ラクマで商品を出品する際、商品名と商品説明文(商品説明)はとても大事な情報となります。
この商品名と商品説明文は検索に関わる重要な部分となるため、適当に書いてしまえば商品がずっと売れないということも起こってしまいます。
そんなラクマで売れる商品名や商品説明文の書き方やコツ、コピペOKのテンプレートの例やハッシュタグの使い方などについて、初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
- ラクマの商品名・商品説明は検索に関わる超重要情報
- ラクマで売れる商品名の書き方やコツとは?
- ラクマで売れる商品説明文(商品の説明)の書き方やコツ
- ラクマで売れる商品名・商品説明文は、検索を意識してわかりやすいこと
ラクマの商品名・商品説明は検索に関わる超重要情報
ラクマの出品画面では、このように商品名・商品説明文(商品の説明)記載する欄があります。
この商品名・商品説明はラクマでは必須項目となっているため、必ず記入をしなければいけません。
また、商品名は40文字まで、商品説明は1000文字まで記入ができますが、出品者さんによってはどちらも一言しか記入をしていない人もよく見かけます。
これはラクマで出品・販売をする上で、非常にもったいないことです。
なぜなら、ラクマではこの商品名・商品説明文は検索に関わる重要な情報となるからです。
商品名・商品説明はキーワードの量と選定が大事
ラクマでは、商品名と商品説明分(商品の説明)は検索に直結するとても重要な部分となります。
ラクマで商品を探す際、ほとんどのユーザーが「キーワード検索」で商品を探します。
キーワード検索とは、例えば「adidasのスニーカーが欲しいな」と思えば、ラクマの検索窓から「adidas スニーカー レディース」「adidas スニーカー 白」など、欲しい商品の条件や特徴を入力して商品を探す方法です。
このキーワード検索以外にも、カテゴリーからたどって商品を探す方法・ブランドから探す方法・新着商品の中から探す方法などもありますが、欲しい商品の特徴や条件が決まっている場合は、このキーワード検索が一番手っ取り早くお目当ての商品を探すことができます。
そのキーワード検索では、商品名や商品説明文に入っているキーワードや情報を頼りに検索結果を表示しているため、ユーザーが検索をしそうなキーワードが盛り込まれていなければ検索をしてもヒットしません。
そのため、先ほど例に挙げた「adidasのスニーカー」を探しているユーザーが「adidas スニーカー レディース」「adidas スニーカー 白」などのキーワードで検索をしても、商品名や商品説明文の中に「adidas」「スニーカー」「レディース」「白」などのキーワードが入っていなければ検索にヒットせず、そのユーザーに商品を見てもらえなくなってしまうのです。
「画像を見ればわかるから」「わざわざ文章で書くまでもない」などと商品名・商品説明文を適当に書いてしまうと、このようにユーザーが検索をしても検索対象外となる可能性が高くなってしまうのです。
つまり、出品者は「この商品を探しているユーザーがどんなキーワードで検索をするか?」を考えながら商品名や商品説明文を作成する必要があり、さらにはどのキーワードを選定するか、キーワードの量によって検索結果が大きく左右されるのです。
ラクマで売れる商品名の書き方やコツとは?
ではまず、商品名からご説明していきます。
ラクマで検索にヒットされやすく、さらに売れるためにはどんな商品名をつければ良いのでしょうか?
