新型コロナウイルスの影響拡大で日本ではマスクの品薄が続いていますが、ラクマなどのフリマアプリでマスクが高額転売されている状況です。
そんな中、ついに国会ではマスクの転売を原則禁止にすることが決まりました。
インターネット上での転売が禁止となるため、ラクマでも禁止されることとなります。
そんなマスク転売禁止の内容とは?違反をするとどんな罰則が?現在のラクマのマスク転売の状況などについて、詳しくご紹介します。
ラクマでマスク転売禁止が決定!違反すると罰則も?
新型コロナウイルスでマスクの品薄が問題となり、ついに国がマスクのインターネット転売を禁止することとなりました。
そんなラクマのマスク転売についてや、新型コロナウイルスの影響については下記の記事にまとめていますので、こちらもご確認ください。
国が決めたマスク転売禁止の内容とは?
新型コロナウイルスが日本で流行してからは「店頭のマスクはずっと品切れが続いているのにラクマなどのフリマアプリだけでは高額で売っている」という状況が続いていました。
これは転売目的で買い占めを行ったとされる転売ヤー達が、個人でも簡単に出品・販売ができるラクマなどで高額に出品を繰り返しているのです。
そんなマスクの転売については、テレビでも度々報道されていました。
そんな中、2020年3月5日にこのようなニュースが飛び込んできました。
政府は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクの転売を原則禁止する。
国民生活安定緊急措置法の政令を10日にも閣議決定し、早ければ来週中に施行する。
供給不足のマスクをインターネットなどで高額で転売できないようにすることで、一部の業者や個人による買い占めを防ぐ。
近くとりまとめる第2弾の緊急対応策に盛り込む。
緊急措置法は、1973年の石油危機を機に需給調整などを目的に制定された。
国民生活の安定への影響が大きい物資の他人への譲り渡しを制限できる。
この対象にマスクを初めて指定し、転売を制限できるようにする。
インターネットを通じた転売は原則禁止し、通常の仕入れや販売を行っている小売業者などは対象外にする。
違反した場合の罰則については、5年以下の懲役または300万円以下の罰金の範囲内で設定する。
再利用可能な布製マスクの流通拡大も促す。
国が2000万枚を買い取り、高齢者の介護施設や学童保育などマスクの必要性が高い現場に配布する。
ガーゼのマスクは不織布でできた使い捨てマスクとは違い、正しく洗えば1枚のマスクを2週間程度は繰り返し使えるという。
使い捨てマスクの品薄が深刻な中、長期間使えるマスクで需要を補う。
引用:マスクの転売を原則禁止に 政府、違反には罰則 :日本経済新聞
つまり、まとめるとこのようなことです。
・マスクのインターネット転売を禁止
・メルカリ・ラクマ・ヤフオクなどの個人間取引のサイトでももちろん禁止
・早くても2020年3月16日頃に施行
・違反した場合の罰則は5年以下の懲役または300万円以下の罰金の範囲内で設定
マスク転売をしたらついに罰則も
今までのラクマでは、マスクの高額転売についてはラクマ事務局が商品ページを見つけ次第、商品の削除などを手作業で行なっていましたが、ついに国として罰則を設けることとなりました。
ラクマ利用者はほとんどが個人の利用のため、5年以下の懲役または300万円以下の罰金はかなり痛いですよね。
罰則があると思えば、転売は撲滅するはずです。
転売禁止を前にラクマではマスクの出品が増加するかも?
そのニュースが発表された直後、ラクマでは一気にマスクの出品が増加しています。
これは、転売禁止が施行される前に今持っている在庫を全て売ってしまおうという転売ヤーが多いのでしょう。
大量にマスクの在庫を抱えた業者・転売ヤーが販売ができなくなる前に、ラクマで売り捌き現金化を急いでいると思われます。
これはラクマだけに限らずですが、マスクの転売が禁止されるまでにインターネット上でのマスクの出品はさらに増えると予想されます。
ラクマでマスク自体が出品禁止になる?
このマスク転売の法令が施行されれば、ラクマではマスク自体の出品ができなくなると予想されます。
現在ラクマでは違反商品がないかパトロールも行なっていますが、これは全て人の目で確認しているため時間も手間もかかっている状態です。
これではマスクの転売があっても全てに対応ができないため、今後はラクマの規約の出品禁止商品の中にもマスクが追加され、マスクのカテゴリーも削除、「マスク」という言葉を使った商品ページ内に時点で出品できないようになるかもしれません。
また、法令が施行された後は、ラクマユーザー達もマスク転売に敏感になると予想されるため、転売商品を見つけ次第すぐに事務局へ通報され、それが警察にも通報されることとなるでしょう。
今後は絶対にラクマでマスクの転売はできなくなると思われます。
※追記 2020/3/11 ラクマでは全てのマスクが出品禁止!←NEW
ハンドメイドマスク・布マスク・ガーゼマスクなどもラクマでは出品禁止対象となりました!
2020年3月10日にラクマカスタマーサポートより発表がありました。
詳しくは下記の記事で詳しくご紹介していますので、こちらもご確認ください。
ラクマでハンドメイドマスク・布・ガーゼマスクも出品禁止!いつから?罰則やペナルティは?
国までも動いたマスク転売!今後は様々な商品の転売が禁止となる?
以上が、マスク転売禁止の内容や違反した場合の罰則などについてでした。
現在のところマスクのみの転売禁止ですが、マスク以外にも除菌関連商品、消毒関連商品などが不足しており、医療関係者は悲鳴を上げています。
それを受けて、今後はマスクだけでなくこれらの商品もインターネット上で転売禁止が発表されるかもしれません。
そうなればラクマでも転売禁止となるため、今後は新型コロナウイルスの影響で様々な商品の出品規制がかかる可能性があります。