PayPayフリマ(ペイペイフリマ)では新型コロナウイルスの影響拡大で、マスクが高額転売されているのが問題となっていましたが、ついに転売に関わらず全てのマスク商品が出品禁止になりました。
(使い捨てマスク・ハンドメイドの手作りマスク・ガーゼマスク・布マスク等)
そのPayPayフリマのマスク出品禁止の内容とは?いつから禁止になる?罰則やペナルティは?アベノマスクは出品してもいい?などについて、詳しくご紹介します。
PayPayフリマで当面マスクが出品禁止!その内容や禁止はいつから?
PayPayフリマでは、新型コロナウイルスの影響でマスクの高額転売が多く見られ、それがネットやテレビで問題となっていました。
その後、PayPayフリマでは2020年3月4日に下記のマスクの高額転売を禁止するルールが設けられました。
平素よりPayPayフリマをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
PayPayフリマでは、日本全国でのマスクの品薄状態を受けて、緊急事態に際し個人間取引が及ぼす社会的影響を鑑み、ガイドライン細則の追加等の対策を実施してまいりましたが、経済産業省の要請を受けて、マスクの適切な価格かつ小ロットでの販売推進に関する対策を強化をすることにいたしました。
■出品者のみなさまへ
本日以降、以下に該当すると当社が判断した出品については、削除等の措置を実施いたします。
あわせて、ガイドライン細則の改定も予定しております。
・適切な価格(従来市場での流通価格等)と比較して社会通念上不相当な価格が設定されていると当社が判断するもの
・社会通念上不相当に多量のマスクをセットで出品していると当社が判断するもの
マスクを出品される際には、小ロット単位で、適切な価格設定で出品くださいますようご協力をお願いいたします。
■購入者のみなさまへ
必要な方が必要な量のマスクを確保できるようご配慮のうえ、購入を行ってくださいますようお願い申し上げます。
なお、消毒液その他の出品についてもこれまでどおり、ガイドライン細則に違反する出品を発見した場合には、出品削除等の適切な対応を実施してまいります。
PayPayフリマでは、今後もご利用の皆様が安心して取引できる場の提供に努めてまいります。
つまり、小ロットで転売目的でない適切な価格であれば出品はOKとしていたのです。
ですが、その後PayPayフリマにはマスク出品についてさらなる動きがありました。
その後PayPayフリマがマスク出品の全面禁止を発表
3月4日には上のように発表していたPayPayフリマですが、2020年3月11日にPayPayフリマではこのような発表がされました。
平素よりPayPayフリマをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
PayPayフリマでは、日本全国でのマスクや消毒液の品薄状態を受けて、緊急事態に際し、個人間取引が及ぼす社会的影響を鑑み対策を実施してまいりましたが、昨日3月10日(火)、「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定されたことを受けて、ご利用の皆さまが法令に違反してしまう可能性とそのリスクを鑑み、本日3月11日(水)より当面の間、衛生マスクの出品を全面的に禁止することを決定いたしました。
今回の法改正の内容の概要は以下をご確認ください。
【経済産業省】「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定されました
https://www.meti.go.jp/press/2019/03/20200310002/20200310002.html
※内容についてご不明な点がある場合には、上記経済産業省ウェブページ下部に掲載の連絡先までお問い合わせください。
これにより、3月15日(日)以降、一般消費者がアクセス可能な店舗、インターネットサイトなどを通じて広くマスクを販売する小売業者等から購入した衛生マスクを、その購入価格を上回る価格で販売した場合、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が課されることとなります。
今回の決定により、PayPayフリマガイドライン細則を以下のとおり改定いたしました。
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B.出品禁止物
45.衛生マスク
【禁止対象となる衛生マスクについて】
家庭用マスクをはじめ、医療用マスクや産業用マスク等、一般に市販されている健康・予防、衛生環境の維持等に用いられるマスクが幅広く含まれます。
・家庭用マスク:カゼ、花粉対策などの目的で日常に使われるマスク
・医療用マスク:主に医療現場もしくは医療用に使用される感染防止用マスク
・産業用マスク:主に工場などで作業時の防塵対策として使用されるマスク
※個人が自作したマスクも用途、素材、形状等に応じて対象となります。--
PayPayフリマでは、マスクの出品につきまして、3月4日に適正価格かつ小ロット単位での出品のお願いする旨を告知しておりましたが、今回の決定により、適正価格かつ小ロット単位での出品である場合においても、本日3月11日(水)以降、衛生マスクおよび衛生マスクとその他の商品のセット出品に関しては出品禁止とさせていただきます。
本日3月11日(水)以降当面の間、衛生マスクの出品を確認した場合には、出品削除等の措置を実施いたします。
■禁止対象となる衛生マスクについて
家庭用マスクをはじめ、医療用マスクや産業用マスク等、一般に市販されている健康・予防、衛生環境の維持等に用いられるマスクが幅広く含まれます。・家庭用マスク:カゼ、花粉対策などの目的で日常に使われるマスク