ここでは下の「GUCCI(グッチ)のキーケース」を例に、商品名の書き方のポイントをご紹介します。
そんなラクマで売れる商品名をつけるコツはズバリ、一目でどんな商品かがわかり、さらに検索を意識した名前をつけることです。
この商品名の付け方のコツを一つ一つ解説していきます。
パッと見でどんな商品かがわかる商品名にする
ラクマで商品を見ていると、このような商品名をつけている出品者がよくいます。
(ここでもGUCCIのキーケースを例にご紹介します)
「毎日持ち歩きたいかわいいGUCCI柄のキーケース」
このようにキャッチコピーのような商品名をつけてしまうと、「商品がなかなか売れない」ということが起こる可能性があります。
その理由は、商品名をパッと見ただけで「GUCCIのレディース用キーケースを売っている」ということがわかりづらいからです。
「毎日持ち歩きたい」「かわいい」などと商品に関係のないワードが入っていることで、どんな商品であるかが分かりづらくなっています。
これではパッと見ただけではグッチのキーケースを売っていることがよくわからず、最後までしっかり読まないとグッチのキーケースだということがわかりません。
商品名に魅力がないとその時点でユーザーは見るのをやめる
また、ラクマユーザーは商品ページに入ると、この順番で情報を把握していきます。
①商品画像
↓
②商品名
↓
③商品説明文
商品画像が探していたものに近ければ次に商品名を確認し、商品名も探していたものに近ければ最後に商品説明文をじっくり読む、という流れです。
その商品名を読む際、上で例を挙げた商品名のように商品名の最初に商品とはあまり関係のないキーワードがあると、どんな商品かが分かりづらくなります。
ユーザーはよくわからない、理解できない情報を前にすると商品ページを立ち去る(=離脱する)傾向があるため、商品名には紛らわしい情報や関係のない情報は入れない方が良いのです。
この商品に関して「毎日持ち歩きたい」「かわいい」という情報は商品とは全く関係なく、このキーケースを探しているユーザーが知りたいのは、どんなキーケースであるのかの情報です。
そのため、ユーザーが知りたいであろう商品の情報をしっかり入れることで、すぐにどんな商品かを理解してもらえ、次の商品説明を読んでもらえます。
配送情報や「セール」も入れない方が良い
また、「匿名配送」「かんたんラクマパックでの発送」「セール」などを商品名に入れている出品者も多くいます。
商品名の最初にこれらを入れておくと惹きになって購入に繋がりそうですが、残念ながらこれはおすすめしません。
これもユーザーが商品名を読む時点では必要のない情報です。
ここでは「何を売っているのか」を伝えることが大事ですので、商品名には商品の情報のみを入れるようにしましょう。
検索を意識したキーワードを盛り込む
商品名はわかりやすい商品名にするだけでなく、検索対策も同時に行う必要があります。
「自分だったらどのようなキーワードを入れてその商品を探すのか?」を一度よく考えてみましょう。
例えば、上で例をあげたキーケースの場合、女性がキーケースを探していれば「レディース キーケース」は絶対に検索されるワードでしょう。
これは絶対に商品名に入れるキーワードだとして、あとは下のキーワードが重要になります。
ブランド名
人気ブランドの場合、ブランド名の検索はよくされるので「GUCCI」は必ず入れなければいけません。
また、英語表記だけでなく「グッチ」というカタカナ表記も同時に入れる必要があります。
その理由は、GUCCI(グッチ)の商品を検索する際、「GUCCI」と英語表記で検索をする人もいれば、「グッチ」とカタカナで検索する人もいるからです。
せっかくそのブランドのキーケースを探している人がいても、「GUCCI」しか入れていなければカタカナ表記でユーザーが検索した時にヒットせず、またはその逆が起こります。
これは非常にもったいないので、ブランド名は必ず英語表記・カタカナ表記の2種類を入れるようにしましょう。
また、下の記事ではブランド名を表記する際の注意点もご紹介していますので、こちらも参考に!
ラクマはブランド名の表記が超大事!売れるための4つのルールやブランドがない場合は?
カラー名
ラクマで商品を探している時点で既に欲しいキーケースの色が決まっている人もいるため、カラー名も記載することがおすすめです。
上のGUCCIのキーケースの場合だと、商品の色である「赤」「レッド」はどちらも検索されそうなので入れておきましょう。
ターゲット
「メンズ」「レディース」「キッズ」「ベビー」など、その商品はどのターゲット向けであるのかも入れる必要があります。
また、「レディース」の場合は「レディース」だけでなく「女性用」「女性」などで検索する人もいるので、「レディース」「女性用」のどちらも入れておくことがおすすめです。
その他特徴
さらに商品名に入れるとしたら、柄のデザインのものであれば入れましょう。
レディースの水着や浴衣の場合などは柄で探している人も多いですし、画像だけでは柄がわかりづらい場合は「ドット柄」「水玉」「花柄」「蝶々」などの特徴を入れてみると、よりわかりやすくなりますし、検索にもヒットします。
さらにこんなワードを盛り込むのもおすすめ
上で説明した以外でも、さらに売り上げにつながる可能性のあるワードが存在します。
