同様、定形外郵便もポストに投函できるサイズに梱包すれば、切手を貼ればポスト投函もOKです。
ですが重量を自分で測り、重量を間違えて本来よりも少ない切手を貼ってしまうと自分に荷物が返送されてしまうため、郵便局の窓口で重量を計ってもらいその場で送料を支払った方が確実です。
定形外郵便のサイズ規定・送料
定形外郵便は定形外郵便は、規格内サイズ・規格外サイズで送ることのできる荷物の規定サイズや送料が変動します。
規格内サイズ
規格内とは、A4サイズの用紙が折らずに入る角形2号封筒程度の大きさ、厚さ3cm、重量1kg以内の荷物を指します。
サイズ:長辺34×短辺25×厚さ3cm以内
重量:1kg以内
この規格内に収まらないサイズであれば規格外となります。
送料:
荷物の重量 |
送料 |
50g |
120円 |
100g |
140円 |
150g |
205円 |
250g |
250円 |
500g |
380円 |
1kg以内 |
570円 |
規格外サイズ
規格内に収まらない荷物は全て規格外の対象となります。
サイズ:荷物の3辺の長さ合計が90cmまで
重量:4kg以内
送料:
荷物の重量 |
送料 |
50g |
200円 |
100g |
220円 |
150g |
290円 |
250g |
340円 |
500g |
500円 |
1kg以内 |
700円 |
2kg以内 |
1020円 |
4kg以内 |
1330円 |
規格外の場合は、荷物の3辺の長さ合計が90cmまでであれば厚みのある商品でも送ることができます。
ですが、定形外郵便はあくまではがきや手紙と同じ「郵便」として配送されるため、追跡番号が付いていません。
追跡番号をつけるためには別途160円がかかってしまうため、1kgを超えるような荷物の場合、宅配便を利用した方が割安の場合があります。
きちんと他の配送方法と比べながら利用するようにしましょう。
荷物の受け取り
基本はポスト投函。
ポストに入らない場合は対面でのお届けも。
例えばこんな商品の発送におすすめ
規格内:
・薄くて軽量の冊子・カタログ・チラシ
規格外:
・厚みがあるけど軽量で小型なもの(小さいぬいぐるみ・ストラップなど)
・軽量のプラスチックコップ(実際に私も送りました)
定形外郵便の特徴まとめ
・定形外郵便の中でも荷物のサイズにより規格内・規格外に分かれる
・送料は全国一律でわかりやすい
・商品の発送は、ポストに入るサイズであれば切手を貼ってポスト投函もOK
・1kgを超える荷物の場合は宅配便など他の配送方法を使った方が安い場合がある
・別途料金を払えば書留、速達、特定記録(追跡番号)をつけられる
※注意 定形郵便・定形外郵便はオプションがすべて有料
ここで注意なのが、定形郵便・定形外郵便は、あくまで「手紙やハガキと同じように郵便で送る配送方法」となっているため、「荷物を届ける」という最低限のことしかしてくれません。
つまり、追跡番号はついておらず、荷物が紛失したり届かなかった時、配送事故で商品が壊れていた時などの補償が一切ついていません。
その分、送料が安くなっているので仕方がないことなんですけどね。
そこで、もし追加のオプションを付けたいという方は、有料でオプションをつけることができますので、郵便局の窓口でお願いしましょう。
もしオプションを付けなければ格安で送ることができますが、荷物が紛失してしまっても追跡番号がないので調べられない、そして補償がついていないので補償もしてもらえないという状況になってしまいますので、それを理解した上でオプションなしで配送する必要があります。
定形郵便・定形外郵便のオプションは以下となっています。
速達
急ぎの荷物の場合には、「速達」サービスをつけることで急ぎで荷物を発送してくれます。
重量 |
オプション料金 |
250gまで |
280円 |
1kgまで |
380円 |
4kgまで |
650円 |
書留
荷物の引き受けから配達までを記録し、万が一、郵便物が壊れたり届かなかった場合に実損額を賠償してくれます。
貴重品などをを送るときに最適で、もしものときも安心です。
オプション |
オプション内容 |
オプション料金 |
現金書留 |
損害要償額1万円まで、さらに5,000円ごとに+10円(上限50万円) |
430円 |
一般書留 |
損害要償額10万円まで、さらに5万円ごとに+21円(上限500万円) |
430円 |
簡易書留 |
損害要償額5万円まで |
310円 |
特定記録
特定記録とは、追跡番号をつけるサービスのようなものです。
荷物の引き受けからお届けまでを記録してくれるため、お問い合わせ番号を使ってウェブ上から荷物の配送状況を確認することができます。
オプション料金 |
160円 |
他にも引受時刻証明、配達証明、内容証明、代金引換などのオプションもつけることができますが、基本的に定形郵便・定形外郵便でつけるようなオプションはこの3つになるかと思われます。
もしこの3つ以外のオプションが必要な場合には、日本郵便のHPで料金等を確認してみてください。
→定形郵便物・定形外郵便物の主なオプションサービス
定形郵便・定形外郵便は格安で送ることができる嬉しい配送方法
上で紹介した通り、定形郵便・定形外郵便は基本料金が安いため、オプションをつけなければかなり格安で荷物を送ることのできるサービスです。
私も超軽量のピアスやネックレスなどを送る時は定形郵便を利用しています。
ですが、オプションをつけたり、サイズが大きく重量がある荷物の場合には、他の配送方法を使ったほうが安く発送ができることもあります。
定形郵便・定形外郵便は発送する商品によってはかなり使える配送方法でもありますが、利用する際には、自分でサイズは重量を量り料金を出した上で「本当にこの配送方法が最安値なのか?」を確認するようにしましょう!
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