メルカリで商品を出品する際、商品名と商品説明文(商品の説明)を記入する項目があります。
実はこの商品名と商品説明文が検索に関わる重要な情報となるため、適当に記入してしまうと商品がずっと売れないということも起こり得ます。
そんなメルカリで売れる商品名や商品説明文の書き方やコツを、初心者さんにもわかりやすく解説していきます。
- メルカリの商品名・説明文(商品の説明)の役割とは?
- メルカリで売れる商品名の書き方やコツとは?
- メルカリで売れる商品説明文(商品の説明)の書き方やコツ
- メルカリで売れるためには商品名・商品説明文は丁寧に作成しよう
メルカリの商品名・説明文(商品の説明)の役割とは?
メルカリの出品画面では、このように商品名・商品説明文(商品の説明)記載する欄があります。
商品名は必須項目となっているため必ず記入をしなければいけませんが、商品の説明は任意となっています。
つまり、商品の説明は書いても書かなくてもどちらでも良いのです。
そのため、商品説明文(商品の説明)を無記入で出品をしている出品者も多く見かけますが、これは非常にもったいないです。
なぜなら、この商品名・商品説明文は検索に関わる重要な情報となるからです。
商品名・商品説明文は検索に関わる情報
メルカリでは、商品名と商品説明分(商品の説明)は検索に直結するとても重要な部分となります。
メルカリでは、ユーザーが商品を探す方法で一番使われるのが「キーワード検索」です。
例えば、「NIKEのTシャツが欲しいな」と思えば、検索窓から「NIKE Tシャツ レディース」「NIKE シャツ 半袖」など、欲しい商品の条件や特徴を入力して商品を探す方法です。
メルカリではこのキーワード検索以外でも、カテゴリーからたどって商品を探す・ブランドから探す・新着商品の中から探すなどの方法もありますが、欲しい商品の特徴や条件が決まっている場合には、このキーワード検索が一番手っ取り早くお目当ての商品を探すことができます。
ですが、このキーワード検索は商品名や商品説明文に入っているキーワードや情報を頼りに検索結果を表示しているため、ユーザーが検索をしそうなキーワードが盛り込まれていなければ検索をしてもヒットしません。
そのため、先ほど例に挙げた「NIKEのTシャツ」を探しているユーザーが「NIKE Tシャツ レディース」「NIKE シャツ 半袖」などのキーワードで検索をしても、商品名や商品説明文の中に「NIKE」「Tシャツ」「レディース」「半袖」などのキーワードが入っていなければ、商品は検索にヒットせずそのユーザーに商品を見てもらえなくなってしまうのです。
つまり、出品者は「この商品を探しているユーザーがどんなキーワードで検索をするか?」を考えながら、商品名や商品説明文を作成する必要があります。
ここで適当に商品名・商品の説明を記入してしまえば、検索にヒットしづらくなり「アクセスが集まらない→いいねがつかない→商品が売れない」ということが起こってしまうのです。
メルカリで売れる商品名の書き方やコツとは?
ではメルカリで検索にヒットされやすく、売れるためにはどのように商品名をつければいいのでしょうか?
まず、商品名をつけるコツとしては、一目でどんな商品かがわかり、さらに検索を意識した名前をつけることです。
順番に説明していきたいと思います。
パッと見でどんな商品かがわかる商品名にする
では、例えば出品する商品は「COACHのレディース財布」だとします。
(本当はこの財布のブランドはノーブランドでコーチではありませんが、ここではコーチだとします。)
商品画像がこちらとします。
この財布を出品する際、商品名が下記の場合どちらが売れる商品名だと思いますか?
