いらなくなったスマートフォンをフリマアプリやオークションで販売している人が本当に増えました。
メルカリやラクマ、ヤフオクでは中古のスマホを個人で販売することは認められていて、しっかり「スマートフォン本体」というカテゴリーもあるほど多くの中古スマホが出品されています。
ですが、中古のスマホは少し厄介で、スマホ販売に必要な情報をきちんと載せないとトラブルに発展することもあるのです。
そのスマホ販売に必要な情報とは一体なんなのでしょうか?
また、購入者側もこの情報をしっかり把握した上で購入しないと、後から面倒なことになることもあるので中古のスマホを購入する前に把握しておいてくださいね。
- 中古のスマホはトラブルにつながりやすい!?確認をしてから出品を
- スマホは必ず人に譲れる状態にしてから出品をしよう
中古のスマホはトラブルにつながりやすい!?確認をしてから出品を
中古のスマホは購入者側からすると、安くきれいなスマホに変えられるなら嬉しいですし、出品者側からすると機種変更などでいらなくなったスマホがお金に換わるならぜひ出品したいですよね。
今ではスマホは誰でも持っているアイテムなので、出品者・購入者共に中古のスマホ売買はとても嬉しいはずです。
ですが、きちんと確認をしないと中古のスマホは「購入したのに使えない!」「画面が割れている!」「実は違反商品だった・・・」というトラブルにもつながりかねないアイテムでもあるのです。
そのためにも出品者はしっかり出品する前にスマホを人に譲れる状態にしておく必要がありますし、載せるべき情報を載せなければいけないのです。
まず契約中・端末代を支払い中のスマホは出品禁止
当たり前ですが、契約中・端末代を支払い中のスマホは出品することが禁止されています。
あくまでフリマアプリ・ヤフオクに出品しても良いのは支払いが全て終わった解約済みのスマホのみです。
それを確認した上で、スマホ本体のことを確認していきましょう。
スマホを売る前にチェックすべき5つのこと
スマホをメルカリやラクマヤフオクで販売する前に、必ず確認すべき5つことがあります。
①本体の状態をしっかりチェック
スマホを使うなら問題なく使える状態でないと、購入者からしたら困りますよね。
出品者はスマホを出品する前に、以下のことをしっかり確認しましょう。
スマホ本体の傷や汚れ、画面の割れ
もし傷や汚れ、画面の割れなどがあるのならしっかり画像に撮って「◎◎の箇所に傷があります」などと説明文に書きましょう。
バッテリーの持ち
長年スマホを使っていると「充電してもバッテリーがすぐになくなってしまう」ということも発生しがちです。
バッテリーの持ちが悪いのならそのこともしっかり書いておきましょう。
ホームボタンや音量調節ボタンが正常に動くか
ホームボタンが使えない、音量調節ボタンが反応しないなどは立派な不良品です。
これらが使えない場合は販売しても売れるかどうかはわかりませんが、それでも販売したいのであればきちんと説明文に書いておきましょう。
スマホ本体を水没をさせたことはあるか
過去にスマホを水没をさせてしまったことがあるかも非常に大事です。
1回でもスマホが水没してしまうことでどこかしらに異常が出てしまっている場合があります。
水没してしまってから使えなくなってしまった機能などがあればしっかり書きましょう。
もし少しでも高値で売りたいのであれば、出品する前に一度、過去に水没させてしまったということを話した上で、スマホ修理店に異常がないかを見てもらうことをおすすめします。
②SIMロックがされていないかを確認
SIMロックがかかっていると特定の携帯キャリアでしか使えない場合があります。
例えば、softbank(ソフトバンク)のiphoneを使っていた出品者がSIMロックのかかったスマホを出品した場合、auのSIMカードを持っている人が購入しても使えないということが起こるのです。
そのため、出品者はSIMフリー端末かSIMロック端末かを事前に確認し、商品説明文に書いておく必要があります。
また、購入者も出品者が説明文にSIMに関して書いていない場合は、事前に自分のSIMで使えるかを確認してから購入するようにしましょう。
③IMEIは商品説明文に必ず載せる
IMEIとは端末製造番号のことです。
メルカリでは中古のスマホを販売する場合、このIMEIを説明文等に載せることを義務付けられているので、必ず載せるようにしましょう。
IMEIは、15桁の数字からなっており世界中のiPhone1台1台に割り当てられた識別IDのことです。
つまり、高級ブランド品のシリアルナンバーのようなものです。
このIMEIからそのスマホが盗難品ではないかなどを確認することもできるのです。