・医療用マスク:主に医療現場もしくは医療用に使用される感染防止用マスク
・産業用マスク:主に工場などで作業時の防塵対策として使用されるマスク
※個人が自作したマスクも用途、素材、形状等に応じて対象となります。
PayPayフリマでは、今後もご利用の皆様が安心して取引できる場の提供に努めてまいります。
引用:PayPayフリマガイドライン細則の改定について(マスク等の出品について)(3) | PayPayフリマ
つまりまとめるとこのようなことになります。
・PayPayフリマでは3月11日(水)より全てのマスク商品の出品を禁止する(量・価格に関わらず全て禁止)
・マスクの出品を確認した場合、商品削除がされる
・違反した場合は1年以下の懲役または100万円以下の罰金刑が科される
数日前までは「PayPayフリマは価格と量を守ればまだマスクを販売できるサイト」と思われていましたが、「国民生活安定緊急措置法施行令の一部を改正する政令」が閣議決定されたことを受けて、PayPayフリマでもマスクの出品が全面禁止となりました。
そして同じグループであるヤフオクでも、同様の発表がされました。
また、もしマスクを出品すれば「商品削除等の措置の実施」と書いてあるため、商品削除以外にも利用制限が設けられるなどのペナルティが科される場合もあります。
ハンドメイド・ガーゼマスクなども出品禁止
多くの人が使い捨てマスクを求めているため、現在どのお店も使い捨てマスクの品切れが続いています。
そのため、PayPayフリマではハンドメイドで自作のマスクを出品する人も多くいました。
ですが、今回の発表でマスク全般が出品禁止となったため、ハンドメイドの手作りマスクも出品禁止となりました。
また、布マスクやガーゼマスクなどの全てのマスクも禁止の対象です。
アベノマスクももちろん出品禁止
今回の新型コロナウイルスの影響を受けて、国が布マスクを1世帯に2枚配布することを決めましたが、この「アベノマスク」ももちろんPayPayフリマに出品することはできません。
このアベノマスク出品についても、2020年4月14日にPayPayフリマ事務局よりこのような発表がされています。
政府が全戸へ配布する布マスクについて
PayPayフリマでは、2020年3月11日(水)より、衛生マスクの出品を全面的に禁止しております。
店頭でのマスク品薄が続く現状を踏まえて、4月12日(日)の週後半以降、感染者数が多い都道府県から順次、全戸に向けて布マスクの配送を開始する予定である旨、厚生労働省よりアナウンスされておりますが、当該布マスクにつきましても、PayPayフリマガイドライン細則B.出品禁止物 45.衛生マスクに該当する商材となりますので、出品はお控えくださいますようお願い申し上げます。
なお、出品を確認した場合には、出品削除等の措置を実施いたします。
引用:政府が全戸へ配布する布マスクについて | PayPayフリマ
アベノマスクも出品をすると商品削除の対象となるので 、絶対にやめましょう。
マスクの抱き合わせ商品も出品禁止
また、マスクの抱き合わせ商品の出品も禁止です。
抱き合わせ商品とは、例えばこのような商品のことです。
・花粉症対策グッズの中にマスクを1枚セットにして販売をする
・「この商品を購入してくれた方にはマスクをプレゼントします」などと商品ページ内に書く
つまり、関係のない商品とマスクをセットにしたり、マスクをおまけにつけるなどの出品行為が抱き合わせ販売に値します。
この販売方法は、結局マスクで釣って関係のない商品を販売しているのと同じことです。
マスクの抱き合わせ商品も削除対象・ペナルティの対象となるため、絶対にやめましょう。
PayPayフリマで「マスク」と検索すると何も出ない
PayPayフリマでは2020年3月11日よりマスク商品全般が出品禁止となりましたが、その翌日(2020年3月12日)にPayPayフリマで「マスク」検索をすると、なんと何も商品がヒットしないようになりました!
素晴らしい対応ですね・・・!
ペイペイフリマではこの規制後はマスクを売らせない・買わせないように徹底し、「マスク」検索では一切商品をヒットさせないようにしています。
これで悪質なマスク出品がなくなり、購入する人もいなくなるので安心です。
PayPayフリマでマスクが買えないならどこで売ってるの?
ペイペイフリマでマスク全般が出品禁止となった今、「じゃあどこでマスクを買えばいいの!?」と思う人も多いでしょう。
近隣のドラッグストアやスーパーにはマスクが並んでいないことが多く、確実にマスクを入手するためにはどうすればいいか悩む人も多いはずです。
ですが、現在楽天市場・ヤフーショッピング・アマゾンなどでは、転売ヤーではなく一般のお店がマスクを仕入れて販売を行っています。
PayPayフリマとは違い、個人でなく店舗(法人)からの購入ができるので安心です。
価格は通常よりもやや高めで一部は予約販売となっていますが、一応買えるようにはなっています。
手持ちのマスクの在庫が切れそうな方は、早めに予約購入をすることをおすすめします。
PayPayフリマ以外にも多くのサイトがマスクを出品禁止に!
以上が、PayPayフリマでマスク全般が出品禁止なった内容についてでした。
数日前まではペイペイフリマでは適切な価格と量であればマスクが出品できていましたが、ほんの数日で「マスク」検索をしても何も商品がヒットしないほどに、徹底的にマスクの出品を禁止しています。
これで多くの人に身近である販売サイト、メルカリ・ラクマ・ヤフオク・PayPayフリマ全てのサイトでマスクの出品が禁止となりました。
マスクは生活用品であり、今までは違反の対象でもなんでもないカテゴリーの商品でしたが、私たち自身も店舗もここ数日でマスクに対する扱いがガラッと変わりました。
今後は転売目的の悪質なマスク販売がなくなることで、必要な人に必要な分だけマスクが供給されることを祈っています。