例えば、下記はユーザーの惹きになるのでおすすめです。
・新品ではないけど傷や汚れもなくかなり状態がきれいなもの:【美品】と商品名の頭に入れる
「新品」「美品」検索はよくされるので、これらのワードを入れてみることもおすすめです。
重要なワードから順番に並べていく
ここで大事なのは、その商品を伝えるのに重要なキーワードから順番に並べていくことです。
その理由は、ユーザーは商品名を最後までしっかり読まない傾向があるからです。
最初に入ってきた文字だけで判断する人もいるため、一番伝えたい・重要なキーワードは前に持ってきた方が良いです。
この財布の場合、一番伝えるべきキーワードはやはりブランド名でしょう。
GUCCIのような高級で人気の高いブランドの場合は、「GUCCI」という文字を見ただけで興味を惹きます。
また、「キーケース」「レディース」というキーワードも、レディースのキーケースを探していたユーザーからすれば魅力のあるキーワードです。
おまけで入れたようなキーワードや前の方に入れたキーワードの類似ワードは、後ろの方に持ってくるようにしましょう。
商品名は文字数40文字まで記入する
商品名を一言しか入力していない出品者もいますが、それはおすすめできません。
ラクマの商品名は最大で40文字まで記入ができるため、40文字ギリギリまで記載をした方が良いです。
その理由は、商品名の内容は検索に直結しているため、入っている情報やキーワードが多ければ多いほど検索に有利になるからです。
商品名の文字数が少し余ったら「まだ記載できる情報はないか?」と考えて、まだ入れられる関連ワードがあれば記入をしましょう。
売れる商品名の例
上でご紹介した商品名を作成するポイントを取り入れた結果、このGUCCI(グッチ)のキーケースに対して出来上がる商品名の例は下記となります。
GUCCI レディース キーケース 三つ折り 6連 赤 女性用 グッチ レッド
これで39文字です。
これであればこの商品を一目でわかりやすく説明できているし、この商品を探すときにユーザーが入力しそうなキーワードも含んでいるので、検索対策もできています。
ラクマで売れる商品説明文(商品の説明)の書き方やコツ
では、次に売れる商品説明文についてご説明します。
ラクマでは商品説明文(商品の説明)は必須となっています。
ですが「説明はありません」などと書いたり、一言で済ませている出品者が多くいます。
これは検索にヒットしづらくなるだけでなく、見ているユーザーから良い印象を持たれないので絶対にやめましょう。
また、その商品のことを知っているのは出品者だけなので、出品者の言葉でしっかり伝えないとどんな商品なのかが伝わりません。
そのため、商品説明は適当に書くのではなく時間をかけて書くことが大事です。
また、商品説明文を作成する上で重要なポイントは、検索を意識・わかりやすい・読んでいてストレスのない量であることです。
そのポイントについて詳しく解説していきます。
「何というお店の何という商品なのか」をしっかり書く
ラクマを見ていると、商品説明文に「新品未使用です」しか書いていない出品者がよくいますが、これではどんな商品なのかが全くわかりません。
最低でもブランド名(ショップ名)と商品名は必ず記載するようにしましょう。
それがたとえ商品名と被ってしまったとしても、改めて商品説明文にも書いた方が親切です。
例えば「adidas(アディダス)のレディースTシャツです」「NIKE(ナイキ)のレディース用ランニングシューズです」など、何というブランド(ショップ)の何という商品なのかは必ず書くようにしましょう。
ブランド品ならブランド名は必ず記入
上の商品名でもご紹介しましたが、ブランド品やショップ名が有名な場合は必ず商品説明文にも記載をしましょう。
ブランド名で検索をする人はとても多いですし、改めて商品説明文でブランド名の確認ができるとユーザーは安心します。
また、「商品名では文字数の関係でブランドの英語表記しか入らなかった」という場合は商品説明にカタカナ表記を入れるなどして、検索の漏れがないようにすることが大事です。
購入した時期、使用頻度、購入価格
中古品の場合は思い出せる範囲で良いので、いつ頃にいくらくらいで購入し、何回使用したのかを書くと販売価格の信憑性が出ます。
1ヶ月前に定価6000円で買った新品の商品をラクマで5000円で売っていたら納得しますが、何も情報が書いていないで5000円で売っていたら「どのくらい使っていたかがわからないけどこの価格はどうなんろう?」と思ってしまいます。
また、ユーザーから「購入した時の価格を教えてください」と定価や購入価格を聞かれることもよくあります。
この商品状態に対して「この商品価格はどうなんだろう?」と価格との釣り合いを考える人もいるので、購入時期、使用頻度、購入価格は記載しておくことが大事です。
傷や汚れがある場合も必ず記入
中古品の場合、傷や汚れがあればそれもきちんと商品説明文に書きましょう。
この傷や汚れを書かないでそのまま販売すると、クレームや返品の対象となります。
また文章だけでは伝わりづらいので、傷や汚れがきちんと写った画像を載せることも大事です。
ラクマで売れる画像のサイズや撮り方とは?4枚以上登録したい場合の加工方法も紹介!