①「毎日持ち歩きたいかわいいCOACHの黒の長財布★」
②「COACH レディース 長財布 ブラック 女性用 黒 コーチ」
これだけを見たら意見は割れるかもしれませんが、②の方が確実に売れます。
その理由は、②の方がパッと見ただけで「COACHのお財布を売っている」ということがわかるからです。
①の商品名は、「毎日持ち歩きたい」「かわいい」などと商品に関係のないワードが入っていることで、どんな商品であるかが分かりづらくなっています。
商品名に魅力がないとその時点でユーザーは見るのをやめる
また、メルカリユーザーは商品ページに入ると、この順番で情報を把握していきます。
①商品画像
↓
②商品名
↓
③商品説明文
商品画像が探していたものに近ければ次に商品名を確認し、さらに商品名も探していたものに近ければ商品説明文をじっくり読む、という流れです。
その商品名を読む際、①のように商品名の最初に商品の情報とは関係のないキーワードがあると、どんな商品かが分かりづらくなります。
ユーザーはよくわからない、理解できない情報を前にすると商品ページを立ち去る(=離脱する)傾向があるため、商品名には紛らわしい情報や関係のない情報は入れない方が良いのです。
この商品に関して「毎日持ち歩きたい」「かわいい」という情報は必要なく、お財布を探しているユーザーが知りたいのは、どんな財布であるのかの情報です。
そのため、ユーザーが知りたいであろう商品の情報をしっかり入れることで、すぐにどんな商品かを理解してもらえ、商品説明を読んでもらえます。
配送情報や「セール」も入れない方が良い
また、「匿名配送」「らくらくメルカリ便での発送」「セール」などを商品名に入れている出品者も多くいます。
商品名の最初にこれらを入れておくと惹きになると思うかもしれませんが、残念ながらこれはおすすめしません。
まずは商品名でどんな商品であるかを伝えることが大事ですので、ここでは商品の情報のみを入れるようにしましょう。
検索を意識したキーワードを盛り込む
また、商品名はわかりやすい商品名にするだけでなく、検索対策も同時に行わなければいけません。
まず、自分だったらどのようなキーワードを入れてその商品を探すのかをよく考えてみましょう。
例えば、上で例をあげたお財布の場合、女性が長財布を探していれば「レディース 長財布」「レディース 財布」は絶対に検索されるワードでしょう。
これは絶対に商品名に入れるキーワードだとして、あとは下のキーワードが重要かと思われます。
ブランド名
人気ブランドの場合、ブランド名の検索はよくされるので「COACH」は必ず入れなければいけません。
また、英語表記だけでなく「コーチ」というカタカナ表記も同時に入れる必要があります。
その理由は、COACH(コーチ)の商品を検索する際、「COACH」と英語表記で検索をする人もいれば、「コーチ」とカタカナで検索する人もいるからです。
せっかくそのブランドの財布を探している人がいても、「COACH」しか入れていなければカタカナ表記で検索した時にヒットしない、またはその逆が起こります。
これは非常にもったいないので、ブランド名は必ず英語表記・カタカナ表記の2種類を入れるようにしましょう。
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カラー名
欲しいお財布の色が決まっていて商品を探している方もいるかもしれないので、カラー名は入れた方が良いです。
商品の色である「黒」「ブラック」はどちらも検索されそうなので入れましょう。
ターゲット
「メンズ」「レディース」「キッズ」「ベビー」など、その商品はどのターゲット向けであるのかも入れる必要があります。
また、「レディース」の場合、「レディース」だけでなく「女性用」「女性」などで検索する人もいるので、「レディース」「女性用」のどちらも入れておくことがおすすめです。
その他特徴
さらに商品名に入れるとしたら、柄のデザインのものであれば入れましょう。
レディースの水着や浴衣の場合などは柄で探している人も多いですし、画像だけでは柄がわかりづらい場合は「ドット柄」「水玉」「花柄」「蝶々」などの特徴を入れてみると、よりわかりやすくなりますし、検索にもヒットします。
さらにこんなワードを盛り込むのもおすすめ
上で説明した以外でも、さらに売り上げにつながる可能性のあるワードが存在します。
例えば、下記はユーザーの惹きになるのでおすすめです。
・新品ではないけど傷や汚れもなくかなり状態がきれいなもの:【美品】と商品名の頭に入れる
「新品」「美品」検索はよくされるので、これらのワードを入れてみることもおすすめです。
ビッグワード(重要なワード)から順番に並べていく
ここで大事なのは、その商品を伝えるのに重要なキーワードから順番に並べていくことです。
その理由は、ユーザーは商品名を最後までしっかり読まない傾向があるからです。
最初に入ってきた文字だけで判断する人もいるため、一番伝えたい・重要なキーワードは前に持ってきた方が良いです。
この財布の場合、一番伝えるべきキーワードはやはりブランド名でしょう。
COACHのような高級で人気の高いブランドの場合は、「COACH」という文字を見ただけで興味を惹きます。
また、「長財布」「レディース」というキーワードも、レディースの長財布を探していたユーザーからすれば魅力のあるキーワードです。
おまけで入れたようなキーワードや前の方に入れたキーワードの類似ワードは、後ろの方に持ってくるようにしましょう。
商品名は文字数40文字まで記入する
商品名を一言しか入力していない出品者もいますが、それはおすすめできません。
メルカリの商品名は最大で40文字まで記入ができるため、40文字ギリギリまで記載をした方が良いです。
商品名に入っている情報やキーワードは多ければ多いほど、検索に有利になります。
商品名の文字数が少し余ったら「まだ記載できる情報はないか?」と考えて、まだ入れられる関連ワードがあれば記入をしましょう。
売れる商品名の例
上でご紹介した商品名を作成するポイントを取り入れた結果、このお財布に対して出来上がる商品名の例は下記となります。