IMEIの確認方法
IMEIは下記の2種類の方法で確認することができます。
・iphoneの「設定>一般>情報」の「IMEI」で確認
・iphone本体の裏面に記載されている
④本体代金は支払い済みかを確認
本体代金の分割払いが完了していない場合、支払いが残っていたなどの理由でネットワーク利用制限がかかり、購入後に通信ができなくなってしまう可能性があります。
このネットワーク利用制限がかかったスマホを販売すると違反となりますので、出品者は必ず本体代金は支払い済みか、またネットワーク利用制限がかかっていないかを確認しましょう。
その確認方法は、IMEI(端末製造番号)がわかれば各キャリアのサイトでネットワーク利用制限の状態を確認することができます。
・au
この各キャリアのサイトで確認した結果、「×」と表示されればネットワーク利用制限がかかっているので出品者は出品を止め、購入者は購入を止めましょう。
また、「△」と表示される場合は、残債(iPhone本体の分割支払いの未払い)がある可能性があるため、購入者は出品者に残債について確認しましょう。
⑤アクティベーションロックがかかっていないかを確認
アクティベーションロックとは、盗まれたiPhoneが勝手に初期化されて再利用されてしまったりなどがないように、パスワードを入力しないと初期化や再アクティベーションができない仕組みのことです。
つまり、このアクティベーションロックが有効になっているままのiPhoneを購入してしまうと購入者は使うことができません。
そのため、出品者は必ずアクティベーションロックを下記の方法で解除しましょう。
アクティベーションロック解除方法
出品する前にiphoneを初期化してから出品する必要があるため、端末の「ログアウトと初期化」をすれば自動的にアクティベーションロックが解除されます。
(1)「設定>iCloud>サインアウト>サインアウト>iPhoneから削除」を行い、iCloudからログアウト
(2)「設定>一般>リセット>すべてのコンテンツと設定を消去>デバイスを消去」
スマホの付属品があればより高値で売れやすくなる!
スマホを購入した際についてきた付属品が残っていればそれも売れるポイントにつながります。 付属品は揃っていれば揃っているほど高値で売れやすくなります。
①充電器
未使用に越したことはないですが、もし中古の充電器でも不要なものがあれば付属品としてセットでの販売がおすすめです。
②イヤホン
iphoneに付属しているイヤホンは新品であれば単体でも売れくらい需要があります。
もし未使用のイヤホンが余っていればぜひ付属させましょう。
③スマホ本体が入っていた箱
イヤホン同様、iphoneの箱だけを購入する人もいるくらいiphoneの箱にも需要があります。
きれいな状態であれば付属品として一緒に出品しましょう。
画面が割れていてもジャンク品として売れる!
iPhoneなどのスマートフォンは、使っているうちに落としてしまい画面が割れてしまうことがあります。
もし売りたいスマホの画面が割れていて場合「もうこれは売れないよな・・・」と思うかもしれませんが、実は画面が割れていてもスマホの需要はとても高く売れる可能性があります。
その理由は、画面だけ修理をして使いたい人や画面以外の部品が欲しい人などがいるからです。
「壊れていてもいいから安く買って修理をして使いたい」という人も実際にいるのです。
そのため、「訳あり品」「ジャンク品」として出品をすれば、それをわかった上で購入をしてくれる人もいます。
実際に私は画面が割れたiPhoneを過去に2台販売したことがあります。
もちろん画面が割れているという理由でジャンク品扱いになるため、値段を下げて出品をしましたが、比較的早く売れてくれました。
もし売りたいスマホの画面が割れていても欲しい人はいるかもしれないので、一度メルカリやラクマ、ヤフオクで出品をしてみましょう。
ジャンク品とはどんな意味?メルカリ等で壊れている商品を販売する際の注意点とは?
スマホは必ず人に譲れる状態にしてから出品をしよう
以上がメルカリやラクマ・ヤフオクで中古のスマートフォンを出品・購入する際の注意点でした!
出品者は必ず上で説明した通りの手順でスマホを人に譲れる状態にしてから出品するようにしましょう。
また、購入者も1つでも確認事項を見落とすと「購入したのに使えない」ということも起こってしまうので、スマホを購入する際は慎重に、確認をしながら購入するようにしてくださいね。
一般的な衣類や雑貨などとは違い、中古のスマホは出品者・購入者共に知識不足だと簡単にトラブルに発生しやすいアイテムなので、どちらも出品・購入の際はきちんと確認した上で取引してくださいね!