サイズは必ず採寸して細かく載せる
洋服やインテリア、バッグなどを買い物をする際、誰もが商品のサイズ感が気になります。
洋服はブランドによっては同じMサイズでもサイズ感が異なるので、着丈・肩幅・身丈は記入していないとコメント欄で質問が来ます。
特にインテリアや家具の場合は、商品のサイズがわからなければ部屋に合うサイズかがわからないためユーザーは絶対に買いません。
そのためにも、事前に商品のサイズは細かく採寸して記載するようにしましょう。
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商品名に入りきらなかった検索ワードを説明文にも盛り込む
商品によっては、検索に関わるキーワードの数が多ければ「商品名にこのキーワードも入れたかったのに入らなかった」となってしまうこともあります。
そんな時は商品説明文の最後の行に、検索に関係するワードを並べてしまいましょう。
商品説明文ももちろん検索に関係しているので、ここに入れておくだけでユーザーがそのワードを検索すれば検索対象となります。
全体的に検索を意識した文章を作成する
また、商品の説明文を作成する際、商品名のようにキーワードをただ並べるだけでは何も伝わりません。
ここは「説明文」ですので、文章で伝える必要があります。
また、検索も意識した文章を作ることが大事です。
文章の中に重要なキーワードを盛り込んで検索も意識し、さらに不自然にならないように読みやすい文章を作成することが大事です。
売れる商品説明文の例
では、先ほどのGUCCI(グッチ)のレディースのキーケースをラクマで出品する場合、上でご紹介したポイントを参考にするとこのような商品説明文になります。
GUCCI(グッチ)のレディース キーケースです。
2年前に30000円ほどで購入しましたが、別のキーケースに買い換えたため出品しました。
三つ折りの折りたたみタイプで、コンパクトになるのでバッグに入れてもかさばりません。
また、開くと6連のキーホルダーがついているので、多くの鍵が収納できます。
デザインもとてもかわいく、使いやすく丈夫なので長く使えると思います。
傷や汚れもが多少ありますが、まだまだ使えます。ブランドキーケースを探している女性におすすめです。
サイズ
幅17.5 cm x 高さ9.5 cm
かわいい スマートキー 送料無料
赤文字にしてある部分は、検索を意識したキーワードを盛り込んだ部分となります。
このくらいキーワードを盛り込むと、多くのキーワードで検索されても検索にヒットさせることができます。
また、商品説明文を作成する上で、文章の量も大事になります。
「自分がユーザーだったらこのくらいの量ならストレス無く読めるな」という量がおすすめです。
「面倒臭いから」といって商品説明文を適当に書いたり一言しか書かなければ絶対に売れませんし、逆に長すぎる商品説明は最後まで読む前に離脱されてしまい、購入されづらくなります。
商品説明文で出品者の人柄も出ますので、時間をかけて丁寧に書くことが大事です。
テンプレートを作成しておくこともおすすめ
「ラクマで売れる商品説明文の書き方はだいたいわかったけど、毎回こんな長い文章書いてられない!」と思った方も多いと思います。
そんな時は、ラクマで商品を出品する用にテンプレートを作成しておくことがおすすめです。
テンプレートと言っても、項目を書いて保存しておくだけでどんな情報を書くべきなのかが明確になり、情報の漏れを防ぐことができます。
テンプレートの例もご紹介しますので、ぜひこちらも使ってみてください。
ブランド名:
商品名:
購入時期:
使用回数:
購入価格(定価):
内容:
サイズ:
注意事項:
また、一度自分で作成した商品説明文をスマホのメモ帳などにコピーしておき、次に違う商品を出品する際はそのをコピペして使うこともおすすめです。
ブランド名や商品状態、内容を変更するだけですぐに商品説明文が作成できます。
ラクマのハッシュタグはおすすめしない
また、ラクマでは商品説明にハッシュタグをつけることができます。
このハッシュタグはキーワードの前に「#」をつけることで、関連商品に飛ぶことができる機能です。
商品ページ内のハッシュタグをタップすると、ハッシュタグと同じキーワードを商品説明に入れている商品が一覧で表示されます。
例えば、上の画像の商品に入っている「#コミック」をタップすると、このようなページに飛び、他の関連商品を見ることができるのです。
このハッシュタグは一見SNSのような文章になりかわいいですが、ハッシュタグをユーザーがクリックすることで別の商品ページに誘導されてしまうため、購入に至りづらくなります。
流行りに乗ってラクマでハッシュタグを使って商品説明を書いている人もいますが、「購入されるため・売れるため」を考えるとおすすめできませんので、使わない方が良いでしょう。
ラクマで売れる商品名・商品説明文は、検索を意識してわかりやすいこと
以上が、ラクマで売れるための商品名・商品説明文の書き方やコツでした!
ラクマでは、ほとんどのユーザーがキーワード検索での流入のため、商品名と商品説明に検索キーワードがしっかり入っているかはとても重要になります。
また、ただキーワードを並べるだけでなく、キーワードの選定や並び順、キーワードを上手に盛り込んだわかりやすい商品説明文を作成することが大事です。
最初は難しいかもしれませんが、出品数が増えれば増えるほど慣れてきますし、テンプレートを作成しておくともっと楽になります。
ラクマ出品者さんは商品名・商品説明文は一言で終わらすのではなく、丁寧に書いてユーザーにどんな商品かが伝わるように意識してみてください。