COACH レディース 長財布 ブラック 女性用 黒 コーチ 財布 ドット柄
これで38文字です。
これであればこの商品を一目でわかりやすく説明できているし、この商品を探すときにユーザーが入力しそうなキーワードも含んでいるので、検索対策もできています。
メルカリで売れる商品説明文(商品の説明)の書き方やコツ
では、次に売れる商品説明文についてご説明します。
メルカリでは商品説明文(商品の説明)は任意となっていますが、必ず書きましょう。
また、適当に書くのではなく時間をかけて書くことが大事です。
その商品のことを知っているのはあなただけなので、あなたの言葉でユーザーに伝えないとどんな商品なのかが伝わりません。
また、商品説明文を作成する上で重要なポイントは、検索を意識・わかりやすい・読んでいてストレスのない量であることです。
そのポイントについて詳しく解説していきます。
いつ、いくらくらいで購入して何回使用したのか
中古品の場合は思い出せる範囲で良いので、いつ頃にいくらくらいで購入し、何回使用したのかを書くと販売価格の信憑性が出ます。
1ヶ月前に定価6000円で買った新品の商品をメルカリで5000円で売っていたら納得しますが、何も情報が書いていないで5000円で売っていたら「どのくらい使っていたかがわからないけどこの価格はどうなんろう?」と思ってしまいます。
ユーザーに安心してもらえるように購入情報、使用状況はしっかり記入しましょう。
傷や汚れがある場合も必ず記入
中古品の場合、傷や汚れがあればそれもきちんと商品説明文に書きましょう。
この傷や汚れを書かないでそのまま販売すると、クレームや返品の対象となります。
また文章だけでは伝わりづらいので、傷や汚れがきちんと写った画像を載せることも大事です。
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ブランド品ならブランド名は必ず記入
上の商品名でもご紹介しましたが、ブランド品やショップ名が有名な場合は必ず商品説明文にも記載をしましょう。
ブランド名で検索をする人はとても多いですし、改めて商品説明文でブランド名の確認ができるとユーザーは安心します。
また、「商品名では文字数の関係でブランドの英語表記しか入らなかった」という場合は商品説明にカタカナ表記を入れるなどして、検索の漏れがないようにすることが大事です。
サイズは必ず採寸して載せる
洋服やインテリア、バッグなどを買い物をする際、誰もが商品のサイズ感が気になります。
洋服はブランドによっては同じMサイズでもサイズ感が異なるので、着丈・肩幅・身丈は記入していないとコメント欄で質問が来ますし、特にインテリア・家具系はサイズがわからなければユーザーは絶対に買いません。
そのためにも、事前に必ず商品のサイズは細かく採寸して記載するようにしましょう。
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商品名に入りきらなかった検索ワードを説明文にも盛り込む
商品によっては検索に関わるキーワードの数が多ければ「商品名にもっと検索ワード入れたかったのに!」となることもあります。
そんな時は、商品説明文の最後の行に検索に関係するワードを並べてしまいましょう。
商品説明文ももちろん検索に関係しているので、ここに入れておくだけでユーザーがそのワードを検索すれば検索対象となります。
全体的に検索を意識した文章を作成する
また、商品の説明文を作成する際、商品名のようにキーワードをただ並べるだけでは何も伝わりません。
ここは「説明文」ですので、文章で伝える必要があります。
また、検索も意識した文章を作ることが大事です。
文章の中に重要なキーワードを盛り込んで検索も意識し、さらに不自然にならないように読みやすい文章を作成することが大事です。
売れる商品説明文の例
では、先ほどの黒のレディース長財布を出品する場合、上でご紹介したポイントを元にするとこのようになります。
COACH(コーチ)のレディース 長財布です。
1年前に30000円ほどで購入しましたが、別のお財布に買い換えたため不要となりました。
表は、黒の生地にドット柄が浮き出ているデザインです。
また、ジッパーはきれいなゴールド色でサビもなく、スムーズに開閉ができます。
開くとお札入れが2つ、小銭入れが1つ、カード入れが10枚と収納性が高く便利です。
ジッパーを開くと中身全体を一目で見渡すことができるので、どこに何が入っているかがすぐにわかり、とても使いやすいです。
デザインもとてもかわいく、使いやすく丈夫なので長く使えると思います!
傷や汚れもなく状態はきれいなため、ブランド財布を探している女性におすすめです。
サイズ
横19×高さ10×厚み2cm
小銭入れ コインケース 美品
赤文字にしてある部分は、検索を意識したキーワードを盛り込んだ部分となります。
家電など商品スペックが長くいろいろと説明があるものなら別ですが、説明文があまり長すぎるとかえって最後まで読む気になりません。
「自分がユーザーだったらこのくらいの量ならストレス無く読めるな」という量がおすすめです。
「面倒臭いから」といって商品説明文を適当に・一言ですませるようであれば、それは絶対に売れません。
商品説明文で出品者の人柄も出ますので、時間をかけて丁寧に書くのが大事です。
メルカリで売れるためには商品名・商品説明文は丁寧に作成しよう
以上が、メルカリで売れるための商品名・商品説明文の書き方やコツでした!
実は商品名、商品説明文だけでもこんなにやるべきポイントがあるのです。
商品説明文はクレームを防ぐために細かい情報を載せることはもちろん、1つでも多くの検索ワードに引っかかるために細かく書くことが大事になります。
これを意識してやるのとやらないのではアクセス数が大きく変わるので、最初は大変ですがぜひやってみてください。
もし「これ全商品にはやれない!大変!」と思う方は、今売りたい商品だけでも時間をかけて書いてみるのでも良いでしょう。
検索キーワードは盛り込めば盛り込むほど検索に有利になるので、ぜひメルカリ出品者さんは丁寧に商品名・商品説明文を作成するように意識してみてください。